スリランカの人気音楽ってなに?有名歌手が集まるコンサートに行ってみた!
スリランカで公共のバスに乗ると、車内で高確率で音楽が流れていて、日常の中で音楽に触れる機会がふと多いことに気づきます。でも誰の何という曲なのか、どれが人気の曲なのか全くわからない!調べてもいろんな人が出てきて、判断がつかない!
そんな中、現地の友人から「有名な歌手がたくさん出演する大きなコンサートがあるよ!」と誘ってもらい、これはチャンスと思い、スリランカ音楽を体感しにコンサートに行ってきました!
目次
- 1 スリランカ音楽の特徴とは?
- 2 いざ、有名歌手が集まるコンサートへ!
- 3 実はチャリティーコンサート
- 4 コンサート開演!
- 4.1 Sunil Edirisinghe
- 4.2 Deepika Priyadarshani
- 4.3 Raveen Kanishka
- 4.4 Pradeepa Dharmadasa
- 4.5 Umaria Sinhawansa
- 4.6 Charitha Priyadarshani
- 4.7 Edward Jayakodi
- 4.8 Uresha Ravihari
- 4.9 Jagath Wickramasinghe
- 4.10 Dayan Witharana
- 4.11 Farni Roshine
- 4.12 Rodney Warnakula
- 4.13 Janaka Wickramasinghe
- 4.14 Mihindu Ariyaratne
- 4.15 Lahiru Perera
- 5 さいごに
スリランカ音楽の特徴とは?
- 多文化が融合したサウンド
インド・ポルトガル・イギリスなど、歴史的に影響を受けた国々の音楽が混ざり合い、独自のスタイルを生み出しています。
- 感情表現の豊かさ
愛・別れ・喜びなど、人生の機微を全力で表現するのがスリランカ音楽の真髄。聴く人の心に直接届く力があります。
- お祝いと日常に根ざした音楽
ポルトガル由来のリズミカルで陽気な音楽バイラ(Baila)に代表されるように、結婚式や祭りなど生活の節目に音楽が欠かせない存在です。
- 伝統と現代の共存
古くからの伝統音楽を守りながら、R&Bやエレクトロニックを取り入れた新しいスタイルも生まれています。
- 二言語にわたる多様性
シンハラ語とタミル語、それぞれの文化的背景を持つ音楽が共存し、スリランカの音楽シーンに幅広さをもたらしています。
いざ、有名歌手が集まるコンサートへ!

今回訪れたのは、コロンボにあるBMICH(Bandaranaike Memorial International Conference Hall)。国際会議も開催される格式あるホールで、スリランカでも有数の大型イベント会場です。
今回のコンサート「Suwasara Gee Dahana 2026」は、2026年4月4日(土)に開催されました。
音楽監督を務めたのは、Jagath Wickramasingheさん。スリランカ音楽界を代表する大御所で、数多くの人気楽曲を手がけてきた有名人。当日は実力派の人気歌手たちが多数出演し、一緒に参加したスリランカ人いわく、「スリランカ音楽界のオールスター」とのことでした。
実はチャリティーコンサート
このイベントは、単なる音楽ライブではありませんでした。
主催はサマスタ・ランカ腎臓患者協会(https://slkidney.com/)。スリランカで深刻な問題となっている慢性腎臓病(CKDu)への支援を目的とした1年に1度行われるチャリティーコンサートでした。
注目すべきは、有名歌手・軍の音楽団・司会アナウンサーまで、出演者全員がノーギャラで参加。
今回のコンサートは700万ルピーの募金(約350万円)を目標に掲げ、腎臓病の予防や健康に関する啓発、そして患者へのケアとサポートの重要性を広く社会に伝えることを目的としていました。実際に開演前や、コンサート途中にサマスタ・ランカ腎臓患者協会からのお話もありました。
コンサート開演!
案内には18:00開演と記載されていましたが、実際にコンサートが始まったのは18:30頃でした。
18:00ごろから観客が集まりはじめ、会場が落ち着いたところでスタートする。これはスリランカでは自然な流れのようで、最初からそれを見越した時間設定だったみたいです。
スリランカの時間間隔を掴むのに慣れず、席でそわそわして待っていました。

