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【2026年最新】キャンディ・ペラデニア植物園レポート!広さは東京ドーム13個分?料金・アクセス・園内について

2026年3月23日

スリランカを代表する観光地、キャンディ。
キャンディでトゥクトゥクに乗ると、ドライバーによく「ボタニカルガーデン行った?まだなら行ったほうがいいよ!」とよく言われます。

その”ボタニカルガーデン”が「ペラデニア王立植物園」。14世紀の王宮跡地に造られた歴史ある植物園で、広さは約60ヘクタール。4,000種以上の植物が育ち、年間120万人が訪れます。ということで、せっかくキャンディに来たので、足を運んでみました!

広さはどのくらい?

ペラデニア植物園の総面積、約60ヘクタール。 数字だけではピンとこないかもしれませんが、実は想像を絶する広さです。日本人になじみのあるスポットと比較してみると、そのサイズ感がよく分かります。

  • 東京ドーム: 約12個分
  • 新宿御苑: ほぼ同じ(約58ha)
  • 上野公園: ほぼ同じ(約55ha ※恩賜庭園含む全体は約65ha)
  • 六本木ヒルズ: 全体の約5.5倍

結論:上野公園や新宿御苑をまるごと歩くのと同じ広さ!
「ちょっと散歩してみよう」という軽い気持ちで足を踏み入れると、あまりの広さに体力を使い果たしてしまうかもしれません。スリランカの強い日差しの中では特に消耗が激しいため、帽子・日焼け止め・日傘などの暑さ対策と、虫除けスプレーは必携です。水分補給もこまめに行い、園内に入る前にしっかり飲み物を用意しておきましょう。

実際に行ってみた!体験レポート

正直、植物の知識はほぼゼロ。それでもカメラを片手にぶらぶら歩いていると、「あ、これ撮りたい」という景色が次々と現れました。むずかしいことは抜きにして、実際に目に飛び込んできた園内の様子を今回はお届けします。

植物園入口・チケット購入場所
チケット購入時に園内マップをもらえます
園内マップは植物園公式サイトでも公開されています。
順序よく回ろうとしたのですが、地図を持っているのが手間になり…。とりあえず左下から左上、右上と回りました。お時間が限られている方は敷地が広いので、見たいところを事前にピックアップするのがおすすめです。
木々の中から猿が迎えてくれました。園内にたくさんいました!
食べ物は極力見せないようにするのがベストです🐒
「ジャイアントバンブー」エリア。
高さは30メートル以上、茎の直径は20センチを超えるものもあり、見上げると空が竹の葉で覆われるほどの迫力でした。日本の竹林とは全く異なる、まるでジャングル。下にはたくさんの猿がいて入らず、外から眺めていました。
池を中心とした「ウォータープラントコレクション」エリア。
本来は巨大なオオオニバスの葉が広がっているみたいですが、植え替えなどのメンテナンス時期だったのか見ることができませんでした。ただ、これはこれで静かな庭園らしい風景で素敵でした。
視界いっぱいに大きな植物が広がり、ただのんびり歩いているだけで楽しくお散歩ができます🌴
スリランカではお供えものとしてもよく使われるお花「キャノンボール・ツリー」。スリランカでは「サール(Sal)」と呼ばれています。
しっかりとしたピンク色の花びらがかわいらしく、いつも眺めてしまいます。
「アガベコレクション」のエリア。
日本では鉢植えで見かけるくらいの多肉植物が、ここでは大人の背丈ほどもある巨大サイズがたくさん。多肉植物がゴロゴロしていました。まるで不思議なオブジェが展示されている美術館のよう✨
中心の芝生エリア(Great Lawn)の近くにあった黄色いドーム。
散策中の人たちの憩いのスポットになっておりました🕊
大きい芝生エリア(Great Lawn)から見えたニョロニョロ育つ木。
丘の上に建つこの白い洋館は「植物標本館(National Herbarium)」。
白い壁と赤い屋根が映える典型的な英国植民地時代の建築デザインとのこと。
フェンスに囲まれた水生植物が育ってられている場所。
水辺にたくさんの葉と小さなお花が詰まっていました。
「グラス・コレクション」エリア。さまざまな種類の「芝」や「草」がパッチワークのようでした。
「芝生なんて全部同じでは?」と思っていたので、並べられて見比べるとそれぞれの特徴がみられて新鮮でした!
見上げると、まるでパラソルのような大きな葉も持つ木
たくさんの種類の木々が視界に
青空に南国の鮮やかな花々
植物園のメインストリートを抜けた先には…
最も有名で、象徴的なストリート「ロイヤル・パーム・アベニュー(Royal Palm Avenue)」。
高さが20メートルを超えるヤシの木が連なる美しい道は、まるで青空につながる道でした☁
ロイヤル・パーム・アベニューの先、左側にはコウモリがたくさん居るゾーンが!「キーキー」と鳴いていたら、コウモリが近くにいるかもしれません。
ロイヤル・パーム・アベニューの先、右側には巨大な森林ゾーンに。
森林ゾーンには、立派な角をもったゼブ牛がのんびりと休んでいました。
まるで絵本の中にでてきそうな可愛いデザインの警備室。
園内にはたくさんの警備員さんがいます。現在地や行きたいところを親切に教えてくれました。
彫刻作品のような、板のように平たく立派に広がる根っこ。
家族と、お友達と、一人でも。みんながそれぞれの楽しみ方をしている空間でした。
おとぎの国のような「フラワーガーデン」。タイミング的なのか、お花はそこまで見られませんでした。でも、空間デザインが素敵で楽しい場所です。
フラワーガーデンに佇む、真っピンクの花が満開の木。
ゴツゴツとした幹がどこまでも続く景色は、まさに圧巻の「パルミラ・パーム・アベニュー」。
園内入ってすぐ右側には温室が並ぶゾーンに。
「オーキッド・ハウス(Orchid House / 蘭園)」
色鮮やかで珍しい蘭のコレクションが特徴の温室。
「ドン・マティアス・ジャヤウィーラの記念植物ハウス(D.M. Jayaweera MEMORIAL PLANT HOUSE)」
ドン・マティアス・ジャヤウィーラ氏はスリランカの薬用植物研究の第一人者であり、ペラデニア植物園の元園長。

