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タミルアクセサリーを買う方法をご紹介!

2025年8月13日

はじめに

スリランカに滞在する中で、タミルの文化にふれる機会があり、その鮮やかで華やかな美しさに惹かれていきました。

とりわけ目を奪われたのが、タミルの方々が身にまとうサリーと、それに合わせて身につける独特のアクセサリーです。

今回ご紹介するのは、スリランカ・コロンボ南部の街「ウェッラワッタ(Wellawatta)」で出会った、タミルサリーとアクセサリーの魅力、そして実際に私が購入した体験を通して、アクセサリーの購入場所・価格帯・文化の違いなどをお届けいたします。

スリランカにおけるタミル人の割合と文化背景

スリランカでは、人口の約75%を占めるシンハラ人と、約15%を占めるタミル人が共存しています。

宗教や言語、生活習慣などに違いがあり、民族ごとに文化的な特色が色濃く表れています。特に衣服の面では、サリーのデザインや装飾方法にもそれぞれの美意識が反映されており、大変興味深いものです。

タミルサリーの特徴とは

一般的に、シンハラ人の方々が着用されるサリーは、淡い色味や落ち着いたデザインが多い印象です。一方で、タミルのサリーはビビッドな色合いと金糸の装飾が印象的で、遠くからでも目を引く存在感があります。

タミルのサリーに興味を持ったきっかけは、スリランカで知り合った友人がSNSに投稿していたタミル式の結婚式の写真でした。

ビビッドな色のサリーと金のアクセサリー、花飾りを身につけた女性たちの美しさがとても印象的で、「こんな衣装、見てみたい・着てみたい」と感じたのを覚えています。

購入場所:ウェッラワッタ(Wellawatta)

コロンボ南部に位置するウェッラワッタは、タミル系住民が多く暮らすエリアで、本格的なタミルサリーを取り扱う店が数多く集まっています。

街には織物店やジュエリーショップが立ち並び、タミル文化の空気が随所に感じられます。

私はこの街で、以前もサリーの仕立てをお願いした経験があり、今回も同じように布を購入してから仕立て屋さんで一着をオーダーしました。

前回のサリー購入編の記事を見たい方はこちらをご覧ください。

布代と仕立て代を合わせて、およそ8,000〜15,000ルピー(日本円で約4,000~7,500円)程度と、非常にリーズナブルです。

アクセサリーとの出会い

今回の体験で特に印象的だったのは、仕立て屋さんの店員さんが「せっかくならアクセサリーも買いに行こう」と、近くのアクセサリーショップまで案内してくれたことです。

そこで、私はタミルの女性たちが身につける伝統的な装飾について、いくつかのポイントを教えていただきました。

たとえば:

  • ピアスは大ぶりで華やか
  • バングルは重ね付け必須
  • 額につけるティッカ
  • 額に貼るシール
  • ネックレスも大ぶりのものを

アクセサリーはサリーと同じく「色・形・組み合わせ」が重要で、服装とアクセが一体となって完成する美意識があるそうです。
同じ場所にはシンプルなデザインのネックレスも並んでいましたが、そちらはインド式のものなのだそうです。

実際に私が購入したアクセサリー

その後、私は自分でも再び同じショップを訪れ、思わずたくさんのアクセサリーを購入してしまいました。

価格帯は以下のようなイメージです:

ピアス(大ぶりなもの):一つ約800〜1,500ルピー

伝統的なデザインのピアスも多く並んでいましたが、私は普段の服にも合わせやすいようなピアスを選んでもらいました。華やかさはありつつも、日常使いしやすい絶妙なバランスが魅力です。

手首用バングル(数本セット):ひとまとまりで約500〜1,500ルピー

ネックレス:5,000〜10,000ルピー前後

アクセサリーショップの店内は金色の装飾であふれており、まるで宝探しをしているような気分になりました。

今回訪れたお店は、以下の3軒です。
いずれも徒歩圏内にあるので、お散歩がてらいくつか巡ってみるのも楽しいと思います。

タミル文化への入り口として

スリランカに滞在していると、仏教やシンハラ文化にふれる機会は自然と多くなりますが、タミル文化に接するには少しだけ意識が必要です。

その分、自分の足で街を歩き、地元の人と話し、実際にモノを見て触れることで、より深く豊かな体験ができると感じました。

タミルの人々は頭を生花で飾り付けするのも特徴的です

おわりに

タミルのサリーやアクセサリーは、単なるファッションではなく、人々の暮らしと伝統、誇りが込められた文化の象徴です。

ウェッラワッタの街を訪れた際には、ぜひサリーショップ、アクセサリーショップをのぞいてみてください。

きっとその色彩の世界に、心を奪われると思います。