そしてついに開演!
最初に登場したのは、スリランカ陸軍音楽隊。迫力と美しさのある演奏が会場に響き渡ります。
驚いたのが、今回のコンサート中に撮影・録画がOKだったこと。
日本ではあまり見られない光景に少し驚きつつ、観客それぞれが思い思いにこの特別な時間を記録していました。
ということで当日の写真とともに、ライブの様子と出演していたアーティストを順に紹介していきます。
※すべてのスリランカのコンサートで撮影・録画が許可されているわけではありません。イベントによってルールが異なるため、各会場にて確認することをおすすめします。
Sunil Edirisinghe

最初の歌手は、スリランカで誰もが知るといわれている大スター、スニル・エディリシンハ(Sunil Edirisinghe)さん。
歌声がとても優しく、心に染み渡るような深い響きがありました。一曲一曲を大切に、語りかけるように歌うスタイルがとても印象的。言葉の意味はすべて分からなくても、ふと不思議に懐かしい気持ちになる雰囲気でした。
こちらは、スリランカの人なら誰もが口ずさめるほどの名曲とのこと。
Deepika Priyadarshani

次に出演したのは、優しく包み込むような歌声が魅力の、ディーピカ・プリヤダルシャニ(Deepika Priyadarshani)さん。
スリランカの平和を願う曲や、愛・優しさをテーマにした楽曲で知られる国民的な女性シンガーで、音楽教師としての顔も持つアーティストです。
ディーピカさんの曲といえば?で真っ先に出てくる曲は、「 Sina Podak Wee(シナ・ポダック・ウィー)」と教えていただきました。
Raveen Kanishka

続いて出演したは、若手実力派スターのラヴィーン・カニシュカ(Raveen Kanishka)さん。
彼は歌手としてだけでなく、スリランカの人気ドラマに出演する俳優としても絶大な人気を誇っており、今のスリランカのエンタメ界を引っ張る「最旬のイケメンスター」といった存在とのこと。
彼の代表曲の一つがこちら
Pradeepa Dharmadasa

続いて出演したのは、凛とした美しさと力強い歌声を持つ実力派シンガー、プラディーパ・ダルマダーサ(Pradeepa Dharmadasa)さんです。
彼女は、ただ美しい歌を歌うだけでなく、社会的なメッセージや人々の思いを歌に乗せて届けるアーティストとのこと。
彼女の代表曲の一つがこちら
Umaria Sinhawansa

続いてステージに登場したのはスリランカの歌姫、ウマリア・シンハワンサ(Umaria Sinhawansa)さん。
パワフルな歌唱力でしっとりとしたバラードから、ポップな曲まで、自由自在に歌い上げる方です。
彼女の有名な曲のひとつがこちら
Charitha Priyadarshani

続いて登場したのは、品格のある歌声で会場を魅了したチャリタ・プリヤダルシャニ(Charitha Priyadarshani)さん。
彼女はスリランカのテレビやラジオで見ない日はないほどの有名人で、その安定した歌唱力と、聴く人を包み込むような温かい表現力には定評があるとのこと。
彼女の有名な曲のひとつがこちら
Edward Jayakodi

次に出演したのは、深みのある歌声と温かい人柄で愛される巨匠、エドワード・ジャヤコディ(Edward Jayakodi)さん。
スリランカの音楽界で長年トップを走り続けているレジェンドで、子供向けの楽曲も多く制作しています。
「これを知らずにスリランカ音楽は語れない」というほど圧倒的に有名な彼の曲がこちら
Uresha Ravihari

続いて出演したのは、伸びやかな歌声が魅力のウレーシャ・ラヴィハリ(Uresha Ravihari)さん。
彼女は、スリランカの数多くの映画でヒロインの歌唱パートを担当している「映画音楽の女王」。映画のシーンを彩る彼女の歌声は、スリランカの人々にとって非常に馴染み深いとのこと。
彼女の膨大なヒット曲の中でも、有名な曲のひとつはこちら
Jagath Wickramasinghe

