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日本人大学生が日本語を学ぶスリランカの学校に突撃&ホームステイ!@チラウ

2024年6月28日

こんにちは!2~3月でインターンをしていたあやねです。

今回はルパヴァヒニ国営放送でお世話になったサンダミーニ先生が務める高校にお邪魔し、先生のご自宅にもホームステイに行かせて頂いたときのルポです。

ルパヴァヒニ国営放送の収録の様子はこちら ↓

日本の大学生がスリランカ国営放送に登場!

明るくて楽しいサンダミーニ先生とそのご家族、そしてかわいいスリランカの生徒さんたちとの楽しい時間が伝わればいいなと思います。

はじめてのチラウ

コロンボから列車で北に3時間ほどのところにあるチラウ。私は前日にコロンボから北東に2時間半ほどのところにあるクルネーガラに行っていたので、そこからチラウに向かい、一緒に行くことになっていた同じくインターン生のまさとはコロンボから北上し現地で待ち合わせをすることに。私はバスを使えば良かったものの何を血迷っていたのか分かりませんが、ラガマで列車を乗り換えるという謎の行き方を選択してしまい、バスで行く4倍もの時間をかけて行ってしまいました(笑)

途中、間違えた駅で降りてしまい、それに気づいて発車しかけた列車に乗ったせいで、列車から落ちそうになり危うく死にかけました。死にそうになりながら、先に到着していたまさとに励まされながら、やっとの思いで駅に着き、目つきの悪い野犬とにらみ合いながら駅を出て、ホストファミリーの迎えが来たときは安心感で泣きそうでした。

ホストファミリーのご自宅に着くと、立派な豪邸で驚きました。しかしなんとなく同時に違和感も覚えました。その違和感の正体を突き止めるべく、よくよく目を凝らしてみると、なんと家が建設途中だったんです!スリランカでは、1階部分あるいは2階部分が完成すると、全体が完成しなくても住み始めてしまうことが多いです。日本では考えられませんが、建物というよりむしろ構造体のようなところに住めるのは、スリランカに冬がなく、密閉された空間がなくても暮らせる気候故だと言えます。

話が少し逸れてしまいましたが、家の中に入ると、沢山のご飯を用意してくれていました。日本人である私たちのために辛さを抑えたものを用意してくれて食べやすかったです。

その日は旅の疲れを癒し、翌日の生徒さんたちとの交流に備えてゆっくり休みました。

スリランカの生徒さんこんにちは!

翌日、サンダミーニ先生の勤める学校に向かうと、学校の門に大きく「ようこそ」と書いてあるプレートが掲げられ、沢山の生徒さんたちが出迎えてくれました。熱い歓迎ムードに心が温まりました!

学校まで送ってくれた車を降りると、校長先生など多くの教員の方々が迎え入れてくれ、朝食を用意してくれてある会場まで案内してくださいました。スリランカでは学校等正式な場所でノースリーブを着てはいけないのですが、それを知らずにラフな格好で行ってしまった私は、途中でサンダミーニ先生にそこらへんにあったテーブルクロスを羽織らされて奇妙な応急処置をされました(笑)最終的に余っていた制服のブレザーをお借りすることが出来たのでなんとか正装のようなかたちになりました。

朝食を用意してくださった会場に着くと、カラフルなカップケーキや伝統的な揚げ菓子、米とココナッツを混ぜて蒸したピットゥ、オイルケーキなどがずらりと並んでいました。オイルケーキは初めて食べましたが、私にとってはあまりにも油っぽくて驚きましたが有難そうな見た目と味だったので頑張って食べました。そうは言いつつも、他の伝統料理は美味しく頂きました。

朝食後、サンダミーニ先生に案内され生徒さんが沢山集まるホールに通されました。生徒のみんなは初めて見る日本人に興味津々。近くに寄って来てくれる好奇心旺盛な生徒さんも、恥ずかしそうに遠くから話しかけたそうに見つめてくれる生徒さんもみんなとてもかわいらしく、見ているこちらも笑顔になれました。

案内された席に座ると、まずランタンの点灯式をしました。この儀式はスリランカで式典等に参加すると必ず行われます。日本でいうところの学校の運動会等で行われる国歌斉唱と国旗を掲げるのと同じような意味合いだと思われます。

スリランカの生徒さんたちとの交流は、日本語での簡単な会話の練習から始まりました。挨拶や自己紹介、簡単な疑問文などのやり取りをしました。

その後私たちから日本の基本情報や文化についてプレゼンテーションを行いました。私からは「和室」について説明しました。簡単な日本語と英語を交えながら説明するのは案外難しく、日本独自の畳や襖などの部屋のパーツを分かりやすい英語に当てはめるのに悩みました。やはり言語は、その文化に根差したものだということを再認識しました。拙い英語と日本語の説明になってしまいましたが、「和室」を知らないスリランカの生徒さんは大盛り上がりで最後は指笛までしてくれて、何がそんなに刺さったのか分かりませんが、熟考して完成させたプレゼンテーションが受けて、とにかく嬉しかったです!

