【日本の大学生もハマった!】スリランカの人気アーティスト5選
みなさんは、スリランカのアーティストの曲を聴いたことがありますか?
日本にいると、K-POPや洋楽は身近でも、スリランカの音楽はなかなか馴染みがないですよね。
今回は、現地の方へのインタビューをもとに、スリランカで若者に人気のアーティストについてまとめました。
筆者もこの前までスリランカ音楽にはまったく触れたことがなかったのですが、インタビューで教えてもらった曲を聴いてみたら、これがとても良い!!
日本の音楽ともヨーロッパの音楽とも違う独特なメロディやリズム、伴奏に使われている伝統楽器の豊かな響き。あっという間に虜になってしまいました。
みなさんもこの記事を読んで、新しい音楽ジャンルを開拓してみては?
目次
スリランカで若者に人気のアーティスト5選
コロンボ大学とコロンボシティセンター(ショッピングモール)にて、20代のスリランカ人50名を対象に、「若者の間で人気のアーティスト」を聞いてきました。
以下、3名以上の人から名前が挙がった5組のアーティストと、そのアーティストの人気曲を1曲ご紹介します。曲は、YouTube、Spotifyの再生数から総合的に判断して最も人気と見られるものをピックアップしています。
Yohani
1993年コロンボ生まれ。2016年から音楽活動を開始。
YouTubeでラップ曲のカバーを多く投稿し、「ラッププリンセス」として一躍有名に。最近ではボリウッド映画の作中曲も手がけ(『Thank God』の作中曲「Manike」、『An Action Hero』の作中曲「Jehda Nasha」)、南アジアを巻き込んで人気沸騰中!
▷▷Yohaniの人気曲-Kella
2023年発表のアルバム『Kella』のタイトル曲。とびきりキュートなファッションやメイクにもご注目!
https://youtu.be/1wm0YHRt9oU?si=Z4CKn56ZPXbputVp ←うまく再生されない場合はこちらから
Batiya N Santhush
1998年結成の、Bathiya Jayakody (1976年生まれ)とSanthush Weeraman (1977年生まれ)によるデュオ。略してBNS。
2000年代以降スリランカ音楽界を席巻し現在も変わらぬ人気を誇る、スリランカの代表的音楽グループ。2002年には、スリランカ人として初めてユニバーサルミュージックパブリッシング(UMPG)と音楽出版契約を締結した。
▷▷BNSの人気曲-Kiri Kodu Hithata
歌詞はシンハラ語とタミル語のミックスで、主にシンハラ語部分をBNSが、タミル語部分をNirosha Virajiniという女性歌手が歌っている。女性部分を次に紹介するKanchana Anuradhiが担当したバージョンもリリースされている。歌詞は、異なるエスニシティの人同士の愛を歌ったものと見られる。
Kanchana Anuradhi
1998年ガンパハ生まれ。ニックネームはKanchi。
唯一無二の澄んだ歌声をもつ、スリランカの歌姫!恋愛について歌った曲が多く、容姿も華やかなことから、スリランカ女子たちからの支持が厚い。
▷▷Kanchana Anuradhiの人気曲-Aaley Mal
ずっと聞いていたくなるような美しい歌声に癒される一曲。
https://youtu.be/HEm9KIjEVV4?si=_q6ftPgCC-iJcsxq ←再生はこちらから
Dinesh Gamage
1994年ヌワラエリヤ生まれ。ポップ、フォーク、レゲエの要素を融合した独特の音楽が人気を集める。
学生時代、周りより早く顎ひげが伸びたため、「ナナ」というあだ名をつけられた(ナナ=「ムスリム男性」を指す。ムスリムは顎ひげがあるイメージから。)というエピソードを明かしているが、歌手になった現在でもその顎ひげはトレードマークとなっている。
▷▷Dinesh Gamageの人気曲-Thamarasa
爽やかなラブソング。穏やかな声が耳に優しい。https://youtu.be/Z42aFor5MiM?si=yCu8tXwaZ8A5A369 ←再生はこちらから
Chamara Weerasinghe
1981年マータラ生まれ。2000年から音楽活動を開始。
ロマンチックな歌とカリスマ的な性格が人気を集め、SLIM-Kantar Peoples Awards(スリランカでその年活躍した著名人に贈られる賞)など多くの賞を獲得している。
▷▷Chamaea Weerasingheの人気曲-Mathakayan Obe
バンドのメンバーは全員サングラス。一見いかつめの集団だが、歌詞はどうやら初恋の思い出について歌っているらしい。
アーティスト同士のコラボ曲
ここまでで、スリランカのポップミュージックにハマったという方へ。以下では、ここまで見てきた歌手同士がコラボレーションしている曲をご紹介します。推し同士が共演していると、テンション上がりますよね!
Dinesh Gamage × Kanchana Anuradhi
▷▷Denama Thuru Maa
スリランカ音楽界注目の若手2人が、切ないラブソングを歌い上げます。MVでバイクの2人乗りをしているのもきゅんポイント!
Bathiya N Santhush × Yohani
▷▷Unmada Prema Geeya
2組ともさすがの歌唱力!陽気なリズムで、思わず一緒に踊りたくなる一曲。元気がないときにぜひ。
https://youtu.be/2pumZasMYjs?si=ur-rWJU-XZ8DOTMb ←再生はこちらから
おわりに
このように、日本ではあまり知られていませんが、スリランカには魅力的なアーティストがたくさんいます。
筆者はすっかりハマってしまって、最近では鼻歌で口ずさむ歌もスリランカの曲。いよいよこの国に染まってきたな、という感じがしてちょっと嬉しいです。
みなさんもぜひ、推しのスリランカ人アーティストを見つけてみてください♪
早稲田大学文学部4年
アジアの歴史や文化に興味があります。趣味は読書、旅行、美術館巡り。
カラフルなスリランカの景色が大好き!
# 関連キーワード
新着記事
-
Spice Upインターンのまとめ
アユボワーン!ワナカム!(こんにちは) 私は、約3か月間Spice Upでインターンを経験しました。本記事では、このインターンで得た学び、スリランカでの特別な思い出、そして今後の展望について振り返ります。 目次1 はじめ…
2024年12月03日 -
山村バウラーナの長屋(ラインハウス)再生プロジェクト
スリランカ中央部にある小さな村、バウラーナ。紅茶産業の発展とともに形成されたこの村では、今もインド系タミル人が住む「ラインハウス」が連なり、独自のコミュニティが形成されています。私はこの村でのホームステイや様々な体験を通…
2024年12月02日 -
Budo Sri LankaのKeerthiさんから聞いたスリランカの...
目次1 インタビューのいきさつ2 Budo Sri Lanka3 Keerthiさんの経歴4 なぜ武道を教えているのか5 この30年間でのスリランカの変化6 Keerthiさんが語る文化の大切さ7 インタビューから見えた…
2024年12月01日