スパイスアップでインターンしてみた感想
こんにちは!ゆうなです。実は私は2ヶ月間のスリランカ生活を終え、(実質2週間インドに行っていたので、スリランカにいたのは6週間ですね)もう日本に帰国しました。今回は私がこのSpice Upでインターンシップをしてみての感想をお伝えしたいと思います。
目次
- 1 私がそもそもインターンシップに参加した理由 、目的
- 2 いくつかあるインターンシップの中から、スリランカにあるこのSpice Upという会社でのインターンシップを選んだ理由
- 3 インターンシップの内容について
- 4 記事の内容について
- 5 インターンシップに参加する中での目標は達成できたか、その要因はなにか
- 6 自らの目的は達成されたか
- 7 インターンシップで得た事、価値観の変化は何か
- 8 最も楽しかったこと、辛かったこと
- 9 Spice Up以外での活動
- 10 スリランカでの1日
- 11 スリランカでの観光
- 12 これから何を目指していくか、具体的に実行していくこと、日常をどう変えて行くか
- 13 これからSpice Upのインターンシップに参加する人や、スリランカに来る人に対してのメッセージ
私がそもそもインターンシップに参加した理由 、目的
私がインターンシップに参加した理由の1つ目は、大学生活最後の夏休み、丸2ヶ月間日本にいたらただバイト漬けで終わってしまうな〜、つまらないな〜、なにか新しいことしたいな〜、とりあえず海外行きたい!と思ったからです。
2つ目は、将来的に海外移住したいな〜、海外で働きたいな〜、と思っていたものの、私自身留学やノマド修行として1ヶ月単位で海外に行ったことはあったのですが、実際に現地で”働く”という経験はなかったため、この機会に海外で働くことを挑戦しよう!と思ったからです。
目的としては、将来的に海外で働くというビジョンを明確にし、現実的に自分が向いているかどうか適正を判断するため、また、どんな仕事が向いているかどうか自分自身を見つめ直すためです。他には、スリランカという国で今後生活したいと思うかどうかの、試住体験です。
いくつかあるインターンシップの中から、スリランカにあるこのSpice Upという会社でのインターンシップを選んだ理由
まず、私がスリランカという国を選んだ理由は今までに行ったことがなかったから、自分の周りに行ったことがある人がいなくて、ネタになるかなと思ったから、という漠然とした理由です。(笑)スリランカに行くまでの私はスリランカのことは何も知らなくて、何が有名なのか、何を食べるのか、何語を話すのか、どこにあるのか、本当に何も知らなかったです。
ただ、スリランカに行きたい!という訳でもなかったわたしがこのインターンシップを決めた理由の大きなポイントは、面談した時の神谷さんの人柄の良さです!初対面なのにとても話しやすくて、良い意味で気を遣いすぎないでいい雰囲気を醸し出していて、好奇心旺盛でめちゃくちゃ物知り、素敵な方だな、こんな方とお仕事出来たらなんだか楽しそうだな、と直感で思いました。
そして、ここであれば自分のやりたい事が自由にできると思ったからです。面談の時に、まずどんな職種を体験したいか聞かれ、東欧ジョージアでのノマド修行の時にWebライターの勉強をしていたことがあったため、ぜひその学びを生かそう、その力を伸ばそうと思い私はWebライターというお仕事を選びました。そして、Webライターだとスリランカに関することならどんなことでも自分が興味のあること、調べたいことについて書いていい、と言われ、私の性格的に好きなこと、興味のあることだとやる気が出て頑張れるのですが、興味のないことにはとことん興味が無いので、自分に合ってそう!と思い、このインターンシップに決めました。
インターンシップの内容について
インターンシップの内容は、例えばカフェだと行きたいカフェに行って注文してとにかく食べる、写真を撮る、店内を観察する。そこから帰宅して自分が調べてきた内容をまとめる、インターネットを使ってより詳しくカフェについて調べて記事を書く、といった形です。お店で店長さんやオーナーさんに話が聞けるとより良いです。他には、実際になにか商品を買って使ってみたり、レッスンに参加してみたり、とにかく体験をしてそれを文章にする、という形です。
