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シンハラ語4-3人称代名詞の格変化(は・の・に・を・から)

2022年3月09日

本記事では、人称代名詞の格変化を学びます。

前回の記事で、人称代名詞には「私・あなた・近い・遠い・見えない」の5つがあり、それぞれ単数形と複数形があるのを学びました。

今回の記事では、その10の人称代名詞の格変化について学んでいきます。

格変化とは?

日本語の「は」「の」「に」「を」「から」などの助詞のうちの、格助詞が今回学ぶ範囲です。

日本語では主語に格助詞をくっつけて変化させますが、シンハラ語では人称代名詞の後半の形を変化させて格助詞を表します。

以下の5つがあり、主格は基本形のままなので、今回学ぶのは残りの4つです。

日本語の”は・が”に当たるのが基本形のままの主格
日本語の”の”に当たるのが語尾に「ゲー」を加えた属格
日本語の”に・へ”に当たるのが語尾に「タ」を加えた与格
日本語の”を”に当たるのが語尾に「ワ」を加えた対格
日本語の”から・に”に当たるのが語尾に「ゲン」を加えた奪格

1人称と2人称の格変化

1人称単数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「ママ」
属格(の)は語尾をゲーにして「マゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「マタ」
対格(を)は語尾をワにして「マーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「マゲン」

1人称複数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「アピ」
属格(の)は語尾をペーにして「アペー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「アピタ」
対格(を)は語尾をワにして「アピワ」
奪格(から・に)は語尾をペンにして「アペン」

※2人称複数は以下の2点のみ変則的に変化します。
属格がゲーではなくペー
奪格がゲンではなくペン

2人称単数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「オヤー」
属格(の)は語尾をゲーにして「オヤーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「オヤータ」
対格(を)は語尾をワにして「オヤーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「オヤーゲン」

2人称複数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「オヤーラー」
属格(の)は語尾をペーにして「オヤーラーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「オヤーラータ」
対格(を)は語尾をワにして「オヤーラーワ」
奪格(から・に)は語尾をペンにして「オヤーラーゲン」

3人称の格変化

3人称”近い”単数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「メヤー」
属格(の)は語尾をゲーにして「メヤーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「メヤータ」
対格(を)は語尾をワにして「メヤーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「メヤーゲン」

3人称”近い”複数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「メヤーラー」
属格(の)は語尾をゲーにして「メヤーラーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「メヤーラータ」
対格(を)は語尾をワにして「メヤーラーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「メヤーラーゲン」

3人称”遠い”単数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「アラヤー」
属格(の)は語尾をゲーにして「アラヤーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「アラヤータ」
対格(を)は語尾をワにして「アラヤーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「アラヤーゲン」

3人称”遠い”複数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「アラヤラー」
属格(の)は語尾をゲーにして「アラヤラーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「アラヤラータ」
対格(を)は語尾をワにして「アラヤラーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「アラヤラーゲン」

3人称”見えない”単数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「エヤー」
属格(の)は語尾をゲーにして「エヤーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「エヤータ」
対格(を)は語尾をワにして「エヤーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「エヤーゲン」

3人称”見えない”複数の格変化

主格(は・が)は基本形のまま「エヤーラー」
属格(の)は語尾をゲーにして「エヤーラーゲー」
与格(に・へ)は語尾をタにして「エヤーラータ」
対格(を)は語尾をワにして「エヤーラーワ」
奪格(から・に)は語尾をゲンにして「エヤーラーゲン」

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