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スリーパーダ(アダムスピーク)だけじゃない!ナラタニア周辺の魅力。ガイドブックには載っていない、紅茶畑と湖の絶景たち。

2026年3月30日

スリーパーダ(アダムスピーク)に登って満足して、すぐ次の目的地へ移動するのはもったい!
下山後、宿のオーナーに教えてもらったナラタニア周辺のおすすめスポットを巡ってみたら、そこには想像以上の絶景が待っていました。『こんな場所があったんだ!』と驚いたナラタニアの魅力を、写真と一緒にご紹介します。

ナラタニアってどんな町?

ナラタニアは、スリランカ中部の山あいに静かに佇む小さな町。

聖なる山として知られるスリーパーダ(アダムスピーク)の登山口として多くの人が訪れ、登山シーズン(12月〜5月頃)は昼夜を問わずにぎわいを見せます。しかしオフシーズンになると喧騒がうそのように静まり返り、素朴な食堂や宿が並ぶローカルな雰囲気の中で、ゆったりとした時間が流れます。

周辺にはどこまでも続く茶畑、霧に包まれた山々、静かな湖や川など、ガイドブックにはあまり載っていない美しい景色が点在。アダムスピーク登山の拠点としてだけでなく、喧騒から離れたスリランカの原風景に触れられる、静かで魅力的な山の町です。

きっかけは、宿のオーナーから

スリーパーダ下山後、少し休んでから「ちょっとその辺を歩いてみようかな」と宿のオーナーに話したところ、「いい場所があるよ!」と、知り合いのトゥクトゥクドライバーさんをすぐに呼んでくれました。

そこから始まった、即席約3時間の「ナラタニア周辺ツアー」。
正直、行くまでどんな場所か想像もついていなかったのですが、これが期待を大きく上回る素敵な景色の連続でした。

※スリーパーダ登山の記事はこちらからご覧ください。

地元の人推薦!ナラタニア周辺ツアー出発!

Hotel Mango Tree nearest Adam’s Peak

「Hotel Mango Tree nearest Adam’s Peak」より出発。
スリーパーダ以外の事前知識がなかったので、どんな景色が待っているのかわくわく!

マウサケル貯水池(Maussakelle Reservoir)

走り出したトゥクトゥクに吹き込む風が本当に気持ちよくて、身体に染み渡ります。「あぁ、生き返る〜!」なんて思いながらのんびりトゥクトゥクで揺られていると、目の前にパッと開けた視界。

まず連れて行ってもらったのは、マウサケル貯水池(Maussakelle Reservoir)が一望できるビューポイント。

視線を横に向けると、緑の紅茶畑が斜面を埋め尽くす山々がどこまでも続いていました。

スリーパーダとトゥクトゥク

そして振り返ると、そびえ立つスリーパーダの姿。
あの頂上まで登ったのかと思うと、思わず感慨深くなりました。

「ここは池も紅茶畑も、スリーパーダも見える、とっておきのスポットなんだ!」とドライバーさんが得意気に教えてくれました。確かに、池・茶畑・聖なる山が一度に見渡せる場所なんて、そうそうあるものではありません。地元の人だからこそ知っている、本当にとっておきのスポットでした。

アダムスピークの紅茶畑

次に連れて行ってもらったのは、360度見渡す限りすべて紅茶畑というとっておきのスポット。

あたりに人の姿はなく、広大な茶畑の景色をまるごと独り占めしているような、なんとも贅沢な気分。葉の一枚一枚が光を受けてきらきらと輝いていて、その美しさがとても印象的でした。

