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新聞社で広告営業として働く元インターン生にインタビュー!

2025年12月20日

今回は、過去にスパイスアップで営業のインターンシップに参加し、現在は大手新聞社で広告営業としてご活躍されているRさん(社会人5年目、男性)にインタビューしてきました!

休学し、就職活動を1年見送ってスリランカ行きを決めたRさんは、そこでどんな経験をし、何を思ったのか。また、そうした期間を経て就いた、新聞社の広告営業とはどのようなお仕事なのか。興味深いお話が盛りだくさんとなっています。

スパイスアップでのインターンを検討している方や、ストレートで就職することに違和感を覚えている学生、新聞社のお仕事に興味がある方、きっと何かヒントが得られるはずです!

スリランカでのインターンについて

――大学時代に4か月ほどスパイスアップで活動されたRさん。インターン生活はどのようなものだったのでしょうか?

スリランカでインターンに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

当時の私は、就職活動をするのも、社会に出るのも嫌で、猶予期間を設けるために大学4年目を休学しました。せっかく1年余計に過ごすので、その間に何か面白い経験ができればと思い、あまり人が行かない国で、人がやらないことをやろうと考えました。

経済的には欧米よりはアジアがいいな、などと考えながら地図を眺めていたときに、小学校で習ったときに印象的だった、スリランカの長すぎる首都名「スリジャヤワルダナプラコッテ」の文字が目に飛び込んできて、ここにしよう!と(笑)。

スパイスアップでのインターンを始めた経緯について教えてください。

実は、渡航した当時はスパイスアップではなく、スリランカにある別の旅行会社のインターンに参加するつもりだったんです。ところが、私が現地に着いたのは2019年4月。到着から数日後に、テロが起きました。そうなると観光客も減るので、もともと働く予定だった旅行会社は仕事がなくなってしまって。

そんなとき、滞在先だったスパイスアップハウスの経営者、神谷さんからスパイスアップでのインターンに誘っていただいたんです。そんなアクシデントからのスタートでした。

インターンではどんなお仕事をされていたんですか?

営業担当としていろいろなお店に赴き、英語を使って雑誌の広告契約の交渉をしたり、店の人に取材して広告文を書いたりしていました。

インターンを通して印象に残っている出来事はありますか?

「スリランカ応援プロジェクト」を行ったことです。当時のスリランカは、テロがあり、観光客も来ないという状況で、重い空気が流れていました。そんな中、神谷さんの発案で、付き合いのある広告主を回ってスケッチブックにスリランカに対する応援メッセージを書いてもらい、写真に撮って雑誌に掲載するというプロジェクトを行ったんです。広告主の皆さんに完成した誌面を見せると、「自分が載っている」ととても喜んでくれて、厳しい状況でもアイデアによって人の心を明るくすることができるんだ、と感動したことを覚えています。このとき神谷さんがおっしゃっていた「ピンチはチャンス」という言葉はとても印象的で、今でも仕事をする中でよく思い出しています。

新聞社でのお仕事について

――インターンを経て大手新聞社に就職し、ビジネス部門で広告営業を担当されているRさん。新聞社と聞くと記者を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、営業のお仕事とはどのようなものなのでしょうか。 

今の職場を選んだ理由を教えてください。

テレビ局でアルバイトをする中で、マスコミの仕事は社会に対する影響力も大きく、やりがいがあると感じていたことから、就活の際もマスコミ業界を中心に見ていました。

新聞社への就職を考えたときに、一番初めに思いつくのはやはり記者だったんですが、スパイスアップでインターンする中で、自分は書くことよりも話すことの方が好きだという気づきもあったので、記者ではなく広告営業の職を目指すことに。面接ではスリランカでの営業経験を中心に話し、内定をいただきました。

広告営業の仕事内容について、詳しく教えてください。

さまざまな企業を訪問して課題をヒヤリングし、その解決策として広告やイベントの協賛などを提案していく仕事です。

具体的な仕事としては大きく分けて3つあり、1つ目は広告枠を売ること。新聞の紙面や、電子版のアプリ内に掲載する広告の枠を販売しています。

2つ目は、実際に広告を作成する仕事です。企業の取り組みや経営戦略を紹介するため、社長にインタビューを行って記事にしたり、載せるイラストのイメージを考え、制作会社やイラストレーターさんに発注したりします。

3つ目は、イベントの主催事業。例えばSDGsなどのテーマでイベントを開催し、企業に登壇してもらいます。企業としては発信の機会が欲しいので、それを買うという仕組み。講演内容を後日、イベントレポートのような形で新聞に載せることもあります。

このように、紙と電子版とイベントを組み合わせて、企業のPR活動を後押しするのが我々の仕事です。

お仕事をされる中でやりがいを感じるのはどのようなときですか?

