スリランカのジュエリー教室で指輪を作ってきた
こんにちは。スリランカに来て4週目の大学生です。
私が記事ライターのインターンとしてスリランカに来たものの、どこを紹介すればよいか迷っていたところ、偶然「とあるジュエリー教室がよかった」という話を聞きつけ、スリランカはジュエリーが有名だしな~と思い、何となく参加してみることにしました。
結果としては、自分が想像していた6倍面白かったので、今回はこのジュエリー教室に参加してきた感想についてお伝えしていきたいと思います!
目次
参加したジュエリー教室
私が行ってきたのはスリランカ、コロンボにあるD&O Internationalというジュエリー工房です。実はここ、スリランカ在住30年以上の日本人、大槻さんが経営しています。
名前:D&O International
住所:No.15/3 Tickle Road colombo 8 Sri Lanka
Webサイト:JEWELRY CLASS – D&O INTERNATIONAL (PVT) LTD (dando-international.com)
(↓スパイスアップでは、過去に大槻さんへのインタビュー記事も行いました。)
スリランカ社会はコロナの影響をどう受けている?在住歴27年の大槻隆行さ…
今回私は指輪を作ってきましたが、その他にもペンダントやイヤリングなども作ることができます。また、ジュエリーの修理、リフォーム、制作などもされており、基本的にはどんな要望でもできる限り応じていきたいとのことだったので、何かあれば事前に相談してみることをお勧めします!
過去のジュエリー教室の作品例はこちらのリンクからご覧になれます↓
STUDENTS’ WORK – D&O INTERNATIONAL (PVT) LTD (dando-international.com)
ちなみに、ジュエリー制作の楽しさもさることながら、大槻さんの話が面白くて、ジュエリー教室に参加しに来たのか大槻さんと喋りにきたのか分からなくなるくらい、たくさんお話させていただきました。詳しくは後半で紹介したいと思います。
料金・時間・参加方法
【料金】2時間:Rs8,500 3時間:Rs10,000
【時間】午前:9:00~12:00 午後:13:00~16:00
※料金は上記の他に地金代金と鋳造代金の実費が別途かかります。
※時間帯は日曜・祝日以外であれば、ご相談に応じます。
(D&O International webサイトより)
ちなみに、私の場合はジュエリークラス料10,000ルピーと、材料費が9000ルピーでした。
申し込みは、下記リンクより可能です。
CONTACT – D&O INTERNATIONAL (PVT) LTD (dando-international.com)
なお、希望日の3日以上前までに予約していただくことをお勧めします!
事前に相談さえしていただければ、日時やレッスンの内容等も柔軟に対応可能だとのことです。
実際に行ってきた!制作の流れ
6月某日、滞在しているゲストハウスからトゥクトゥクで15分かけ、googleマップで表示された住所にやってきました。
ジュエリー工房には看板などがなく、どこに入れば迷ってしまったのですが、大槻さんに電話したところすぐ迎えに来ていただけました。
今回は1人だったので、行く前は少し緊張していましたが、出会ってすぐに色々な世間話を交わし、お茶も出していただいてリラックスした雰囲気で制作に臨むことができました!
ここからは、私が指輪を作成した大まかな大体の流れを説明していきます。
①作りたい指輪のイメージを決める
完成形の太さ、自分の指に合わせたリングの直径、全体のデザインなどを相談して決めていきます。事前に自分のなかでイメージをもっておくのがおススメです。D&O Internationalのホームページやインターネット上から、あらかじめイメージしている画像を保存しておくか、綺麗ではなくても自分自身でラフ画を描いてもっていくなどするとよいとのことです!
↓指のサイズを測るサイズリング
↓この席に座って作業していきます!
