シンハラ語3-2 シンハラ文字で読む人名:ラージャパク「シャ」、バンダーラナーヤカ国際空港など
前回の記事では、シンハラ文字からシンハラ地名を学びました。
今回の記事では、シンハラ文字からシンハラ人名を学びましょう。
人名もシンハラ語・タミル語・英語の表記があり、英語表記に基づいて日本語(カタカナ)表記されるため、シンハラ人名のシンハラ語発音とは異なるカタカナが当てられています。
「バンダラナイケ国際空港」と表記されていることが多いですが、シンハラ文字に従うと「バンダーラナーヤカ国際空港」となります。
「ラージャパクサ大統領」などと表記されていることが多いですが、シンハラ文字では最後は「しゃ」行の文字が当てられていますので、「ラージャパクシャ大統領」となります。
本記事冒頭の写真は、スリランカの空港・貯水池・ダムなど人名から付けられたものをいくつかピックアップしたものです。
貯水池を意味するウェッラはスリランカ各地で見られます。
水を求めて象が集まる貯水池(ミンネーリヤ・ウェッラ、ウダワラワ・ウェッラ)はジープサファリをする場所としても知られています。
ウェッラの中でも特に大きなものが”大洋”を意味するサムードラヤと名付けられています。
ゴールフェイスには、インド系5つ星ホテルのTAJ Samudraがありますが、ホテルの前にインド洋が広がることからのネーミングなのでしょう。(スリランカ観光局のホテルスクール「Samudra Hotel」とも関係しているのかもしれません。)
建国の王ウィジャヤが結婚した先住民の女王クウェニの宮殿がウィルパットゥ国立公園にありますが、人名とは関係ありませんが、宮殿つながりで仏歯寺についても記載しました。
ジョセフ・バズはポルトガル領ゴア・ボンベイに生まれ育ち、ポルトガルに代わってスリランカ沿岸部を掌中に治めたオランダ東インド会社がプロテスタント(カルヴァン主義)を広める中で、カトリック教徒のためにスリランカに渡って活動した宣教師です。
英語「Saint」にシンハラ語では「シャーンタ」を当てるようですが、シャーンタという名前の方もスリランカにはいます。
その他のシンハラ人名

ポルトガル由来の名前である「DeSilva(デシルワー)」「Dias(ダヤス)」「Fernando(プラナーンドゥラ)」は、シンハラ語では発音が少し異なることが分かります。

名前によく出てくる単語が多いことも分かります。
私のシンハラネームは、マサシンハにしようかと一瞬思いました 笑
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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