ロシア人女性によるスペシャルティーコーヒーカフェ「Department of Coffee」
スリランカでは、スペシャルティーコーヒーのお店はまだ限られていますが、その中でも一番人気のお店といえば、ディパートメントオブコーヒー(Departmen of Coffee)でしょう。
Googleマップ上での評価が高く、コーヒー好きのコロンボ在住日本人女性と日本人男性にどこがお勧めかを聞いた際に、共通して1番良いのはDepartment of Coffeeと名が上がりました。
本記事では、Department of Coffeeについて紹介します。
目次
ディパートメントオブコーヒーとは?
ディパートメントオブコーヒーは、2021年にオープンしたスペシャルティーコーヒーを出すカフェです。
コロナ前におけるコロンボでの唯一のスペシャルティーコーヒーのカフェは、家具店「Raux Brothers」の旗艦店の奥にあるCafe 1959でした。このカフェを経営していたロシア人女性が2021年に改めてオープンしたのが、Department of Coffeeです。
お店はPhilip Gunawardena Mawathaにありますが、道沿いにはメニューで選べる各コーヒー器具が描かれています。
カフェでありながら、夜11時まで空いているのはスリランカでは珍しいです。
Cafe 1959もコーヒー器具をメニューから選ぶ形式でしたが、Department of Coffeeはさらに選択肢が増えているように思います。
カリタの上に親日と書かれているのが、面白いです。
お店は2階にあるため、階段を上がります。
店内の様子
道路側が全面ガラス張りになっているので開放的です。
ライブラリーがあり、オリジナルのコーヒー豆やTシャツ、マグカップ、ポストカードなどが陳列されています。
ミーティングルームもあり、かなり広いです。
メニュー
コーヒー豆
こちらのお店独自のブレンドは2つ。
1つがブラジルのファゼンダ・サンタ・ルシア農園と、グアテマラのアンティグアにあるフィンカ・フィラデルフィア農園のコーヒー豆をブレンドした「ザ・ビューロクラット」。
もう一つがブラジルとコロンビア、スリランカのアラビカ種Lak Parakumをブレンドした「ザ・ディプロマット」。
Lak Parakumは、スリランカ輸出農業省が推進しているアラビカ種です。
Department of Coffeeはヌワラエリヤで収穫されたLak Parakumを使っているようです。
Lak Parakumをドリップコーヒー用に焙煎したのが「オーシャン・ロースト」で、エスプレッソ用に焙煎したのが「ファラク・ロースト」。
ドリンク&フードメニュー
エビ天味噌うどんがあります!
実食!
エロアプレス(895ルピー)
メニューの一番上にあったので、エロアプレスを頼みました。
スリランカで飲めるコーヒーの多くは、昔ながらの粉コーヒーか、エスプレッソマシーンで淹れたコーヒーですので、エアロプレスで飲めるのがとても新鮮です!
美味しかったですが、この少ない分量が、お高いコーヒーなんだな!と思わせます。
V60(995ルピー)
私は家ではV60、あるいはカリタでコーヒーを淹れていますので、お店の人淹れてもらうとどうなのか?と。
楽しみにしていたのは、V60はシングルオリジンなので、どこのコーヒーなのかと思ったら、スリランカ産とのことでした。つまり、Lak Parakum。
経済危機になった今や、輸入コーヒー豆ではなく、スリランカ産を使うことを応援したいですので、良いことではあります。
ただ、知人に見せてもらった写真では、日本のカフェのように、どこのコーヒー豆なのかを解説したカードを添えて提供されていたので、それが出てくるのを期待していました。
Cafe 1959も2019年のときはコーヒー豆のカードが添えられて提供されましたので、同じロシア人女性の経営なので、カードを期待してしまいました。
プライム・ビーフ・バーガー(2195ルピー)
グレードの良い牛肉が使われているようで、柔らかくジューシーでした。
ホームメイドのマヨネーズがかかっていて、美味しいです。
参考)
Department of Coffee公式サイト
Monmouth Coffee Company公式サイト
トリップアドバイザー:Finca Filadelfia Coffee Resort & Tours
The Island Online:Brewing a different cup of coffee
Daily FT:Brewing a special cup with Sri Lankan coffee
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
# 関連キーワード
新着記事
-
バワが暮らした部屋に泊まるザ・ジェフリー・バワ・スイーツ@ルヌガンガ
ジェフリーバワが暮らしたルヌガンガのマスターベットルームは非公開で、ドアが閉められて宿泊はもちろん、見学することもできませんでした。 2020年に開催されたジェフリーバワ生誕100周年記念イベントでも、普段のガーデンツア…
2024年5月17日 -
ジェフリーバワが50年間手を加えた別荘「ルヌガンガ」とは?
ジェフリーバワが建築家になる前から庭造りを始め、脳卒中で倒れて引退後も訪れてスタッフに庭造りを指示をしたのがルヌガンガです。 バワは建築家人生よりも長くルヌガンガの庭造りに向き合っています。 完成が明言されているわけでは…
2024年5月16日 -
日本語で学べるスリランカ家庭での料理教室
スリランカ家庭で作られている本場のスリランカ料理を学びたい! 料理の説明やコツ、レシピは日本語で教えてほしい! 日本でも再現できるスリランカ料理のコツを教えてもらいたい! そんな要望にお応えするスリランカ料理教室をご紹介…
2024年5月12日