クライアント企業から「広告を出してよかった」と言ってもらえることが一番のやりがいですね。例えば、弊社の新聞は企業の創業〇周年などの節目の報告や、施設のオープン時の告知に使われることも多いのですが、掲載後、企業OBや取引先などから反響があった、という話をクライアントから聞くと非常に嬉しいですし、企業の思いのこもった大切な報告を、うちの媒体を通して届けられてよかったなと思います。

あとは自分が企画した特集について、読者がSNSで「これは面白い」と呟いてくれたり、アンケートで評判がよかったりすると、やはり嬉しいですね。
広告はお金をもらって載せるものですが、読者にとって新しい知識や気づきを与えられるという点では、普通の記事も広告記事も変わらないと思っています。広告を通して少しでも社会が良くなればと思い、日々働いています。

社会人になってから、スパイスアップでのインターン経験が活きていると感じることはありますか?

それはすごくありますね。インターン時代、最初はいきなり英語で営業なんてできるのかと不安だったんですが、意外となんとかなったんです。そうした経験から、一見難しそうなことでもやってみたらなんとかなる、という自信がついたのは、社会人として働く上でも大きな糧になっています。

それに、あの頃ちょっと難しいことに挑戦したおかげで、仕事の中でも楽に感じられることが多いです。クライアントへの電話や飛び込み営業への抵抗はなかったですし、インターン時代はスパイスアップの雑誌を知らない人を相手にすることも多かったので、それと比べると、もともとうちの媒体を知ってくれている企業と話すのはハードルが低いんです。

悩める学生へ

最後に、将来に悩む大学生や、スパイスアップでのインターンを考えている人に、何かアドバイスがあればお聞かせください!

学生からいきなり社会人になるって、ちょっとハードルがあると思うんです。みんな普通にやっているけれど、働くってなかなか想像がつかなくて不安だし、自分のやりたいこともよくわからないし、と立ち止まってしまう人も少なからずいるはず。

そんな人にこそ、スパイスアップでのインターンをおすすめしたいなと思います。私自身も、そのまま社会人になるのが嫌で休学してスリランカに行きましたが、広告営業の仕事はいざやってみると結構楽しくて、働くことに対して前向きになれたんです。それから、神谷さんや日系企業の駐在員の方など、スリランカで活躍する日本人の方たちとお話しする中でも、いろいろな刺激を受けました。

だから、明確な目標がある人やバリバリ仕事をしたい人しか来ちゃいけないってことはないかなと思います。もちろん積極的に仕事するに越したことはないけど、私自身も一日に何件も営業に行ってというタイプではなかったし、それぞれのペースで過ごしたらいいんじゃないかな。

インターンを通してこんなスキルが身についたっていうことも大事だけど、スリランカという国に来て、人に話せるような面白い体験や、新しい発見ができるっていうこと自体に大きな価値があるように思います。

編集後記

将来何をやりたいのかも、自分に何が向いているのかもわからないまま、流されるように就活、就職していいのだろうか。でもここでレールを外れてしまったら、取り返しのつかないことになるのではないか。こうした悩みは私も経験したことがあったので、今回のRさんのお話にはとても共感しました(私も去年休学してスパイスアップでインターンをしていました)。でも皆さん、Rさんのように大企業でバリバリご活躍されている方でも、学生時代には立ち止まることもあったのです。そう思うと、勇気づけられますよね。

もし同じことで悩んでいる方がいたら、思い切ってスリランカに行ってみるのも、いいかもしれません。行ったからといって急に将来のビジョンが明確になるとは限らないけれど、部屋で悶々としているだけでは見えなかったものが見えるようになることは確かです。そしてどう転んでも、スリランカでの愉快な体験はきっと、その後の人生を明るくしてくれるはずです。

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