スリランカのクリケット事情と始め方
スリランカで最も人気のあるスポーツといえば「クリケット」。
街を歩けば、クラブチームの活動としてだけでなく、趣味の一つとして、そこら中の公園でクリケットをやっている人々の光景を見ることができます。日本で言うところの、草野球、草サッカーといったところでしょうか。そんな国民的スポーツであるクリケットは、クラブチームによるリーグ戦や学校交流試合などでスリランカ各所で盛り上がりを見せています。
本記事では、クリケットを見る(トップ2リーグ、伝統交流試合)、クリケット道具を買う、クリケットをプレイする、とクリケットを身近にするための参考情報を紹介していきます。
目次
クリケットを観戦する
スリランカを代表するリーグといえば、プレミアリーグとLPL(Lanka Premier League)の2つです。クリケットには大きく3種類の試合形式があり、この2つのリーグは行われる試合形式が異なります。
参考)
プレミアリーグ
最高峰のプレミアリーグは、スリランカクリケット協会が主催する20チームによるトップクラスのプロリーグです。プレミアリーグは、2つのディビジョンに分かれ、上位8チームがシーズン終了後に決勝トーナメントに進出します。
プレミアリーグでは3種類の試合形式が行われます。リーグの特徴として、国内の選手中心で構成されていることが挙げられます。多くのチームで競うことから、決勝トーナメントにはスリランカを代表する選手たちが集うことになります。
LPL(Lanka Premier League)
LPLは2020年から始まった新しいリーグです。このリーグはT20という試合形式専門のリーグであることが大きな特徴です。スリランカ国内5チームが参加しているリーグになります。プレミアリーグは国内選手中心の構成ですが、LPLは海外のトップ選手も多数所属しているという特徴もあります。
海外の選手も多数所属していることから、スリランカのクリケット界は国際的な注目を浴びるようになりました。
この2つのトップリーグをはじめとして、スリランカでは様々なリーグが存在し、日々凌ぎを削っています。
【伝統の一戦】Royal-Thoumian
この試合は、スリランカのコロンボにあるロイヤル・カレッジとセント・トーマス・カレッジの間で行われるクリケットの対抗戦のことです。スリランカで最も古く、最も権威のあるクリケットの試合の1つとされており、今年で144回目を迎えました。
この試合は、毎年3月または4月に開催され、多くの人々にとって、スリランカのクリケットシーズンのハイライトとなっています。また、Royal-Thoumianはスリランカのクリケットの歴史と伝統を象徴するものとして、国内外の多くのクリケットファンに愛されています。
1年を通して各地で熱戦が繰り広げられている点もスリランカのクリケット界の特徴と言えます。スリランカに足を運んだ際にはぜひ試合を観に行ってみて下さい!
クリケット道具を買う
そんな国民的スポーツであるクリケットはどのように始めたらいいのでしょうか。クリケットショップで必須アイテムを教えてもらいました。ちなみにクリケットを本格的に始める際にはクラブチームに入団する必要があるそうで、道具の貸し出しは基本的には行っておらず、道具は全て自前で揃える必要があるようです。

今回訪れたのは、1937年設立のSARACENTS SPORTS CLUBが経営する「The Cricket Shop」です。
バッドがたくさん並んでいました。
バッドはイングランドの木をインドグランドで加工したものが最も高く、次いでイングランドの木をインドの工場で加工したもの、そして、インドの木をインドで加工したものが安いそうです。
インド以外にもオーストラリア、ニュージーランド、パキスタン、バングラディシュ、南アフリカなどにも製造メーカーがあるそうですが、スリランカには製造メーカーがないので、いずれにしろ100%輸入なのだそうです。
クリケット必要アイテム
左から、ヘルメット、スパイク、カップ、レガース2つ、バットです。これにバッティンググローブを入れた7種類が必須の道具です。思っていたよりも多く、集めるだけで一苦労しそうですね。ちなみにレガースは2種類必要なのですが、ショップの店員さんが実際に装着して使い方を見せてくれました。

必須アイテム全てを揃えようとすると相場でおおよそ10万〜12万ルピーほど。思っていたよりも高額なアイテムたちが揃っていました。「SS」というインドのブランドが人気のようですが、いいバットを買おうとすると高いもので15万ルピーもする逸品もありました。イングランドの木をオーストラリアやインドで加工してスリランカにやってくるそうです。
インドア・クリケット・ネッツ
コロンボ7のSinhalese Sports Clubの隣に、インドア・クリケット・ネッツ(Gamini Dissanayaka Indoor Cricket Nets)があります。

ジャヤワルダナ大統領、ガミニ・ディッサヤケ土地開発大臣の名が刻まれています。

こちらのネットを2000ルピーで借りることができるそうです。チームで借りても値段は一緒だそうで、何人かでくれれば激安で練習が可能です。

ボールを投げるマシーンも置かれていて、こちらは1500ルピーで貸してくれるそうです。
コートと合わせると、3500ルピー(1470円)です。3~4人で借りたら随分安いですが、バットや防具は自分で用意しないといけません。
コロンボシティーセンターのAVR
公園で草クリケットならまだしも、本格的にプレーを始めるにはたくさんの準備が必要になります。しかしせっかくスリランカに来たなら一度はクリケットを経験しておきたいですよね?そんな方におすすめなのがColombo City Centerの3階にある「AVR」。バッティングセンター感覚でクリケットを体験することができます。1ゲーム300ルピー、2ゲームで500ルピーとお手頃に体験することができます。気軽に入れるので一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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