記事の内容としては、とにかくスリランカに関してのことであればなんでもいい!ということで、最初に面談をして私が興味のある分野と、神谷さんが書いて欲しい内容を照らし合わせ、最初は女性用の服屋さんに関しての記事を17件ほど、後半はスリランカにある日本語学校など日本語教育に関しての記事を8件ほど、現地で35件の記事を書きました。この35件という数は過去100人以上のインターン生の中で1番多い記録のようです。ちなみに、帰国後現在2件ほど記事を書いている途中です。
記事の内容について
服屋の記事に関しては実際にお店を自分で調べて回って、商品の雰囲気や生地感、サイズ感やデザイン、価格帯などを調べて記事を書きました。私自身も普段から自分のパーソナルカラーや骨格に合うものを選ぶようにしていて、色んな洋服を見るのが好きなので20店舗近く回りましたが、とても楽しめました。
日本語学校に関しては、神谷さんが行かれたことがある学校が多かったので、そのツテでアポイントを取っていただいて実際に訪問して校長先生または社長さんや、日本人の先生、通っている生徒たちにお話を聞かせて頂いて記事を仕上げました。また、私が10月から半年間日本語教師養成講座420時間コースを受講することを決めていた事もあり、日本語教育というものに興味があったので実際に現場で働いている方のお話を聞けたことはイメージが膨らんでとてもいい勉強になりました。
インターンシップに参加する中での目標は達成できたか、その要因はなにか
私自身は1日1記事(週に5日)書くことを目標としていたので、6週間で35件という数は目標を達成出来て良かったかなと思います。達成出来た要因としては、丸一日取材に行く日を決めて、とにかく一日でたくさんのお店を回ることです。とにかく歩きました。また、何を書こうか悩む時間がもったいないので、とにかく思いついたことを1回書いてみる。書くスピードにも意識しました。書いてみて変だと思ったら消す、内容が薄かったら調べて付け加える、内容が難しかったら簡単な言葉に言い替えたり、その言葉に関しての説明を加える、そのようにとにかく物怖じせず沢山記事を書いていきました。スピード感を大事にしていたため、誤字脱字が多かったり、攻撃的な文章を書いてしまったところを神谷さんに修正して頂いたところは、申し訳ないですが…。ありがとうございます。
自らの目的は達成されたか
実際に海外で働くという経験をし、実際にスリランカで働く日本人の方とも沢山お会いしてお話する機会を与えていただいたことで、かなり自分の中で”海外で生活する”ということに対してイメージは湧いてきました。ただ、個人的に、時期が悪かったのもあるかもしれないですが、食事面や衛生面、娯楽の面で私はスリランカという国では、一生住みたい!暮らしたい!とは思わなかったです。正直6週間でかなり満足してしまいました。(笑)また、Webライターというお仕事も、ものすごく楽しいのですが、その仕事1本で生きていくのはなかなか大変だな、というところと、私自身文章を書くことは好きなのですが、自分が思ったことを正直に書きたくて自己主張が激しい性格なので、自らのブログ程度でいいな、と改めて思いました。クライアントの要求に沿うように文章を書くのは、好きではない、得意ではない、面白くないので今後もWebライターを続けるかどうかは分からないです。反対に、実際に日本語教師として働いている日本人の方のお話を聞いたことによって、将来日本語教師として海外で働くことへの興味がよりいっそ湧いてきました。やりがいを感じられるお仕事だというのがものすごく伝わって、素敵だなと思いました。既に10月から養成講座の授業が始まっているので、勉強を頑張っていきたいです。
インターンシップで得た事、価値観の変化は何か
インターンシップでは、伝えることの難しさを思い知らされました。実物で見るものの、写真では色味が違ったり、生地感が分からなかったり、そのため言葉でうまく説明しなければいけない、どのように表現すれば読者に伝わるのだろうか、色んなことを考えさせられました。また、日本語学校に関しての記事は、実際取材に行かせていただいた先方にこの記事を出していいか了承を得なければいけない。そうなると取材した時に話していた内容でも、この話は公表しないで欲しい、この話はこのように書いて欲しい、と様々な指摘が上がって来て修正が必要で、難しいなと感じました。
価値観の変化については、私自身発展途上国のような国に行った経験がなかったため、初めはかなり衝撃を受けました。空港を降りて、まずタクシーの勧誘がすごい、車に乗ってからも信号待ちで物乞いの人に扉を叩かれる、クラクションの音がうるさい、道端で片足がない人が物乞いをしている、そのような状況を今まであまり見たことが無かったので驚きました。
