シンハラタミルニューイヤーを祝う「Wasath Siriya 2023」
シンハラタミルニューイヤーでは、パン食い競争、綱引き、ピロー・ファイト(枕での殴り合い)などニューイヤーゲームが行われます。
ゴールフェイスのシャングリラホテル横のスペースで、ニューイヤーゲームを行うイベントが行われました。
本記事では、スリランカ政府が主催したニューイヤーゲームのイベント「Wasath Siriya 2023」を紹介します。
Wasath Siriya 2023とは?
Wasath Siriya 2023は、大統領府、首相府、行政省による共催で、新年を迎えた翌週の土曜日である4月22日に行われた新年のゲームを楽しむイベントです。
午前7時~夕方5時まで、以下の全18種目が行われたそうです。
・隠されたお客さん探し(finding the hidden guest)
・象の福笑い(placing the eye on the elephant)
・スイカ割りなるぬ鍋割り(breaking the pot blindfolded)
・パパイヤの種数え競争(counting the seeds of a papaw)
・ココナッツの枝編み競争(weaving coconut branches)
・ココナッツ削り競争(scraping coconut)
・枕ファイティング(pillow fighting)
・パン食い競争(bun eating contest)
・添い寝ミルク(drinking milk with a soother)
・針の糸通し(threading a needle)
・100m競争(100 metre race)
・目隠しヨーグルト食べさせ(feeding yoghurt blindfolded)
・障害物競走(obstacle race)
・風船割り(bursting the balloon)
・キャンドル点灯(lighting the candle)
・ライムとスプーン競争(lime and spoon race)
・綱引き(tug-of-war)
・椅子取りゲーム(musical chairs)
・帽子渡しゲーム(passing the hat game)
・大笑い大会(best laugh competition)
・お腹の大きい人選び(selecting the biggest belly)
・新年の王子様・お姫様コンテスト(Avurudu prince and princess contest)
・グリースポール登り(climbing the grease pole)
私は前日の夜、会場の前を通り、何か組み立てているので、週末に何かあるのかな~と思いながら、作業している人に何があるのか聞こうとしたものの聞きませんでした。
当日の夜になって、「そういえば、昨日の会場に行ってみよう!」と様子だけ見て、帰ってきてネットで調べたら、上記のことを知ったのです。
ニューイヤーゲームはネットで動画や写真は見ていますが、リアルに見たことがなく、どこかで見たい!と周囲のスリランカ人に言っていたのですが、情報が得られず、諦めていました。
来年も同じ頃に、同じ場所でやりそうですので、来年こそはチェックしたいと思います。
村を再現した模型
ゲーム会場の脇には、村を再現した模型を展示し、昔の村における家と家の関係を表現していたそうです。
来場者は、正月の伝統菓子、伝統衣装、新年の儀式、太鼓の演奏とダンス、パンチャ・ケリア(Pancha Keliya)、オリンダ・ケリア(olindah kelia)、アング・ケリヤ(Ang keliya)、チャクグドゥ(chakgudu)などの民族音楽や新年の音楽、レスリング、ブランコ、竹の花火ショー、バザーなど、多くの村遊びが披露されたそうです。
現地にいた時は、作るのが間に合わなかったのかな?明日の別のイベントの準備かな?などと思っていましたが、どうやら夕方5時までやっていた村の展示を解体していたところだったようです。
コンサート
夜7時からは、会場でコンサート「Miazi」が行われました。私が見に行ったときは、このコンサートの途中でした。
以下のスリランカで著名なミュージシャンが出演していたようです。
Sahan Ranwalaが率いる Ranwala Band
the Mead Land Band
Rukantha Gunathilake
Sanuka Wickramasinghe
Windy Gunathilake
Tashni Perera
Dulmina Perera
Hijas Taleesh
Ashanya Premadasa.
参考)
Daily News:‘Wasath Siriya 2023’ New Year games at Galle Face on April 22
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
# 関連キーワード
新着記事
-
スリランカの食文化に見る多様性とヴィーガン事情
スリランカに滞在して約2か月半、この国の食文化の多様性に驚かされています。その背景には、仏教、ヒンズー教、イスラム教といった多様な宗教が影響していると感じます。宗教ごとに異なる食の規律が存在し、それが食の選択肢を豊かにし…
2024年11月23日 -
“スリランカにおける現代ファッションを徹底調査”
年間を通して高温多湿の南国、自然豊かで「インド洋の真珠」とも呼ばれるスリランカ。日本とは全く異なる気候に住むスリランカの人々が普段どのような服を着ているのか、どのような服を好むのか知っていますか? 欧米諸国の人々のファッ…
2024年11月14日 -
世界遺産ゴール・フォートの中にある“好立地”ホテル「The Fort ...
私は今回、世界遺産ゴール・フォートの旧市街の中にあるホテル「The Fort House」に宿泊してきました。 ゴールには数多くの宿泊施設がありますが、世界遺産である旧市街の中にあり、散策しやすい場所にある「The Fo…
2024年11月13日