ヘナタトゥー体験記
こんにちは、インターン生のりさです。今回はヘナタトゥーを先輩インターン生のしょうこさんと体験してきたのでご紹介していきます!
ヘナタトゥーですが、最近では日本でもファッションとしてのタトゥーが広まっており、名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
ヘナタトゥーは肌に針を刺すタトゥーとは違い、痛みが無く10日ほどで消えるという特性を持っています。さらに、スリランカでは伝統文化としても大切にされています。この体験記はこのような方にぜひ最後まで読んでいただきたい記事です!
・気軽にタトゥーに挑戦してみたい!
・スリランカの伝統を体験してみたい!
・旅行中にだけタトゥーを楽しみたい!
ヘナタトゥーについて基本情報から紹介しているので是非参考にしてください🎶
ヘナタトゥーってなに?
ヘナタトゥーはヘナアート、メヘンディとも呼ばれています。メヘンディはヒンディー語で「ヘナで肌荒を染める」「ヘナで肌に模様を描く」ことを意味します。
メヘンディ(ヘナタトゥー、ヘナアート)は、インドの言葉で「ヘナで肌を染める」「ヘナで肌に模様を描く」ことを指します。その歴史は古く、中東、北アフリカ、インド、西アジアなどで広く愛されてきました。ヘナタトゥーは邪悪から身を守り、幸運をもたらす力があると信じられ、結婚式など特別なイベントで重要な役割を果たします。現在、世界各地で伝統文化として受け継がれ、欧米でもエキゾチックなタトゥーとして注目されています。
安全性
ヘナタトゥーは天然ハーブ「ヘナ」の葉を粉末にした染料で肌を染めるため、安全性は高いと言われています。ペースト上の染料を肌にのせいるだけなので、痛みもなく、肌を傷つけることもありません。
ただ、ブラックヘナという化学製品を使用した染料を使用するヘナタトゥーもあるので注意が必要です。ブラックヘナは短時間で肌を黒く染める効果があります。ブラックヘナの見分け方としては、事前に肌に染料を乗せる時間を確認し、明らかに短い場合は使用を避けましょう。通常のヘナタトゥーは肌を染色するのに最低で2時間はかかるので、それ以下の時間で染色できると謳っている染料には注意が必要です。
ヘナが肌を染める仕組み
皮膚の主成分はタンパク質で、三層構造になっています。皮膚の一番上の部分にあたる「表皮」は約28日周期で古くなったらターンオーバーと呼ばれる仕組みにより垢として剥がれ落ちていきます。そしてこの剥がれ落ちる表皮を「角質」といいます。角質はケラチンというタンパク質からできており、ヘナに含まれる成分はこのケラチンに絡みつき、肌を染めます。つまり、ヘナタトゥーは角質を染色するということです。
ちなみに、ヘナの成分は大きく2つに分けられます。一つはローソン、もう一つはタンニン酸です。タンニン酸は肌をひきしめたり炎症を抑える効果があるので、ヘナを乗せると肌がすべすべになったり、ひんやり感じたりします。また、ポリフェノールの一種なので強い殺菌効果を持っています。茶、赤ワイン、柿、バナナなどの渋み成分と同じものです。
消える期間
上記の通り、皮膚の一番上の組織「表皮」は、約28日周期でターンオーバー(新陳代謝)します。そのため、2週間~1か月で完全に消えるといわれています。きれいなデザインを楽しむことができるのは7から10日程です。
完全に消えなくても、徐々に薄くなっていくので確実に目立たなくなっていきます。
今回私たちは、個人でやられているスタジオの「oh so mehendi] でタトゥーを入れていただきました。
ヘナアーティストの方はとても気さくで、英語が堪能な方でした。しかし、施術を受けられるのは女性のみなので注意が必要です。
私たちはWhatsAPPから予約をしてから伺いました。
WhatsAPP: +94 77 762 9655
instagram: https://www.instagram.com/ohsomehendi?igsh=dDdkZGJycGRpeDV5
価格
施術前にどのような模様にするか相談することができ、その際に値段の確認をします。
やりたいデザインの画像を見せたり、金額を提示してその分を描いてもらうこともできるようです。伝統的なデザインはもちろん、持ち込みのデザインを書いてもらうこともできます。