散歩してみつけた木の実たち

散歩してみつけた花々

名前を知らなくても虜になった、葉っぱのデザインたち

基本情報

 施設情報

正式名称Royal Botanic Gardens, Peradeniya(ペラデニア王立植物園)
住所Royal Botanic Gardens, Peradeniya, Kandy, Sri Lanka
営業時間7:30〜17:00
公式サイトwww.botanicgardens.gov.lk
所要時間目安2〜3時間(ゆっくり散策なら半日)
ベストシーズン12月〜4月(乾季。花が豊富で歩きやすい)

入場料

区分料金(LKR)
外国人大人(12歳以上)3,540 LKR
外国人子ども(5〜12歳)1,770 LKR
5歳未満無料

※2026年3月現在、窓口ではクレジットカードでの支払いが可能でした。

キャンディ市内からのアクセス

・トゥクトゥク・タクシー(おすすめ)
最もスムーズで快適な方法です。
仏歯寺周辺から約15〜20分。Uber、Pickmeアプリで予約すれば事前に料金が確認でき、料金交渉不要で安心です。

・バス
バスはキャンディ駅近くのバスターミナル、または「時計台」付近のバス停から乗車できます。644番か645番で、フロントガラスに「PERADENIYA」と表示されたものを選べばOK。乗るときに「ボタニカルガーデン?」と一言確認しておくと安心です。
※下車の際に注意が必要なのは、スリランカのバスには車内アナウンスがない点です。GoogleマップなどのGPS機能で現在地を随時確認しながら、目的地が近づいたら乗務員に声をかけて降ろしてもらいましょう。

植物園の歴史と背景

この植物園はただの公園ではなく歴史をたどると、600年以上にわたる歴史的な背景が見えてきます。

1371年:もともとは王様の庭園

始まりは王宮の庭園。ウィクラマバフ3世がこの地に宮殿を構え、庭を造ったのが起源です。場所の選び方にも工夫があり、マハウェリ川が3方向を囲む地形を活かした、天然の要塞のような立地が選ばれました。

1821年:イギリス植民地時代に農業試験場として整備

時代が変わり、スリランカがイギリスの植民地となった時代。植物園はコーヒーやシナモンの栽培研究を目的とした農業試験場として作り直し。当時のイギリスにとって、ここは「儲かる植物を研究する拠点」でした。

1843年:世界レベルの植物園へ

ロンドンにある世界有数の植物園「キュー・ガーデン」から植物が移植され、現在に近い形の植物園として整備がスタート。各地から集まった植物学者たちによって、本格的な研究拠点へと発展していきます。

第二次世界大戦中:軍の司令部に

第二次世界大戦中は、植物園が連合国軍・東南アジア方面司令部の本部として使用されました。指揮を執ったのはマウントバッテン卿。植物に囲まれた静かな場所で、戦争の作戦が練られていたというのは、なんとも不思議な歴史です。

現在:世界のVIPも訪れる国立植物園

現在はスリランカ農業省が管理し、研究・教育・観光の3つの役割を担う国立植物園として運営されています。エリザベス女王や宇宙飛行士のガガーリンなど、世界の著名人が訪れた記録も残っており、その格式は今も健在です。

さいごに

植物に詳しくなくても、その圧倒的なスケール思わず夢中になるはず。
大きな多肉植物や、天を突くようなヤシの並木道。日本では見たこともないようなサイズの植物たちが次々と現れて、知識がなくても純粋に「すごい!」と楽しむことができました。

園内にはレストランや売店がありますが、飲食物の持ち込みも可能です。
地元の方が木陰でピクニックをしている光景も、印象的でした。ただ、ルートによってはカフェから遠くなることや、求めているものが見つからない場合も。レストランは観光地価格のため、飲み物や軽食は事前にしっかり準備しておくのがベストかもしれません。

ちなみに筆者は暑さでどうしてもスイカジュースが飲みたくなりましたが、園内では見つからず。見学を終えた後、向かいにある小さなカフェでようやく念願の一杯を注文しました。

観光地としての賑わいはありながらも、どこか静かで時間がゆっくり流れているようなペラデニア植物園。キャンディ観光でお時間がある際にはぜひ寄ってみてください🌲

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