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タミル語2-1 食べ物の名前

2022年6月01日

タミル文字を使って、タミル語の食べ物・飲み物の名詞について学びます。

カレーの語源「カリ」

カレーの語源は英語のカリーで、英語のカリーの語源はタミル語のカリだと言われています。

スリランカでカレーについて問うと、素材名を答えてくれますが、イギリス人がタミル人に肉のカレーについて名前を尋ねたら「カリ」と答え、野菜のカレーについて名前を聞いたら「カーイカリ」と答えたので、イギリス人はカリーと呼んだということは想像がつきます。

厦門語の茶(テー)がイギリスでは「ティー」と呼ばれたように、タミル語のカリがイギリスではカリーと呼ばれるようになったのでしょう。

ということで、
肉=カリ
野菜=カーイカリ

夏目漱石が食べたミラフ・タンニール

夏目漱石は留学のためロンドンに向かう途上にコロンボで人生初のカレーを食べたと言われています。

コロンボ・フォートのムダリージ通りで食べた “「ライス」カリ” と漱石が書き残したのは、ミラフ・タンニール(胡椒の水)と呼ばれるスープだったのではないかと言われています。

水分は、「なんちゃらニール」というようです。

水:タンニール
お湯:ヴァンニール
ヤシ果汁:イラニール

ちなみに、コロンボをタミル語で「コルンプ」
ニゴンボをタミル語で「ニールコルンプ」と言いますが、「水のコロンボ」という意味で、大きなラグーンがあり、ニゴンボらしい名前だと思います。

果物=パラム

果物をパラムといい、名前にパラムがつく果物と合わせて覚えましょう!

果物:パラム
マンゴーの実:マーンパラム
バナナの実:ヴァーライッパラム

棒状の野菜=ッカーイ

オクラ、ナス、きゅうりと棒状の野菜の名前には「ッカーイ」が見られます。

オクラ:ヴァンダイッカーイ
ナス:カッテリッカーイ
きゅうり:ヴェッラリッカーイ

牛、羊、蟹=なんちゃら「ドゥ」

牛=マードゥ
羊=アードゥ
蟹=ナンドゥ

シンハラ語と同じもの

シンハラ語とタミル語で同じ単語もあります。

パイナップル:アンナーシ
トマト:タッカーリ

魚:ミーン、鶏:コーリなど

ニゴンボをシンハラ語で「ミーガムワ」と言いますが、これはタミル語の魚(ミーン)の村(ガムワ)が由来だとも言われます。
ニゴンボはスリランカ最大と言われる漁港がありますので、たしかにミーンの村「ミーガムワ」だと思います。

以下はグループしていませんが、覚えておくと良さそうなものをピックアップしました。

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