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スリランカ航空エコノミークラスの機内食

2024年10月01日

機内食。それは海外旅行における一番最初に発生する”国外での食事イベント”。
海外旅行初挑戦の筆者が、スリランカ航空エコノミークラスの機内食レポをお届けする!

人生初の機内食

長かった搭乗手続きを乗り越え、この先は優雅に空の旅!
飛行機に乗り込んで、心の準備は万全。これからスリランカに向かうのだから、機内食はカレーに違いない。メニューにも、“chicken”、“fish”、“vegetable”の文字がある。筆者は、スパイスの香りが漂うのを想像しながら、出てくる料理に期待を膨らませていた。

一度目の機内食

「インド式チキンカレーは日本でも食べたことあるし、フィッシュカレーにしよう。」そのように考え、サリーを着た乗務員さんに片言で「Fish」と告げる。

トレーが配られ、さあ来た!と蓋を開けると、そこにはまさかの、白ご飯に白身魚の西京焼き。卵焼きに野菜とひじきの煮物もついてきた。

いや、めっちゃ日本食⁉スリランカの空にいるのに、ここで日本に逆戻り? 「いやいや、スパイスの香りはどこ?」と自問しながら、期待が外れたことにちょっとしたショックを受ける。味は、ちょっと良いコンビニ弁当という感じで、悪くはないがカレーの口には少し物足りない。

食後は珈琲と紅茶のサービスがあり、スリランカに馴染むために、紅茶を選択。ライムの輪切りもついてきて、さっぱりと食事を済ますことが出来た。

二度目の機内食

筆者は初の国際線であったこともあり、食事が一度きりだと勘違いしていた。しかし、もう一度注文するチャンスが巡ってきた。機内食は二度あったのだ。

「魚は確かに日本食のイメージが強い。西京焼きになるのも頷ける。だが、チキンならば! 日本でもチキンカレーはどんなインド料理屋にもあった。今度こそカレーを楽しめる。」

口の中はカレーを強く求めている。思考を巡らせ、乗務員さんに先ほどよりも慣れた様子で「Chicken !」と告げた。

運ばれてきたのは美味しそうな照り焼きチキン。薄々そんな気はしていたが、やはり日本食!? 伝統衣装のサリーを着た乗務員さんが配る日本式のお弁当にグローバルをひしひしと感じる。味の感想としては、先ほどの魚料理よりも味が濃く、ごはんに合うおかずだったので、個人的には“chicken”の機内食の方が好みであった。

食後のサービスでは、コーヒーを選択。珈琲党である自分は今回の想定外だらけの食事を思い返しながら、ゆったりとした時間を過ごした。

感想

二度の食事を通して、スリランカ航空エコノミークラスの機内食と格闘したが、結論としては、“とても美味しかった”の一言である。初海外の筆者にとって、機内食はいわば日本国外で食べる最初の食事。早く海外に慣れなくては。と気負っていた筆者の肩の力を抜く良いきっかけとなった。美味しいカレーはスリランカの地でいくらでも食べられる。スリランカ航空のひと時は、新しいことに飛び込む人間を癒してくれるものであった。皆さんが搭乗する機内食が同様のメニューであるかは分からないが、想定外の出来事も良い旅の思い出となるので、いつでも楽しむことを忘れずにフライトに臨んでほしい。

後日、同様にスリランカ航空を利用した友人に話を聞いてみると、カレーは事前に注文すれば食べられたらしい。かなりスパイシーな代物らしく、辛い物が苦手な友人は苦労したと言っていた。スパイスにいち早く浸りたい人は、事前に申し込むことをお勧めする。

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