特に入れたいデザインがない場合は、金額分描いてもらうのもおすすめです。2000ルピー(約908円)で、両腕の手の甲から前腕の半分辺りまでびっしり入れてもらえるらしいです。もちろん、タトゥーをいれる部分は指定することができます。
今回、私たちは1500ルピーで手のひらと上腕にワンポイントを入れてもらい、1000ルピー手の甲と肩に入れてもらいました。入れる範囲の広さだけでなく、デザインによっても値段は変わるようです。
流れ
( 1) 肌に模様を描く
ヘナペーストを肌に乗せて模様を描いていきます。伝統的なデザインを入れるときにはとてもスピーディーに入れてもらえるので、プロの技術を見たいときにはおすすめです。oh so mehendi の過去のデザインの写真から選ぶと、スムーズに施術してもらえます。
持ち込みのデザインを見せて描いてもらうことも可能です。
2) ペーストを乾かす
アフターケアについての注意書きをいただきました。
模様を描き終えたら、ペーストが乾いてかさぶたのような状態になるまでそっとしておきます。ペーストが乾くまで最低20分おく必要があります。
乾く前に触ってしまうと、デザインも崩れてしまいますし、洋服などにつくと汚れてしまうので注意が必要です。
ペーストが乾いたあとも、4-8時間肌にのせておきます。ペーストはできるだけ長時間つけておくとよく染まりまるため、一晩おいておくのも推奨されています。
少なくとも24時間はデザインを濡らさないようにしましょう。
3)ペーストを剥がす
十分に時間を置いたらペーストをはがします。指やヘラなどでぽろぽろと落としましょう。ペーストを剥がした直後は、肌はオレンジ色に染まっています。オレンジ色の状態の時は、できるだけ水に濡らさない・こすらないようにすることで長持ちするようです。
4) 2〜3日後に最も濃く染まる
染まった模様はオレンジ色から茶色へと変化します。2〜3日後に最も深くはっきりとした色になります。デザインは7~10日間持続しますが、徐々に薄くなり、消えていきます。色の発色具合や消えるまでの期間は個人によってもペイントした体の部位によっても異なります。できるだけこすらないように気をつけることで、より長い期間ヘナタトゥーを楽しむことができます。
経過(施術後4時間後に濡らした場合)
実際の経過を紹介していきます。24時間経たないうちに濡らしてしまったので、きちんと乾かした時とは異なるかもしれません🥺すみません🥺
◯4時間後
少し酸っぱいような匂いがします。24時間は濡らさない方が良いとのことでしたが、4時間後に耐えきれずにシャワーを浴びてしまいました。
◯15時間後
色が茶色に変化。上腕などの体温が低い部分に比べて、手のひらなどの体温が高い部分は濃く発色する。
まだ少し独特な匂いがします。
◯3日後
一番濃く発色する。体温による発色の濃さの違いはそのまま。
◯6日後
手の甲などのよく使う部分の発色が薄れていく。
◯12日後
全体的に発色が半分くらいになる。
◯16日後
上腕部分はほぼ完全に消える。手の甲は部分によって残っているが指先部分は完全に消える。
◯17-20日後
残っていた手の平の発色が徐々に消えていく。
ヘナコーン
ヘナタトゥーのペーストを購入して自分で描くこともできます。ペーストが入っているものはコーンと呼ばれ、1コーン350ルピーで購入することができます。冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月程持つようです。お手頃な値段で買うことができるので、友達とお互いに入れ合うのも楽しそうですね。
参照)
Mehndi Expert:メヘンディとは
Mehndi Expert:ヘナが肌を染めるわけ
IN YOU journal:最近人気のヘナタトゥ。肌への影響が少ないって本当?話題のブラックヘナやジャグアタトゥーにアメリカやカナダの公衆衛生局が警笛を鳴らした理由。
青山学院大学文学部3年生
きれいな自然が大好き、最近はネイルにもハマってます✌
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