アダムスピーク周辺の紅茶は日本でも目にしたことがあったけれど、まさかこんなにも美しい環境で丁寧に育てられているとは知りませんでした。

輝く紅茶リーフ

紅茶畑の景色にうっとりしていると、ドライバーさんが突然「ちょっと待ってて!」と一言。
そしてまるで忍者のように、シュパッッと茶畑の奥へと飛んでいきました。

木に登って……

戻ってきた手には、オレンジ🍊
トゥクトゥクで食べながら次のスポットへ。
とっても美味しく食べることに夢中になってしまい、写真を撮り忘れてしまいました。

Adam’s Peak Falls and Gartmore Falls View Point

オレンジを食べ終わる頃、次に連れて行ってもらったのは展望スポット。
のんびりくつろげるベンチに腰を下ろし、景色を眺めながらドライバーさんとゆっくりお話しました。

話を聞いていると、ドライバーさんが本当にこの町を愛しているのが伝わってきました。自慢の美しい景色を次々と見せてくれて、私もナラタニアがどんどん好きになっていきました。涼しい風と美しい景色に、すっかり癒された時間でした。

※場所は目安になります

池の手前には、緑の屋根の紅茶工場

どこを切り取っても、絵になる風景。

そして次に連れて行ってもらったのは、ドライバーさんのお友達が営む紅茶畑。

畑の中をゆっくりと進んでいくと——

ガートモア滝(Gartmore Falls)

ガートモア滝が真正面に!

山の斜面をまっすぐに切り裂くように流れ落ちる滝は、まるで山を分断しているかのような迫力。
ただただ、静かな中、美しかった。

美しい景色の中、のんびり過ごしていたら、あっという間に時間が経っていました。空を舞う鳥も、流れる雲も、すべてがゆったりとした時間に溶け込んでいるようでした。

日が沈みはじめたころ、そろそろ切り上げる時間に。

そして最後の場所へ。

ドライバーさんが最後にみせてくれた、お庭からの夕暮れ

最後に訪れたのは、ドライバーさんのご兄弟ご夫婦のお家。

突然の訪問にもかかわらず、笑顔で迎えてくれました。ミルクティーとお菓子を用意してくれて、「庭からの景色も美しいんだよ」とテーブルと椅子をわざわざ外に出してくれて、庭でゆっくりお茶をさせてくれました。

お茶をしながら、お家のこと、家族のこと、周りの環境のことなど、いろんな話を聞かせてくれました。私の英語がそこまで達者ではない中でも、身振り手振りで自然と会話が弾んで、気づけばすっかりくつろいでいました。

帰り際にお礼を伝えると、「あなたはもう家族だよ。また来てね」と言ってくれた言葉が、胸に響きました。スリランカの人たちのあたたかさに、またここでも触れた瞬間でした。

おもてなししてくれたミルクティーとお菓子

日が落ちる頃、ホテルへと戻りました。帰り道にはパティスを買い寄り道しながら、通り道にあったお寺についても説明してくれました。

たった3時間のトゥクトゥクドライブでしたが、このドライブがあるとなしでは、ナラタニアという町の印象がまるで変わっていたと思います。美しい景色だけでなく、人のあたたかさまで感じられた、忘れられない時間でした。

さいごに

今回訪れた場所のほとんどは、Googleマップにも載っていない名もなき場所ばかり。
うまく魅力が伝えられているか少し心配ですが、写真を見て「スリーパーダ周辺に、こんな見どころがあるんだ!」と感じてもらえたら嬉しいです。

ガイドブックにはスリーパーダ(アダムスピーク)の登山しか載っていないこのエリアですが、山の周りにはまだまだ素敵な景色が広がっています。登山にプラスして、トゥクトゥクでのんびり周辺を巡る時間もぜひ取り入れてみるのはいかがでしょうか🍃

トゥクトゥクツアーの参考情報

今回は3時間で1,500ルピーでした。ガソリン代や立ち寄る場所によって変わるので、あくまで目安として参考にしてください。

リクエストするなら、マウサケル貯水池周辺の景色・紅茶畑・ガートモア滝が見えるスポットを周遊したい!を伝えるとスムーズです。直接トゥクトゥクドライバーに伝えるのが難しい場合は、宿のスタッフに相談してみてください。今回のように、思いがけない素敵な出会いが待っているかもしれません。

ドライバーさんがおすすめしてくれた紅茶畑のひとつ

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