スリランカの物価は安い?【食費|宿泊費|チップ|両替】徹底調査!
旅行前に気になるのは、その物価。
旅行の予算を考えるにあたって、その国の物価や通貨を知ることは重要な項目の1つでしょう。
そこで今回は、スリランカの物価や通貨について、日本と比較してご紹介します。
スリランカの通貨ルピー
スリランカの通貨は、「スリランカルピー」(LKR)です。
※インドのルピーとは異なります。
他通貨と同じように、硬貨と紙幣に分かれています。
硬貨は、1ルピー、2ルピー、5ルピー、10ルピーの4種類が流通しています。
紙幣には、20ルピー、50ルピー、100ルピー、500ルピー、1000ルピー、5000ルピーの6種類が主に流通しています。
それぞれの紙幣にカラーがあり、カラフルで分かりやすいですね。
スリランカの物価
スリランカの物価は2020年4月現在、1ルピー=約0.57円となっています。
物価は日々変動していますので、実際に旅行される際に再度確認してみてください。
スリランカは発展途上国ですので、日本と比べると物価はやはり安くなっています。
とはいえ、近隣の東南アジア諸国と比べると少し物価は高く感じられるでしょう。
では、もう少しスリランカの物価を探っていきましょう。
食費
まず、旅行で欠かせないのが「食」。
とはいえ、「どこで」、「どんな」料理を食べるかによって価格は大きく異なります。
地元のレストラン 200〜500ルピー(114円〜285円)
観光客向けのキレイめレストラン 1500ルピー(870円)
高級ホテルのレストラン 2000ルピー(1130円)
おおよその値段相場がこんな感じなので、スリランカでは少し贅沢をすることができそうです!
交通費
スリランカは、基本的な交通機関は充実しています。
列車、バス、タクシーなど多くの交通手段がありますが、どの交通機関も日本と比べて格段に安い価格で利用できます。
列車は、コロンボ以外の都市を観光する際に使われる交通手段です。
例えば、仏歯寺のある古都キャンディへは、2等席ですと列車で190ルピー(約110円)。
片道3~4時間程度かかりますが、格安で移動できます。
特にコロンボ市内を走るバスは、20ルピー程度(約12円)で格安で利用できます。
少しレベルが高いですが、コロンボ市内を回るときはバスに乗ってみても良いかもしれませんね。
トゥクトゥクも安く、初乗りは50ルピーからとなりますが、ぼったくりが多いので、「Uber」や「PickMe」といった配車アプリを利用した方が無難です。
また、車のチャーターも日本と比べて格安で利用できるので、体力と時間を節約したい方におすすめです!
スリランカでの交通手段については≪こちらの記事≫を参考に!
宿泊費
宿泊費も、日本と比べると安く泊まれます。
ゲストハウスやホステルなどの安宿に泊まる場合は、1泊1000円前後です。
ただ、せっかく旅行に行くのですから、ホテルもゆっくりできるところが良いという方が多いかもしれません。
ホテルのグレードにもよりますが、5つ星ホテルのような高級ホテルですと、一部屋2万円程度で泊まれます。
日本では、5つ星ホテルは1泊約5万円程度しますので、半額以下の価格で利用できますね。
コロンボの贅沢ホテルについては≪こちらの記事≫にまとめているので参考にしてみてください!
観光費
スリランカの世界遺産などの入場料は、他の費用と比べて日本より高いと言えます。
これは、スリランカでは、観光業が大きな収入の1つとなっている国であるためです。
例えば、スリランカの世界遺産として有名なシーギリヤロックは5,430ルピー(約3,260円)、仏歯寺は1500ルピー(約900円)の入場料がかかります。
外国人価格が別に設定されており、現地の人は無料あるいは100ルピー程度で入れるのに対して、外国人は高い料金を払う必要がある場所は多くあります。
特に、入場料は度々値上げをされていますので、今後も値段が変わる可能性があります。
チップ
イギリス統治の影響から、スリランカでも場所によってはチップを支払う必要があります。
ホテルで荷物を運んでもらった際には100ルピー(60円)、ツアーガイドやドライバーには500~1000ルピー(300~570円)がチップの相場です。
ただ、レストランではサービスチャージが事前に10%程度上乗せされていることが多く、別でチップを支払う必要はほとんどありません。
またローカルな飲食店ではチップを払わなくても問題ないです。
特別に気持ちのよいサービスを受けた際には100ルピー程度支払ってもいいかもしれませんね。
スリランカのお金事情
さらに気になるのが「スリランカでお金をどのように管理するか」ということ。
日本のカードは使えるのか、両替はどうすれば良いのか、ここでは両替事情とカード事情についてまとめます。
両替事情
スリランカに持って行くお金は、日本円で問題ありません。
スリランカの空港に着き、到着口を出ると両替カウンターがたくさんあり、両替できます。
ただ、空港よりもコロンボの街中の方がレートが良いです。
1番両替所が多いのはコロンボフォート(コロンボ1)です。
レートとしては、2番目に両替所が多いウェッラワッタ(コロンボ6)の方が良いです。
クレジットカードのキャッシングやキャッシュカードを利用する場合は、スキミングされないように銀行内にあるATMをなるべく使うようにしましょう。
スリランカでは引き出し、振り込み、通帳記帳の機械が分かれていることが多いです。
「ATM」の文字が書かれているものが現金を引き出すことのできる機械です。
カード事情
スリランカでは、クレジットカードは使えるのかという点も気になるところです。
カードが使えれば、大量の現金を持ち歩く必要が無く安心ですよね。
スリランカではカードが使えます。
移動はUberやPick Meなどの配車アプリを使えばカード決済ができ、Uberであれば高速道路の支払いもアプリ経由でカード払い可能です。
また一般的なスーパー、ショッピングモール、レストランでもカードは使えます。
ただ、ローカルな食堂や市場、流しのトゥクトゥクやバスでは現金が必要です。
また、特にトゥクトゥクはおつりを用意していないことが多いため、小銭を持っていることが大切です。
トゥクトゥクの乗り方については≪こちらの記事≫を参照してください。
次に、カードはVISAまたはMasterCardを持って行くようにしましょう。
JCBが使える店舗はほとんどないため、注意してください。
最後に
今回は、スリランカの通貨と物価についてご紹介しました。
旅行前に、その国の物価を把握しておくことは、資金計画を立てる上で重要なことです。
物価を把握することで、ご自分にとって最もコストパフォーマンスの高い旅行を計画できます。
この記事を参考に、ぜひスリランカを旅先の候補に入れてみてください。
https://spiceup.lk/srikanka-miryoku/
スリランカの歴史と自然が好き。帰国してからコーヒー派から紅茶派へ転向。毎日のように紅茶を飲んでいますが、スリランカの香り豊かな紅茶が恋しい日々です。。。
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