ピザ釜があるゴールフェイスホテルのプールバー「ファイヤービーチ」
ゴールフェイスホテルのプールバーが、新しくおしゃれになったので紹介します。
海水プールとホテルの歴史
スリランカの帝国ホテルことゴールフェイスホテルには、海水を使ったプールがあります。
プールサイドの壁には、誇らしげにアジア各国の代表的なホテルとともに、ゴールフェイスホテルの名が刻まれています。
ゴールフェイスホテルは、スエズ運河の東にある各国を代表する歴史あるホテルの一つです。
プレートに記されたホテルを年代順にが以下のようになります。
1864年:ゴールフェイスホテル(コロンボ)
1876年:オリエンタルホテル(バンコク)
1890年:帝国ホテル(東京)
1903年:タージマハルホテル(インド)
1910年:ラッフルズホテル(シンガポール)
1912年:マニラホテル(マニラ)
1927年:ロイヤルハワイアン(ハワイ)
1928年:ペニンシュラホテル(香港)
1840年から1841年にかけて完成したインドのコルカタに建てられたThe LaLiT Great Eastern Kolkataが、ゴールフェイスホテルよりも古く、スエズ運河の東にある最古のホテルと言えそうですが、それに継ぐ歴史がゴールフェイスホテルにはあります。
ちなみに、日本で最も古いホテルは、イギリス公使ハリー・パークスが江戸幕府に要請し、清水組(清水建設)が建設し、1868年に開業した「築地ホテル館」です。
ゴールフェイスホテルのバー「トラベラーズバー」内に掲示されている古写真には、白黒のプールが写ったものもあり、古くからホテルにプールがあったことが分かります。
プールバー「FireBeach」
日中の様子
そんな歴史を感じさせるバーに隣接してあるのが、プールバーのファイヤービーチ(FireBeach)です。
海とプールが目の前にある、抜群のロケーションです。
バーがファイヤービーチーに変わり、海側にベット席が増えました。
スタッフさんが食事や飲み物をお盆で持ってきてくれますので、ベットでゆったり食事や飲み物を楽しむこともできます。
ブランコもあり、南海岸のビーチリゾートにきたような雰囲気があります。
海側の席に座ると、波しぶきが飛んできますが、それがまた心地よいです。
海側の席からは、もちろん間近で海が見られます。
日中は日差しが強いですが、あえて焼いている白人男性もいました。
夕方の様子
夕方の雰囲気も素敵です。
青い海と青い空が広がる日中も素敵ですが、涼しく、時間の変化とともに景色が変わる夕方もお勧めです。
メニュー
ピザ窯があるというのが目を引きます。ファイヤービーチという名前は、このピザ釜に由来しているのかもしれません。
実食!
ファイヤービーチビーフバーガー
ピザ釜を見たので、ピザを注文しようかと思いましたが、店名を冠するファイヤービーチビーフバーガー(2900ルピー)を注文。
ビーフのパテが美味しく、これを選んで正解でした!久しぶりに美味しいハンバーガーを食べた気がします。
飲み物も頼もうと思いましが、スリランカあるあるの、ドリンクのオーダーをとくに聞いてきませんでしたので、飲み物は次のお店で飲むことにしました。
単品注文でも、とくに他に何か頼むか聞いてくることが少ないスリランカは、楽で心地よいです。
参考)
Wikipedia:Great Eastern Hotel, Kolkata
清水建設:日本の本格的ホテルの第一号「築地ホテル館」 竣工
ウィキペディア:築地ホテル館
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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