シンハラ語2-3 20〜99の数え方・覚え方
本記事では、シンハラ語の数字「20〜99」の数え方を学びます。
目次
1の桁は1〜9そのまま
11〜19を覚えることと、20〜99を覚えるのは同じくらいの労力です。
というのは、11〜19は変化が大きく覚えるのが大変でしたが、20〜99は1の桁が1〜9そのままだからです。
覚えないといけないのは、10の桁の名前です。
秩序を生んだ次男ウィッサ(20)
2(デカ)姫から生まれた20がなぜ「ウィッサ」と名付けられたのか謎です。
長男ダハヤが1の桁に振り回されていたことを踏まえ、1の桁に秩序をもたらした次男ウィッサの功績は偉大です。
20〜29はウィシと語尾を変わて、その後は1〜9をそのまま従わせています。
20「ウィッサ」
21「ウィシ・エカ」
22「ウィシ・デカ」
23「ウィシ・トゥナ」
24「ウィシ・ハタラ」
25「ウィシ・パハ」
26「ウィシ・ハヤ」
27「ウィシ・ハタ」
28「ウィシ・アタ」
29「ウィシ・ナマヤ」
3姉妹のティハ(30)・ハタリハ(40)・パナハ(50)
3(トゥナ)姫から産まれた30(ティハ)
4(ハタラ)姫から産まれた40(ハタリハ)
5(パハ)姫から産まれた50(パナハ)
次男ウィッサの功績に加えて、自分たち10の桁にも秩序をもたらした3姉妹は母の名前を残しつつも、語尾を”ハ”で揃えます。
そして、1の桁を従える時も、仲良く語尾を”ハ”から”ス”に変えます。
30「ティハ」
31「ティス・エカ」
32「ティス・デカ」
33「ティス・トゥナ」
34「ティス・ハタラ」
35「ティス・パハ」
36「ティス・ハヤ」
37「ティス・ハタ」
38「ティス・アタ」
39「ティス・ナマヤ」
40「ハタリハ」
41「ハタリス・エカ」
42「ハタリス・デカ」
43「ハタリス・トゥナ」
44「ハタリス・ハタラ」
45「ハタリス・パハ」
46「ハタリス・ハヤ」
47「ハタリス・ハタ」
48「ハタリス・アタ」
49「ハタリス・ナマヤ」
50「パナハ」
51「パナス・エカ」
52「パナス・デカ」
53「パナス・トゥナ」
54「パナス・ハタラ」
55「パナス・パハ」
56「パナス・ハヤ」
57「パナス・ハタ」
58「パナス・アタ」
59「パナス・ナマヤ」
最強のロック兄さんハァタ(60)と弟ハァッテェーワ(70)
6(ハヤ)姫から産まれた60(ハァタ)
7(ハタ)姫から産まれた70(ハァッテェーワ)
この兄弟は”ハァ”から始まります。
ハァタ兄さんは10の桁世代最強の男で、唯一形を変えずに1の桁を従えさせます。
60「ハァタ」
61「ハァタ・エカ」
62「ハァタ・デカ」
63「ハァタ・トゥナ」
64「ハァタ・ハタラ」
65「ハァタ・パハ」
66「ハァタ・ハヤ」
67「ハァタ・ハタ」
68「ハァタ・アタ」
69「ハァタ・ナマヤ」
名前が長い弟ハァッテェーワは、語尾から「ーワ」を省く、省エネを世に提示します。
70「ハァッテェーワ」
71「ハァッテェ・エカ」
72「ハァッテェ・デカ」
73「ハァッテェ・トゥナ」
74「ハァッテェ・ハタラ」
75「ハァッテェ・パハ」
76「ハァッテェ・ハヤ」
77「ハァッテェ・ハタ」
78「ハァッテェ・アタ」
79「ハァッテェ・ナマヤ」
明日に架ける姉アスーワ(80)と妹アヌーワ(90)
8(アタ)姫から産まれた80(アスーワ)
9(ナマヤ)姫から産まれた90(アヌーワ)
この姉妹は”ア”で始まります。
70(ハァッテェーワ)が提唱した語尾を省力する省エネ対策を引き継ぎ、アスーワとアヌーワも語尾の”ワ”を省いて、1の桁を従わせます。
80「アスーワ」
81「アスー・エカ」
82「アスー・デカ」
83「アスー・トゥナ」
84「アスー・ハタラ」
85「アスー・パハ」
86「アスー・ハヤ」
87「アスー・ハタ」
88「アスー・アタ」
89「アスー・ナマヤ」
90「アヌーワ」
91「アヌー・エカ」
92「アヌー・デカ」
93「アヌー・トゥナ」
94「アヌー・ハタラ」
95「アヌー・パハ」
96「アヌー・ハヤ」
97「アヌー・ハタ」
98「アヌー・アタ」
99「アヌー・ナマヤ」
段々と秩序を生み出した10の桁世代、それを引き継ぐ、100の桁世代と1000の桁世代は、世代を超えたルールを生み出していますので、もっと覚えるのが簡単になります。
シンハラ語の数字は桁が小さいほど覚えることが多く、桁が増えれば覚えることが減りますので、あともう少しです。
ということで、次回は100の桁と1000の桁の数え方を学びます。
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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