エッラで最も有名なカフェ「Cafe Chill」
エッラにレストランやホテルがほとんどなかった2008年に開業したCafe Chillは、エッラで最も有名なカフェです。
コロナ禍では、ロックダウンなどで帰国が困難になった外国人旅行者たちに無料で宿泊場所と食事を提供し続け、その活動がヤフーニュース、ニューヨークポスト、NAS Daily、Hiru news、Aruna Newsに取り上げられました。
リニューアルオープンした2021年4月9日には、スリランカのバンド「Line One」、オーストリアでの評価が高いスリランカのレゲエデュオ「Jaya Sri」がカフェでライブパフォーマンスを行い、Line Oneのライブの動画はYoutubeで14万回再生されています。
Cafe Chillとは?
エッラが観光地として注目される前の2008年に、テーブル2台のジュースバーとしてスタートし、2011年までは「Nescoffee Shop」として営業していました。
2012年にCafe Chillと改名し、今やエッラを代表するカフェレストランで、Googleマップでは6000以上のレビューがついています。
Cafe Chillのオーナーであるダルシャナさんは、2016年にエッラ郊外にホテル「Chill Ville View Point Hotel」を開業。
そして、2017年に現在のバリ島建築の竹を使った大きな屋根を使った形にCafe Chillを改装しています。
Chill Ville View Point Hotelのダイニングにも、バリ建築の屋根が印象的に使われています。
カフェの2階はとても広く、本記事冒頭の写真と、上の写真が2階を写したものです。
以下のLine Oneによるコールドプレイの曲を演奏したライブは、この2階部分で行われました。
店内にはコンセントが設置されていて、USBや日本のコンセントがそのままさせるようにもなっていて、これはかなり便利です。
アートが置かれているのも目をひきます。
写真を撮ってくれ!というスタッフさんたち。スリランカらしいです。
一階の奥に厨房と、二階に通じる階段、その間にも客席があります。今回の出張でお願いしたドライバーさんは、他の場所ではローカルなお店でご飯を買っていましたが、Cafe Chillのときは、この目立たない席に行き、店内で食事をしていました。
僕は1階の入口入ってすぐの、道路が見える席に座りました。
メニューのポリシーと価格表記
精製された白砂糖や人工の風味調味料を使わないで料理を提供しているそうです。
また、コーヒーはスリランカ産コーヒー豆を焙煎したものを提供し、ミルクも近くの酪農家から仕入れた新鮮なものを使っているとのこと。
2023年4月に訪れた際は価格はドル表記でしたが、2023年9月に訪れた際はルピー表記に変わっていました。
ドリンクメニュー
スムージー、フレッシュジュース、ミルクシェイク
2023年4月に訪れた際は健康そうなジュースが先頭に並び、健康効果について書かれていました。ブルーバタフライピーを使ったジュース「TRUE BLUE」は、ブルーバタフライピーの季節のみ限定と書かれ、フードメニューにもブルーバタフライピーが目立ちました。
2023年9月に訪れた際は上記のように健康効果などは記載されず、ドリンクメニューの数がかなり増えていました。
TRUE BLUE(1000ルピー)
ブルーバタフライピーを使ったジュース。(写真は2023年4月のもので、この時の値段は3.5ドル)
爽やかで飲みやすいジュースでした。分量が多いので、コロンボからの長旅で水分が足りていない状態で飲みましたが、十分に水分補給できました。
一緒に行った高校生たちが頼んでいたのはこちら!(上)
ラッシー、コールドドリンク、コーヒー、ティー、ソフトドリンク
MAN-GO(850ルピー)とPAPA DON’T PREACH(900ルピー)
左がマンゴー、右がパパイヤがベースのラッシー。
ラッシーもボリュームがありました。
公式サイトにもコーヒーについて触れられていますが、一階のカウンターの壁には、コーヒーメニューが描かれています。
アメリカーノ(600ルピー)
美味しいコーヒーでした。クッキーが1枚添えられていました。
カクテル、ビール、ワイン
カクテルやビールなどもあります。
フードメニュー
朝食メニュー(8:30-11:45)
8:30~11:45のみ提供のブレックファーストメニュー。
バーガー、ピザ
BEEF MIGHTY(2000ルピー)
ジューシーな牛肉で美味しかったです。オージービーフを使っているのだと思います。
パスタ、サラダ、ヌードル、ライス、つまみ
スリランカ料理、デザート
YAMUの2015年の記事には、Cafe Chillはランプライス、ライス&カリーが評判だと書かれていました。
Rice & Curry Of The Day(1500ルピー)
普通のスリランカカレーでした!笑
このお店で頼むならウエスタンメニューの方がいいな!と思いました。
深夜メニュー(22:20-24:00)
深夜に注文できるメニュー。他の時間に注文するよりも少し割高になっています。
参考)
Cafe Chill公式サイト
New York Post:Cafe owner in Sri Lanka feeds and shelters stranded tourists
YAMU:Cafe Chill
Wikipedia:Jaya Sri
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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