スリランカの女性100人にインタビュー!「メイクで1番力を入れるのはどこ?」
昨今ではTikTokやYouTube等のプラットフォームの普及により、海外のメイクアップの流行を気軽に知ることができるようになった。自分では普段使わないような色や道具を使ったメイク動画を見ていると、世界には本当に多様な美の価値観が存在することを思い知らされる。例えば日本や韓国で重要視される「一重か二重か」は、他の国々では全く重要とされていない。このように、国や文化によって重要視されるパーツが異なることも多々ある。
そこで今回はスリランカ人が持つ美の価値観について探るべく、コロンボ大学とOne Galle Face Mallにいた女性100人を対象に、自身のメイクについてインタビューを行った。
コロンボ最大のショッピングモール「One Galle Face Mall」
Q.What do you usually focus on when you get make-up?
(あなたはメイクをするとき、いつもどこに力を入れていますか?)
気になる回答がこちら↓
1位 Skin(肌) 38人
2位 Lip(唇), Eye(目) 各30人
その他 Eyebrow(眉), Eyelashes(まつげ)
まず、「肌」に最も力を入れていると回答する人が最多(38人)であった。
普段の日はナチュラルメイクが基本のようで、土台となる肌を綺麗に保つことを意識している人が多いようだ。スリランカのコスメショップでは、ココナッツやアロエなど自然由来の成分が配合されたスキンケア用品が数えきれないほどたくさんある。これらの製品を日々使用していることが、スリランカ人女性の美肌の秘訣なのかもしれない。
2位に選ばれたのは「唇」と「目」。(30人)
「唇」でいうと、スリランカでは日本よりも鮮やかな色のリップを塗っている人が多い印象を受ける。また、日本ではあまり馴染みのないリップライナーがスリランカではメジャーな商品のよう。ショップでは、リップライナーが普通のリップと同じくらいの売り場面積を占めていた。
「目」で注目すべきは、ほとんどの人がアイメイクのなかでも“アイライン”に力を入れているという点。確かに、スリランカ映画に出演している女優も皆しっかりとアイラインを引いていることが多い。もともとパッチリした目をさらに魅力的に見せる手段として、アイライナーは欠かせないコスメのようだ。
その他の項目については、「眉」「まつげ」と回答した人がそれぞれ1人ずつという結果に。スリランカ人はまつげが生まれつき長く濃いため、わざわざまつげに力を入れることが少ないのかもしれない。また、肌のトーンが暗めで発色しにくいため、アイシャドウやチークにはあまり関心がないという点も発見であった。
スリランカの女優「Yureni Noshika」
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メイクの参考にしている人は?
普段メイクで力を入れているポイントに加えて、メイクの参考にしている人についても聞いてみた。
アメリカの若きビリオネア「Kylie Jenner」や、スリランカ人女優の「Shanudrie Priyasad」「Yureni Noshika」らの名前が挙がるなか、my sister, my best friendという回答も多かった。家族や友達をメイクの参考にするというのは、自分が属するコミュニティへの愛情が深いこの国らしい。現在、世界的に人気なK-POPアイドルをメイクの参考にしないのかと聞いたところ、「KPOPアイドルたちと私たちは肌のトーンが違うから、あまり参考にはしない。」とのことだった。
お気に入りのコスメブランドは?
最後にお気に入りのコスメブランドを聞いたところ、国内ブランドの「Viana」「SPA CEYLON」「Janet」などが人気なようだ。
Viana公式サイト:https://viana.lk/
SPA CEYLON公式サイト:https://lk.spaceylon.com/
Janet公式サイト:https://janet.lk/
もちろん、カラーバリエーション豊富なリップスティックを展開する「M・A・C」や「L’ORÉAL PARIS」等の欧米ブランドは、スリランカでも大きな支持を集めている。
スリランカ発のブランドである「Viana」「SPA CEYLON」「Janet」については、今後も記事のなかで商品紹介や使用レビューをしていく予定だ。スリランカの化粧品は果たして日本女子の心を射止めるのか、乞うご期待!
早稲田大学3年生。社会不適合気味のINFP。これまで訪れた国は、アメリカ・韓国・ベトナム・ミャンマーの4か国。9月末~10月末までスリランカでインターンシップを行う。記事ではスリランカのコスメとエンタメを取り上げる予定
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