2週間で-5kg!心と身体を癒すスリランカのアーユルヴェーダでリトリート
スリランカにアーユルヴェーダを目的にきた旅行者の方にその体験記を書いていただきました。
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欧米からブームに火がついた「リトリート」。
それは日々の忙しい生活から離れて過ごす事で、ゆったりとリラックスし自分と向き合う旅のこと。筆者は海沿いの小さな街Maggona にあるVILLA VELMALIE AYURVEDA RESORTにて、年末年始の休暇を利用し、アーユルヴェーダにどっぷりはまった二週間を過ごしました。
結果は大正解!2週間で-5kgを達成しただけでなく、体調面や精神面にも効果を実感!今回はそんな経験から、心身ともにデトックスできるリトリートに最適な滞在先を選ぶポイントをお伝えします。
目次
リトリートの目的地としてスリランカを選んだ理由
最大の目的はやはりアーユルヴェーダでした。
5年ほど前から甲状腺の疾患にかかっており、その時に治療で使用していた漢方薬で症状がとても改善したことから東洋医学や予防医学に興味を持つようになりアーユルヴェーダにたどり着きました。
中でも、アーユルヴェーダは「ライフルスタイル」であると表現されるように、ただハーブによって不調を治すのではなく、食事や生活スタイル、ヨガを始めとした瞑想も取り入れ心と身体を健康に保つという考え方に非常に興味を持ちました。
アーユルヴェーダといえば、発祥の地はインドでケララ州にも施設があるのですが、女性の1人旅だったので、衛生面や治安の面でスリランカの方が評判が良かったことやスリランカの伝統医療と結びつき、独自の発展を遂げたスリランカ式のアーユルヴェーダの方が近年は人気があること。また、スリランカには綺麗なビーチやシーギリヤロックなど見どころが多く旅行先として魅力的に感じました。
滞在先を選ぶ時に重視したこと
ヨガやマッサージの頻度
アーユルヴェーダリゾートでは、一般的にヨガが毎日。マッサージも朝晩2回毎日受けられます。
ですが予約の際に注意書きを見ていると、ヨガのクラスが週に2、3回しかない施設やマッサージが1日1回だけの施設。ヨガやマッサージには別途料金がかかってしまうところなどもあったのでサイトで必ずチェックしておいたほうが良いです。
設備と立地
リトリートでは自由時間がかなりあるので、暇を持て余さないようにリラックスするためには何が必要か考えた結果、海や泳ぐことが好きなので、「歩いて海に行ける距離」と「プール」は欲しいなと思って条件に追加しました。
アーユルヴェーダに真剣に取り組んでるか
口コミをみると施設によっては、アーユルヴェーダとは名ばかりで
食事にチョコビスケットがでてきたりするところや、女性に対して男性のセラピストが担当したりする施設もあるようでした。ドクターの問診の回数や、セラピストの性別、きちんと朝晩薬を出してくれる施設かどうか確認しましょう。
1人旅の受け入れを積極的にしているか
アーユルヴェーダはカップルや女友達同士で来る方が大半なため、施設よっては一人部屋だと料金が倍近くになるところもありました。そのため1人部屋でも価格がリーズナブルな施設を探しました。
また、私が訪れたのはクリスマスから年末年始にかけてのシーズンだったこともあり、一人で参加しても孤独感を味合わないように、他の参加者とも仲良くなれそうなアットホームなところを選びました。
上記を考慮しつつ、予約時の対応も口コミも良かったことから
VILLA VELMALIE AYURVEDA RESORTを選びました。
予約の際に使用したサイト
BookYogaRetreatshは世界中のリトリートプログラムが探せるサイトで、とても見やすいです。また、施設に予約のリクエストを出すとサイト内でチャットのようにメッセージのやりとりができて細かい質問も満足いくまで確認できたので安心して選ぶことができました。
ただ口コミがあまり多く投稿されていないのと、プログラムによっては滞在日数が固定されてしまっているため、口コミについてはTrip Adviserで確認、滞在日数を変更したい時は、booking.comから予約など使い分けた方が良いかもしれません。
アーユルヴェーダリゾートでの1日の過ごし方
8:00 ヨガ(60分)
9:00 朝食とお薬
9:30-12:00 朝のマッサージ(40分程度)
13:00 昼食
14:00-16:00 夕方のマッサージ(40分程度)
19:30 夕食とお薬
20:00 ドクターの問診(3日に1回15分程度)
決められた時間以外はプールで泳いだり、お庭で日光浴をしながら本を読んだり、サンセットを見に行ったり。wifiもつながるので、本当はデジタルデトックスしないといけないところですが仕事もしていました。不思議と環境が変わり、時間が決められていると普段より効率的に仕事が進んだのが印象的でした。
周辺の観光にも何回か出かけました。観光に出たりする時は時間を調整してくれます。
日本の寒さから逃れ、良い天気の中ゆったりと過ごす毎日。お部屋の掃除も洗濯も、配膳も料理もすべて任せきりでこのままずっと滞在していると我儘になってしまいそうで困ります。笑
全部で6室しかないアットホームな施設だったので
施設の人とも、他の滞在者の方ともたくさん話すことができ楽しく過ごせました。
特にスリランカ人スタッフの屈託のない笑顔とホスピタリティに毎日癒されました。
滞在の際の必需品
紙パンツ
日本でオイルマッサージを受ける場合、必ずといっていいほどついてくるスパ用の紙パンツ。
スリランカではほとんどの施設でなぜか紙パンツがないんです!しかも、売っているところがあまりありません。お気に入りの下着をオイルでベタベタにしないために必ず日数分の紙パンツを持参しましょう。
(100均や通販などで簡単に手に入ります。)
虫除けと虫刺されの薬
自然の中なので仕方ないですが、どこにでも蚊とハエがいます。
蚊取り線香のようなものを焚いてくれているのですが虫除け対策は必須です。
一説によると日本の虫除けスプレーは有効成分の配合量が多いそう。
実際よく効いたと感じたので日本からの持参をお勧めします。
6.帰国後の変化
2週間を終えて、体重はなんと-5kg!!
施設で出される食事はすべて野菜を中心とした健康にいい食事。
また、スケジュールが決まっていたので規則ただしい生活を送ることができました。
また滞在中の2回のデトックスデー(半日の断食)の際には1日で1kg落ちたので感動しました。
日本では普段、深夜まで仕事。
なかなか寝付けず、朝気持ち良く目覚めることも最近なくなっていました。
食事はコンビニで買って、デスクで仕事を片付けながら過ごす。
そんな現代病におかされた私の心と身体がリセットされた気がします。
帰国後も、リフレッシュされたことで心がすっきりし
野菜を身体が欲するようになったことで健康的な生活を心がけるようになりました。
もちろん毎日、施設に滞在している時のような生活を続けるのは現実的ではないですが
このリトリートの期間をきっかけに自分の意識が変わったのを感じました。
健康的な生活を続けていくためにも、定期的にリトリートに伺いたいなと思います。
アーユルヴェーダリゾートのインフォメーション
【名称】Villa Velmarie
【住所】No. 39 Kuddawa Road, Maggona
【電話】+94 772 383 690
【メール】info@villavelmarie.com
【ウェブ】https://www.villavelmarie.com
Villa Velmarieはブッキングドットコムから予約が可能です。
Booking.comのVilla Velmarieのページはこちら。
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