また、日本人からするとスリランカルピーが弱いこともあって物価は安く感じますが、カフェで10時間働いても日給1200ルピー、日本円にして2023年10月2日のレートで約550円というのは、時給にして60円にもならない、この人たちは本当にどうやって生活しているんだろう?と、不思議な気持ちでした。それに対して、カフェのオーナーはこれ以上お金はいらない、と言えるほどで、プール付きでグランドピアノのある豪邸に住んでいて、日本とは比べ物にならない、貧富の差が本当に激しすぎると思いました。
衛生面では特に、”汚い”と思うこともありました。でも今では、日本が綺麗すぎるんだな、というように思えます。でも日本で生まれ育った私は清潔な環境に慣れているので、いくら他の国に旅行で行っていたとしても、慣れるまでには少し時間がかかりました。
最も楽しかったこと、辛かったこと
インターンシップの中で最も楽しかったことは、色んな日本語学校に行って日本語や日本に興味のある生徒たちに話を聞くことが出来たことです。自分が生まれ育った”日本”という国に興味を持って、自分が毎日使っている”日本語”を自ら学びたくて学んでいる学生たちを見ると、なんだか凄く嬉しい気持ちになりました。毎日本当に充実していたので、仕事をしていて辛かったことはありませんでした。
スリランカ生活の中でいちばん楽しかったことは、私はお酒が好きなので仲のいい人たちとお酒を飲めた事ですかね!観光地としては、シギリヤロックが楽しかったです。日本語が話せるガイドさんが色んなことを明るく説明してくれたおかげで、しんどい岩登りも楽しめました。
Spice Up以外での活動
既にSpice Upの中で記事を書いていますが、私はSpice UpでのWebライターのお仕事以外に、くふ楽での接客とイベントの手伝い、カフェでの接客とコーヒー作りを経験しました。これも神谷さんの元々のお知り合いだったオーナーさんのご協力の元で実現したのですが、私自身直接人とコミュニケーションが取れる接客のお仕事が好きなこともあり、取材の予定がない日にカフェでアルバイトさせて頂いていました。また、大学で日本文化や歴史、観光を学んでいることもあって、日本食レストランでの周年イベントも丸1週間お手伝いさせて頂けて、どちらもスリランカ人の方と英語で色んな会話をして一緒に業務をこなしたり、様々な国のお客様と出会えたり、普段日本では出来ないような体験をすることが出来てとてもいい思い出になりました。
スリランカでの1日
私は不眠症で寝たくてもなかなか寝れず、日本でも朝方に寝て昼に起きることが多いのですが、スリランカでも夜は2時頃に寝て朝はだいたい8時半から9時半頃に起きるという1日を送っていました。起きて身支度を済ませて、軽く朝ごはんを食べて、ゆるっと作業を始めます。ちなみに私は日本では朝ごはんは基本食べない派ですが、朝から活動するとお腹が空くので、軽く食べていました。日本米がある時はお米と味噌汁、基本的には春雨スープとフルーツがある時はフルーツ、卵がある時は卵焼きを作って食べていました。
取材がある日の1日
9:00 起床
~9:20 身支度
~9:40 朝ごはん
11:00~ 取材
13:00 ランチ
14:30~ 取材
17:00 帰宅して記事を書き始める
19:30 夕食
20:30 記事の続きを書く
23:00 お風呂、寝る準備
24:00 記事の続きを書き進める
2:00 就寝
アルバイトがある日の1日
9:00 起床
~9:20 身支度
~9:40 朝ごはん
10:00~ 前日までに取材した記事を書く
12:20出発、30分歩く
13:00~ カフェで勤務開始
15:00 カフェで賄いを食べる
18:00 退勤
19:00~夕食を食べに行く
22:00 帰宅して記事の続きを書く
23:00 お風呂、寝る準備
24:00 記事の続きを書き進める
2:00 就寝
取材もアルバイトもない日は一日中家に籠ってパソコンと向き合っている時もありましたし、昼ごはんを食べに行ったり、夜はお酒を飲みに行ったり、ショッピングモールに行ったりすることも多かったです。
スリランカでの観光
