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異国の地で得た気づき~人生初海外インターン、スリランカ~

2024年9月19日

こんにちは!インターン生の結菜です。早いものでもう九月。三週間のインターンシップから帰国して一ヶ月以上経ってしまいました。今回は私がSpice Upでインターンシップを経験してみた感想を書きたいと思います。海外インターンシップや、スリランカに興味がある方の参考になれば嬉しいです。

スリランカでインターンシップに参加したきっかけ

海外インターンシップへの興味

夏休み期間でインターンに参加したいと思い、インターネットでサマーインターンシップと検索したことが始まりでした。私は台湾の大学に通っているので、夏休みは日本で過ごす予定でした。そのため日本の企業でサマーインターンに参加しようと考えていたのですが、一日や三日で終わってしまうものが多く、内容もピンとくるものが中々見つかりませんでした。そんなときふと他の国でのインターンはないのかと興味本位で海外インターンシップについて調べ始めました。台湾や中国などの中国語でのインターンを探しましたが自分の興味のある分野でのインターンが見つからなかったこともあり、英語を使ったインターンに絞って探すことにしました。そこで偶然Spice Upの記事を読んで、英語を使えて住む場所もあって、好きなことを記事にできる、そして報酬もいただけるのが良いなと思い、すぐにインターンに応募しました。台湾で生活を始めてから英語を使う機会がほとんどなかったのでこのチャンスを機にまた英語を頑張りたいと思ったのもひとつの決め手でした。

スリランカという国への興味

他にもたくさんの国のインターンシップを見つけましたが、Spice Upのホームページを見て「ここだ!」とピンときたのは「スリランカ」だったからです。私はマザーハウスという鞄やジュエリーを扱ったブランドが好きで、台湾の店舗でアルバイトをしています。そのマザーハウスのアクセサリーの一部がスリランカでつくられていたので、以前から一度は行ってみたいと思っていました。私はいつも直感で大きな選択をするタイプなので、このタイミングでスリランカでのインターンを見つけられたのもご縁だと思い、挑戦してみることにしました。

後日面接で神谷さんとお話した際にマザーハウスが好きで…ということを言うと、ジュエリー工房の方とお知り合いで、もしかしたら見学もできるかも、ということだったので行ってみたい!やってみたい!という気持ちが最大の状態で渡航しました。実際にコロンボのジュエリー工房にお邪魔させていただき、その後記事まで完成できたので、本当にご縁があったなと思います。

インターンシップ内容

ここで私がインターン中にしたお仕事について書きたいと思います。インターンの内容は主にライターとして記事を書くことと、TikTokで動画をアップロードすることでした。

記事

記事の内容は基本的に何でもよいということだったので、私は自分の興味のあるジュエリー工房のことやスパイシーフードについて書きました。どんなことを書こうか迷ってしまっても、神谷さんに相談すると「この知り合いにインタビューしてみるのもありだし、ここに行ってみるのも良いと思うよ。」などと本当に役立つ情報やアドバイスをいただけるので凄くありがたかったです。記事を書くためにスリランカ人にインタビューすることが多かったので、そこで英語を使ってコミュニケーションを取りながら聞きたいことを聞き出す能力、そして諦めないで粘り強く聞き続ける忍耐心を得られたと思います。

TikTok

もともとTikTokアカウントがなかったので、アカウントを開設することから始めました。神谷さんにこういう動画をあげてみたいです。と相談するといつも「いいと思うよ、やってみて!」という感じで何でもやらせていただけたので、とても挑戦しやすかったです。自分も楽しくできたので、やってみてよかったなと思います。フォロワーが0の状態でスタートしたので、見てもらえるか不安でしたが、いいねやフォローがくるとうれしい気持ちでいっぱいでした。動画を作るのは初めてでしたが、やってみると楽しくて、だんだんハマっていきました。私はスーパーマーケットやカフェの様子を動画にして紹介したり、旅行での体験を紹介したりして、合計14本の動画をアップしました。

Spice Upでの生活

三週間という短い期間でしたが、タイミングが良かったのかたくさんのイベントに参加できたので、ここではその紹介をしたいと思います。

イベント参加

スリランカに深夜便で到着したその日の午後、コロンボの日本料理屋さんSushi Kaiでプロモーションのための映像を撮影したいという声がかかったので、お手伝いに行ってきました。メイクさんもついていて、かなり本格的な撮影で面白い経験になりました。写真だけでなく、Sushi Kaiのフードメニューを食べている姿や、お店で注文を待つ姿などを動画で撮影しました。かなり時間がかかりましたがスリランカ生活初日からレアな経験ができて楽しかったです。撮った映像は後日少しずつインスタグラムにアップされていました。

レストランでの撮影の他にも、日本との中継で紅茶を紹介するイベントに参加したり、落語を聞きに行ったり、日本人会主催のバザーで絵本を売ったりしました!人生で初めて生の落語をスリランカで聞けるなんて思ってもいなかったので、なんだか不思議な感覚でした。