続いて出演したのはスリランカ音楽を支える天才、ジャガット・ウィクラマシンハ(Jagath Wickramasinghe)さん。
歌が上手なのはもちろん、自分で曲を作ったり楽器を演奏したりと、何でもこなす多才なアーティスト。このコンサート全体の音楽の音楽監督も務めていました。今回はソロ歌唱と娘さんとデュエットもありました。
そんな彼の数ある名曲の中で、「これを知らないスリランカ人はいない」と言われている曲がこちら
Dayan Witharana

次に出演したのは、優しく語りかけるような歌声が魅力のダヤン・ウィターラナ(Dayan Witharana)さん。
スリランカのポピュラー音楽シーンで長く活動し、バラードからポップスまで幅広い楽曲を歌いこなす方です。
彼の代表曲の一つがこちら
Farni Roshine

次に出演したのは、透き通るような美しい歌声が特徴のファルニ・ロシニ(Farni Roshinえ)さん。
実力派シンガーとして、多くのテレビ番組やライブイベントに出演しているとのこと。
ファルニ・ロシニさんは、YouTube上での公開楽曲が少なく、今回披露された曲も確認できませんでした。ただ、その歌声は会場全体を包み込むような素晴らしいものでした。YouTubeで見つけた歌唱シーンをこちらにご紹介します。
Rodney Warnakula

続いて出演したのは、スリランカのエンターテインメント界を代表する人気者、ロドニー・ワルナクラ(Rodney Warnakula) さん。
彼は歌手としてだけでなく、俳優や司会者としても第一線で活躍するマルチタレント。ユーモアあふれる親しみやすいキャラクターで、子供からお年寄りまで幅広い世代に愛されています。
そんなロドニーさんの代表曲といえば、スリランカで知らない人はいないこの曲
Janaka Wickramasinghe

続いて出演したのは、優しく包み込むような歌声が魅力のベテランシンガー、ジャナカ・ウィクラマシンハ(Janaka Wickramasinghe) さん。
スリランカで長く愛されている実力派で、特に、バラードを歌わせたら右に出る者はいないと言われるとのこと。
ジャナカさんの名曲といわれる曲の一つがこちら
Mihindu Ariyaratne

続いて出演したのは、力強い歌声で若者を中心に絶大な人気を誇るミヒンドゥ・アリヤラトナ(Mihindu Ariyaratne) さんです。
ロックバンドのボーカルとしても活躍しており、そのハスキーでパワフルな歌声は一度聴いたら忘れらない印象。
そんな彼の最近の人気曲はこちら
Lahiru Perera

そして、コンサートのラストを盛り上げたのは、スリランカ音楽界のヒットメーカー、ラヒル・ペレーラ(Lahiru Perera) さん。
伝統的なメロディに現代的なダンスビートを融合させたスタイルで知られ、一度聴いたら耳から離れない中毒性のある楽曲を次々と生み出しています。
そんな彼の名を一躍有名にし、いまやスリランカの国民的ソングとなっているのがこの曲。
サビで「ランパタ ランパタ ランパタ~」と会場みんなで歌って盛り上がったのがとてもたのしかった!
さいごに
一言でいうと、とっても楽しい夜でした🌙
コンサートはおよそ3時間半。22時頃に終わりました。
トークはシンハラ語だったので、正直なところ内容はほとんどわからなかったのですが、不思議とそれが気になることはありませんでした。音楽が始まった瞬間、会場の空気がふっと変わり、そこにいる人たちの気持ちがひとつになるような感覚があり、その一体感がとても心地よく、印象に残っています。
言葉がわからなくても楽しめるというのは、音楽ならではの魅力なのだと、改めて感じました。ダンサーの方々もとても素敵でした。キレのある動きに加え、きらびやかな衣装も相まって、思わず目で追ってしまうほど。
今回は友人にお願いしてチケットを取ってもらったのですが、オンラインでも購入できるようです。
旅と音楽は、やはり切り離せないものであり、これからスリランカを思い出すとき、きっとこの夜の音楽も一緒に浮かんでくるのだと思います。
どこか遠くに感じていたスリランカの音楽が、ぐっと身近に感じられた夜。スリランカの音楽にもっと触れて、バスに乗った際に「この曲知っている!」という瞬間がくる日が楽しみです。
もし機会があれば、ぜひ一度スリランカの音楽に触れてみてください!
※出演者名は一部敬称略で記載しています。
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