Spice Up 観光情報サイト スリランカ観光・情報サイト

オーガニック紅茶・食材、スーパーフードを製造販売するグリーンフィールド

2022年5月26日

コロンボのODELやGood Market、Urban Island、Kenko 1stなどオーガニック食材を扱うショップでグリーンフィルード・バイオ社の商品を見かけたことがある方も多いかと思います。

本記事ではグリーンフィルード・バイオ社と、パプタレーの茶園・茶工場について紹介します。

グリーンフィルド・ファームとは?

グリーンフィールド・ファームは、オーガニックの紅茶、ココナッツ、スパイス、カカオ、ドライフルーツ、フルーツバー、オイル、ハーブなどを製造販売しているグリーンフィールド・バイオ・プランテーション社のブランド名です。

グリーンフィールド・バイオ・プランテーション社は、1990年にハプタレーのトトゥラガッラ(Thotulagalla)で創業しています。
幅広い商品ラインナップの中でも主力は、創業地の茶園・茶工場で製造するオーガニック紅茶です。

ハプタレー、ハルドゥムッラ(Haldumulla)、ハットン郊外のコタガラ(Kotagala)と3箇所に製造拠点があり、各地域で地元の有機農業に取り組む小規模農地家から作物を仕入れています。

同社はレインフォレスト・アライアンス認証や、フェアトレード認証など多くの国際認証を取得しています。

コロンボのハイセンスなショップで販売されている他、日本ではAmazonやパルシックのウェブショップ「パルマルシェ」などで販売されています。

パルシックは、2008年から同社の産地訪問を通じた交流を開始し、2009年から日本で同社のウバ茶を販売しています。

グリーンフィールド・バイオ・プランテーションの本社はコロンボにあります。

参考)
Greenfield Bio公式サイト
パルシック:2010年度活動報告2
パルシック:スリランカ美味しい紅茶の故郷を訪ねる旅:ツアー報告
パルマルシェ:スリランカ産 有機ウバ紅茶(リーフ/ティーバッグ)
ウインドファーム:有機栽培セイロン紅茶 ティーバッグ(2g×25個)
Ceylon Family:ウバ オーガニック グリーンフィールド茶園 BOP 10㎏

ハプタレーのトトゥラガッラ茶園見学ツアー

ハプタレーからリプトンズ・シートに向かう道の途中、トトゥラガッラという地域があります。

バターフライピーの花が咲いていて、その先に茶畑が広がっています。

ハプレター・ダンバンテ・ロードから分かれた坂道を登っていくと、青い外観の小さなトトゥラガッラ教会があります。

さらに坂を登っていくと、グリーンフィールド・バイオ・プランテーション社のトトゥラガッラ茶園に到着します。

坂を登り切ると、紅茶工場があります。

手前の事務室前の壁に「1931」とあります。
イギリス植民地時代に建設された工場のようです。

こちらの工場は普段は見学を受け付けていませんが、会社に事前に連絡をすると見学させてくれます。

コンポスト

有機農法の茶園だからこそのコンポスト作りを見せてくれます。

コンポストとなる木々が大量に積まれています。
これは付近の農家から買い取ったものだそうです。

日付で管理して、乾燥させているようです。

訪問時は2019年7月1日でしたので、これは9ヶ月以上経過しています。

その後に小屋の日陰で熟成させるようです。

小屋の中は小さく仕切られています。

その後、水分を抜いて堆肥が完成するのだと思います。

フォレストガーデンコンセプト

茶樹だけが並ぶ単一作物栽培ではなく、様々な作物と共に栽培するフォレストガーデンコンセプトの茶園。

シェードツリーや大きな岩などが目につきます。

近くには他の作物を育てている畑もあります。

工場内部へ

工場の壁には、5Sが掲げられていました。

 

茶葉を工場内へ運ぶベルトコンベアー

 

萎凋のプロセス

 

茶葉に風を送る送風機

揉捻機

 

カルカッタ製の歴史ある釜

 

乾燥機

不純物の除去

選別

PEKOE
BOP
BOPF
Dust1
と書かれています。

事務所で試飲

最後に事務所に戻ってきて試飲します。

気に入った紅茶があれば購入することもできます。

今後は工場の隣に建つバンガローでお茶を飲めるようにしたいとのことでした。

工場隣のバンガロー

バンガローの客間

>関連記事

紅茶王リプトンの絶景ビューポイントと茶園・茶工場

スリランカの有機紅茶栽培事業・サリーリサイクル事業を支援するNPO法人パルシック

# 関連キーワード