②ワックスのカット
今回行うのは、ロストワックス製法。ワックスで作った指輪の原型を石膏の台材に仕込み、ワックス部分だけを溶かして、できた空洞にシルバーを流し込んでいくというやり方です。
ここでは、自分でワックスを彫刻して型を作ったあと、後日、職人の方が鋳造、磨き、石留めなどをやってくれます。
(希望があれば全行程自分でやることも可能だそうです。)
用意された円筒形のワックスの塊から、先程決めた太さに糸ノコギリでカットしていきます。
③リングの穴を削る
専用のナイフのようなもので、自分の指の太さになるまで削っていきます。左右対称に削るこの作業が、個人的には全体の中で一番難しかったです。(^^;
↓少しずつ削って、太さを測って確かめていきます。
④丸いリングの形に調節
ワックスの余分な部分を大まかにカットし、その後理想の厚みになるまで、あらかじめ引いた線のところまでひたすら削っていきます。
⑥決めたデザインになるよう削り出す
私の場合はなみなみウェーブっぽい指輪を作りたかったので、ワックスにそのような形をペンで模様をつけて、削っていきました。このパートが一番面白かったです!あまり強く握るとワックスが壊れてしまうので、そっと削っていきます。
ここまで大まかに説明してきましたが、表面をきれいに磨いたり、角をなめらかにするなど細かい作業もあり、制作にかかった時間は2時間半ほどでした。
⑦石を選ぶ
こちらは絶対ではないのですが、私は石を入れてみることにしました。
寒色系がいいと伝えると、いくつか見本を持ってきていただいたので、写真中央の緑水晶を入れることにしました。
⑧完成!!!
作ってから約2週間後に受け取ってきました!
完成品がこちらになります↓↓↓
自分が削った形が実物のリングになるとやはり感動しますね!!
いくつかまとめて鋳造を行っているため、鋳造のスケジュールがきちんと決まっているわけではないそうですが、旅行者の方などは、事前に相談していただければ最短3日ほどで仕上げることも可能だということです。また、日本への郵送もできますが郵送費用が1万円以上してしまうため、急ぎでなければ大槻さんや大槻さんの知人が日本に戻るタイミングなどで国内から配送すれば安くお届けすることも可能だそうです。
ジュエリー制作楽しかった!
さて、ジュエリー教室を終えてみて、すごく楽しかったです。
アクセサリー作りなんてしたことがありませんでしたが、大槻さんがしっかりと教えてくれますし、めちゃくちゃ難しい行程もないので、初心者でも楽しくできると感じました。
そして、冒頭でも少し触れましたが、指輪作りとともに大槻さんとお話することもとても楽しかったです!
指輪を作っている間、ずっと横でお話してくださるので、黙々と作業するだけのようなの時間はほとんどなかったです。指輪を作りながら耳だけで聞いているので、途中でラジオを聴いているかのような錯覚に陥ってしまいました。
スリランカに長年住まれているので、スリランカのことは何でも教えてくださるのはもちろん、スリランカで起業するに至ったユニークな人生の道のりや、そこから得た失敗談や考え方についてお聞きすることができました。
特に、「変えられないことは変えようとしなくていいし、そんなに頑張って人と比べなくてもいい」という言葉が印象的でした。
ジュエリー作りに来ただけのはずが、なぜか最後には自己肯定感が高まるという不思議な体験でしたので、アクセサリー作りに興味がない人でも、大槻さんと話すためだけに訪れる価値はあると思います!大槻さんはそういう方でもウェルカムだそうです!(笑)
ちなみに、ジュエリー教室が終わったあとに、建物の2階にある工房の方も少し見学させていただきました。
まとめ
今回は私1人でしたが、他の人と参加しておそろいの指輪を作ったりもできたら楽しいだろうな~と思いました!
スリランカに来た記念にオリジナルジュエリーをお土産に作りに来るのもいいですし、大槻さんと話に来るのもよいと思います!
スリランカに来た際には、皆さんも是非訪れてみてください(^^)/
大学生です。スリランカでインターンをしています。
新着記事
-
“スリランカにおける現代ファッションを徹底調査”
年間を通して高温多湿の南国、自然豊かで「インド洋の真珠」とも呼ばれるスリランカ。日本とは全く異なる気候に住むスリランカの人々が普段どのような服を着ているのか、どのような服を好むのか知っていますか? 欧米諸国の人々のファッ…
2024年11月14日 -
世界遺産ゴール・フォートの中にある“好立地”ホテル「The Fort ...
私は今回、世界遺産ゴール・フォートの旧市街の中にあるホテル「The Fort House」に宿泊してきました。 ゴールには数多くの宿泊施設がありますが、世界遺産である旧市街の中にあり、散策しやすい場所にある「The Fo…
2024年11月13日 -
バワが手掛けたスリランカ初のモダンリゾート「ジェットウィングラグーン」
ジェフリーバワが最初に手掛けたリゾートホテルが、1965年〜1966年に建設したブルーラグーンホテル(現:ジェットウィングラグーン)です。 バワのカントリーハウスであったルヌガンガは湖に突き出した半島を走る道を挟んで北側…
2024年11月12日