6週間スリランカに滞在していた私ですが、スリランカ国内の観光は、1週間目の週末にウェリガマとミリッサという海の方に鉄道で行きました。2日目は残念ながら雨だったので予定を変更してゴールの世界遺産の壁を観に行って街を散策したのですが、初日は晴れていて念願の海に入ることが出来たので良かったです。その後はくふ楽でのイベントが1週間終わった翌日にご褒美としてピンナワラのゾウの孤児園、ダンブッラ石窟寺院、シギリヤロックに車で日帰りで行ってきました。これはかなりハードスケジュールだったのと、ダンブッラもシギリヤも階段をかなり登らないといけないのでめちゃくちゃしんどかったですが、Theスリランカっぽいツアーでとても満足しました。他にはキャンディやエッラ、カンダラマなど自然!山!を感じられるところにも行ってみたかったのですがタイミングがなく、一緒に行く相手もいなかったので今回は行けませんでした。地方に行く暇が無いくらいには日常が充実していたという証拠だと思います。個人的に一人旅が好きでは無いので、また誰かと旅行でスリランカに行った時の楽しみに取っておくことにしました。ただ、個人的に片道5時間の車や鉄道の旅はすごくしんどいので、スリランカが発展して短時間で移動できるようになったら行きたいな〜といった気持ちです。(笑)
また、Doleのバナナプランテーションに工場見学に連れて行って頂いたり、滞在最後の週にはサリー体験もしました。他には、アフタヌーンティー、シーシャカフェ、フォトブース、夜の屋台、ローカルの市場、なども訪れました。
これから何を目指していくか、具体的に実行していくこと、日常をどう変えて行くか
漠然と海外に住みたい!と思っていたのですが、目的のところでもお話しましたが、やはり私自身は一生スリランカに住みたい!とは思えなかったため、どこの国でもいいという訳ではないな、と学びました。そのため、今後は色んな国に2ヶ月~半年ごとに試住してみて、自分自身がこの場所に一生住みたい!と思えるような場所に出会うことが夢です。そのためには、海外で働けるようなスキルや、働き方をしないといけないと思うので、そのような知識を身につけていきたいと思います。ノマド的な働き方ができるように、今後もライターの仕事や、SNS運用、動画編集などももっと勉強していきたいなと思いました。ただ、私自身がやはり接客業のようなお仕事が楽しい!やりがいがある!と感じられる部分が多かったので、せっかく日本語教師の勉強もするので日本語教師としても海外で働いてみたいなという気持ちが高まりました。
日常では、なにか趣味と関連した資格を取りたいな、と思いました。例えば私は体を動かすことが好きなのでヨガやピラティス、他にはお酒を飲むのが好きなので利き酒検定やワインソムリエ、などそのような資格は意外とどこの国に行っても面白いと重宝されるのではないか、と思いました。今回私はコロンボにある日本食レストランでイベントのお手伝いをさせて頂きましたが、そこで浴衣の着付けをしていました。浴衣の着付け程度であれば勉強すれば誰でも出来るとは思うのですが、もし資格があれば海外で活躍出来るチャンスも広がるのではないかと改めて再確認出来ました。そして私は自分が好きなことを追求したい、逆に興味のないことにはとことん興味がなくてやる気が出ないので、好きなことを仕事にできるようにその物事を極めようと思いました。
これからSpice Upのインターンシップに参加する人や、スリランカに来る人に対してのメッセージ
日本人、スリランカ人、経営者の人との人脈を増やしたい人、人とコミュニケーションをとるのが好きな人、営業職を体験したい人、Webライター、動画編集、SNS運用、などのノマドワークに興味のある人、そんな人には私が体験したこのSpice Upでのインターンシップはめちゃくちゃおすすめしたいです。また、英語力を伸ばしたい人、海や山の自然が好きな人、サーフィンが好きな人、南国フルーツが好きな人、都会よりも田舎が好きな人、カレーが好きな人、辛い食べ物が好きな人、そんな人にはスリランカがおすすめです。ぜひ興味のある方は挑戦してみてください!
神谷さん、本当にお世話になりました!
>インターンシップの詳細はこちらから
大窪邑奈
関西在住の大学4年生。2021年9月から2022年6月末まで約10ヶ月間ハワイにて語学留学を経験。2023年2月から1ヶ月間東欧ジョージアでノマドワークについて学ぶ。2023年8月から2ヶ月間、大学最後の夏休みを利用してスリランカにてWebライターのインターンシップを経験。お酒と運動と刺激が大好き、日焼けと虫と甘いものが苦手。
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