スリランカの生徒さんが伝統舞踊を披露してくれました。何度見ても煌びやかな衣装と美しいダンスには見とれてしまいます。その後は、日本語を学ぶ生徒さんによる日本の歌のプレゼントでした。日本人!?と思ってしまうほど上手で驚きました。

無事歓迎の式典も終了し、昼食を取ることにしました。生徒の親御さんたちが作ってくださった豪華な料理を有難く頂きました。魚もチキンも肉厚で食べ応えがあって本当に美味しかったです。料理と一緒に用意してくださった南国のフルーツの中でマンゴスチンを初めて食べ、あまりの美味しさに私たち2人ははまってしまい、その後コロンボに帰ってから、近所のスーパーで爆買いすることになります(笑)

昼食を食べていると沢山の生徒さんが集まってきて、「サイン書いて!」「名前教えて!」とまるでスーパースターにでもなったかのように次々言われて大忙しでした。先生が「今ご飯食べてるから後でね!」と必死におさえるくらい人気者になっていて面白い光景でした。まさとはI feel like an emperor なんて言って笑っていました。

かわいらしい生徒さんとの別れを惜しみながら学校を後にしました。

チラウの美しいビーチ

ホストファミリーのご自宅に戻って少し休憩した後、みんなでビーチに出かけました。

ちょうど夕日が見れる時間で、真っ赤に染まった空が地平線に沿って広がっていて言葉に表すにはもったいないくらい美しかったです。

ホストファミリーには8歳と5歳と3歳の息子さんがいて、みんないたずらっ子でかわいい悪ガキという感じで賑やかなご家庭でした。

ビーチに行った後は、チラウで最も有名なヒンドゥー教の寺院を案内してくださいました。

この寺院について詳しく書いた記事はこちら ↓

建築学生が行く!チラウの宗教建築

お腹がすいてきたので、途中でスーパーなどに寄り道しながら帰ることにしました。

ホストファミリーとの楽しい時間

家に帰ってサンダミーニ先生と旦那さんは子供を寝かしつけ、夕食の時間にすることにしました。

未完成の鉄筋コンクリート造のみの、ものすごく開放的な2回に上がり、机と椅子を並べて晩酌をしました。日本語と英語を交えながら沢山お話をしました。だんだんと盛り上がってきたところで、J-popとシンハラミュージックのカラオケをしました。大自然の中夜空の下で、2つの異なる国の歌で楽しい時間を過ごせたのは、とても幸せでした。

とても仲が良く、ユーモアたっぷりな素敵なご夫婦だったので、出会いが気になり聞いてみることに。「どこで出会ったんですか?」と聞くと、サンダミーニ先生と旦那さんが「あなたが答えてよ」「嫌だよ、そっちが答えてよ」と恥ずかしがっている様子がとても可愛らしく、ご結婚されて10年近いご夫婦でしたが、まるで新婚夫婦のようにお互いのことを本当に大切にされているのだなと感じました。

日本ではよく、子どもができると関係性も変化してしまうなど夫婦関係の難しさについて言われることもありますが、いつまでも可愛らしく、子どもができでも「お母さん、お父さん」ではなく1人の人間として相手を思っている気持ちが素敵だなと感じ、印象的でした。温かい家族愛という優しいものに触れることのできた忘れられない時間でした。

おわりに

日本人というだけでこんなにもちやほやされる日はない!というくらい印象深い一日になりました。スパイスアップハウスに泊まりに来た旅人の方がおっしゃっていた、「日本人がこれほどまでに良いイメージを持たれるのは、先人のおかげだね」という言葉を改めて身に染みて感じました。少し壮大ですが私たち世代も「日本人」というものを構成する一員であることに誇りを感じ、また次の世代に恥じない行動を世界に対して行う必要があると強く感じました。

また前述したように「家族愛」を強く感じた旅でもありました。私の中にある家族観や恋愛観において、新たな視点を得ることが出来、今までなかった切り口で考えられるようになりました。このホームステイでの思わぬ収穫に自分でも驚いています。

沢山の生徒さんや素敵なご家族から、人の温かさを非常に感じられた貴重な経験となりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

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