バザーでは、絵本や漫画、雑誌などをスリランカ人のお客様におすすめしながら売ったのですが、日本語を勉強している方、とても流暢に日本語を話す方が何人もいて驚きました。また、日本語が通じなくても、英語で「この絵本は日本で人気だよ、私も小さい頃読んだよ」「この漫画はドラマにもなってて面白いからおすすめだよ!」などとお伝えすると、じゃあ読んでみるね!と言って買って帰られるスリランカの方が多くて嬉しかったです。スリランカ人はとても素直でまっすぐな方が多いなと感じました。

旅行

コロンボからスリランカの南海岸へ二泊三日で旅行にも行きました!旅行に行く数日前に体調を崩して病院で薬まで貰ったので行けるか心配でしたが、当日は復活して旅行を思う存分楽しむことができて良かったです。ミリッサとティッサマハーラーマそしてヤーラ国立公園に行き、自然と動物に囲まれて過ごした三日間、心が癒されました。ティッサマハーラーマは人が本当に優しくて、みんなマイペースに生きているなという印象で、個人的にお気に入りです。

水浴びするティッサマハーラーマの方々↓

本当はキャンディやヌワラエリヤにも行きたかったのですが、移動に時間がかかり日数が足りなくなりそうだったので今回は断念することにしました。次回は紅茶列車に乗ってシーギリヤを見に行きたいです!

気づき

インターンを経験して興味を持ったこと

私は以前から宗教に興味を持っていたのですが、今回スリランカを訪れて、バスやトゥクトゥクに頻繁に仏像やヒンドゥー教の神様が飾られていたり、コロンボの観光名所のお寺を巡ったこともあり、より一層仏教、ヒンドゥー教について知りたいと思いました。今までは学校でキリスト教について学ぶ機会の方が断然多かったので、スリランカのお寺でのルールやヒンドゥー教の神様について知れてとても面白かったです。世界中でたくさんの人が信仰している宗教について知ることで、相手が大事にしているものを尊重できると思うので、世界中の人と仲良くなるためにも、しっかり勉強したいと思いました!

スリランカの人々

スリランカの何よりの魅力はスリランカで過ごす人々だと思います。目が合うとニコニコ笑顔で返してくれるスリランカの方々がすでに恋しいです。笑顔が本当に素敵で、それだけでまたスリランカに来たいと思えました。家族や友人と過ごす時間を大切にしているスリランカ人。みんなで一緒に食卓を囲んだり、ビーチでゆっくり過ごしたり、川で水浴びをしたり…。自分にとって大切な人と過ごす。それってつまりは自分のことも大事にしているということだと私は思います。自分と向き合い、大切にすることで、心に余裕ができるから、笑顔で、他の人に優しくできて、その優しさが連鎖になっていくのかなと思いました。私自身、台湾では大学とバイトで忙しく過ごしがちでした。しかしスリランカを訪れてから、紅茶を入れてゆっくり過ごす時間を取ったり、しっかり休むことも大切なんだと思い出し、なるべく自分が心から休める時間や、家族や友達と過ごす時間を以前より更に大切にするようになりました。

スリランカに住んでいる日本の人々

スリランカ人だけでなく、スリランカに住んでいる日本人の方との出会いの中でも、たくさんの学びがありました。Spice Up代表の神谷さん、工房にお邪魔させていただきお話を伺った大槻さん。お二人ともインターン生が質問したり、相談したりすると、いつも熱心に受け答えしてくださいました。神谷さんの知識量はどんな分野にも関わらず豊富で、ひとつ質問すると倍以上の答えが返ってきて大変驚くと同時にとても勉強になりました。情報はほとんど本から得ているとお聞きして、私も普段からいろんな分野の本を読んで知識を増やしたいと思いました。大槻さんは2回工房にお邪魔した際にお話を聞かせていただいたのですが、2回とも人生の先輩だからこそお話しできることを熱心に伝えてくださり、私自身、考え方が覆されました。

他の人に対して、いつもあんなにも一生懸命に知識、経験、アドバイスを伝えようとする姿は純粋にかっこよくて素敵でした!私もお二人のような大人になりたいです。

ジュエリー工房見学

大槻さんのジュエリー工房を見学させていただいたことは、私のインターン中のトップ3に入る思い出のひとつになりました。スリランカに行くことになったきっかけのマザーハウスのジュエリーが制作されている工房にお邪魔できるなんて、本当に夢みたいだったし、職人さんと会話できたのも凄く凄く嬉しかったです。実際に作業の様子を見て心から感動しました。作業途中の様子を工房で見てから、台湾に戻って店舗に並ぶ完成したリングやネックレスを見ると、いつもとは違った感情が押し寄せてきました。アルバイトでも、この経験を活かして、もっともっとたくさんのお客さんにスリランカでつくられたジュエリーを好きになっていただきたいです。

まとめ

自然がいっぱいで、時の流れがゆっくりなスリランカ。出会った方々はみんな素敵な笑顔に溢れていました。あっという間の三週間でしたが、皆さんのおかげで、毎日楽しくて忘れられない夏休みになりました。宗教やカレー、スリランカの文化などの知識も得られましたが、それ以上に考え方や生き方も学べたような気がします。インターンをしにスリランカに行って本当に良かったです。また自然に癒されにスリランカに行きたいです。神谷さん、インターン仲間のみんな、大変お世話になりました。ඔබට ස්තුතියි!

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