ウェリガマビーチを見下ろすカフェ&ゲストハウス「Hangtime Hostel」
シドニーから来たオーストラリア人のナイルさん、マギーさん、ニックさんの3人が2015年にウェリガマにオープンしたHangtime Hostelは、一泊2,000ルピーで泊まれるドミトリーから漁船をベットに改造した個室などもある、ユニークなホステルです。
最上階のカフェからはウェリガマ湾が見渡せ、wifiがつながるため、ノートPCで作業をする人たちの姿も見られます。
本記事ではHangtime Hostelについて紹介します。
目次
Hangtime Hostelとは?
2012年にシドニーからスリランカを訪れたナイルさん、マギーさんはスリランカにはゲストハウスはあるが、ホステルがないことが気になったと言います。
サーフィン初心者に良い波があるウェリガマには1軒もホステルがなかったことから、ニックさんを仲間に加えて、2015年にHangtime Hostelを開業しています。
2017年に何度か訪れた際は、ナイルさんの姿を見かけましたが、2023年に久しぶりに訪れた際はスリランカ人スタッフさんしか見かけませんでした。
コンクリートの4回建ての建物ですが、シャッターやカーテンには竹、柱にはココナッツロープ、正面のフェンスや屋上のカフェにはシナモンスティック、正面のファサードやバスルーム、サーフボード置き場にはヤシの葉など、地元の天然素材を随所に使って、スリランカらしさを演出しています。
客室
ベットが6台あるAC付きのミックスドミトリー、ベットが4台の女性専用ドミトリーがそれぞれ2,000ルピー/泊。
古い漁船を加工してベットにしたボートルーム、クイーンサイズのダブルルームはそれぞれ5500ルピー/泊で、AC付きだと7500ルピー/泊。
各部屋には地元アーティストであるVishmikaさんのそれぞれ異なる作品が飾られています。
ミックスドーム
2段ベットが3つあり、ベットが6つあります。
2023年8月11日(金)に泊まった際は、私とインターンの男子学生以外は4人とも欧米系の女性旅行者さんで満室でした。
ベットは蚊帳で囲まれ、日本のコンセントでも勢いよく刺せば使える形で、ライトと小さいデスクがついています。
ドミトリーは冷房が効きすぎて寒いことがありますが、今回はそんなことはなく、タオルケット付きで、被って寝てちょうど良いぐらいでした。
タオルはついておらず、バスタオルレンタルが200ルピー(デポジットを含む1000ルピーを払い、チェックアウト時に800ルピーが返金されます。)
ベットごとにバックが入る、大きめの棚があります。南京錠をかけられるようになっていて、受付で小さい南京錠を購入することもできます。南京錠を持っているか?とスタッフさんに聞かれましたが、取られることもないだろうと特に鍵はしませんでした。
貴重品は持ち歩いていますが、寝る時はベットに持って行かないと、棚に置くことになると思いますので、南京錠を持ってくるか、鍵のかかる小さいキャリーバッグであれば安心でしょう。
フィーメールドーム
フィーメールドームは2段ベットが2つあり、ベットが4つあります。
2023年8月11日(金)に泊まった際は、インターンの女子学生と欧米系の女性旅行者さんで満室だったそうです。
Hangten Rooftop Restaurant
3rdフロアー(4階)まで階段で上がっていくと、カフェレストランのHangten Rooftop Restaurantがあります。
宿泊客やカフェ利用で外から来た人も含め、ノートPCで作業している人が多くいます。
景色が良くてWifiが安定しているので、ウェリガマのデジタルノマドスポットと言えるでしょう。
メニュー
ヒリケティヤのカフェに比べると、かなり安いです。
ベジタリアン、グルテンフリーのメニューもあります。
毎日7:30〜22:00の営業なので、拠点にするのに便利です。
日本人だからか「寿司メニューもあるよ!」と店員さんにお薦めされました。
実食!
アボガド・ブリス(3ドル)
マンゴー・マジック(2.5ドル)
チキンラップ(4ドル)
メキシカン・フライズ(4.5ドル)
ビーフバーガー(4ドル)
ビーフバーガーのダブル・ダブル・ダブル(9ドル)
ヨガレッスン
2ndフロアーに広いヨガスタジオがあり、毎日朝9時からヨガレッスンが行われています。
1回のレッスン料は2,000ルピー。
5回セット料金は8,000ルピー。
ハングタイムショップ
2ndフロアーにショップがあります。
地元のジュエラーであるマヒダさんが作るジュエリーや、地元のテーラーであるダンミカさんの服、ニュージーランドのハンドシェイプで作られるサーフーボードのLe Noel Surfboards、ソーシャルグットなプロダクトを製造しているRice & Curry、moonshadow、two oots、greenfieldなどの商品が販売されています。
毎週のイベント
毎週月曜日はオープンマイク。
毎週水曜日は映画鑑賞会を開催し、無料のポップコーンを用意。
毎週木曜日は地元のアーティストによるライブ演奏。
とウェブサイトにはありましたが、2023年8月7日の週の予定は上の黒板のスケジュールでした。
サーフボードレンタル
階段を降りて道を渡さればサーフショップが並んでいますが、Hangtime Hostelでもサーフボードをレンタルしています。
サーフボードレンタル は2時間 500ルピー、1日 1,000ルピーとかなり安いです。
ウェリガマはビーチブレイクで初心者に優しいサーフスポットです。
岩場のリーフブレイクに挑戦したいというサーフィン上級者には、ウェリガマからミディガマにかけてあるサーフポイントに行くといいでしょう。
一つがジャングルビーチ(ウナワトゥナのジャングルビーチではなく、ウェリガマ郊外にもジャングルビーチと呼ばれるビーチがあります。)
さらに東側にあるココナッツビーチ
そして、ミディガマのRam’s RightとLazy Left。
参考)
Hangtime Hostel公式サイト
オヤジサーフドットコム:リーフポイントでサーフィンするための心得(ルールやマナーや注意点)
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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