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スリランカの治安情報2023・観光の注意点から女性の一人旅の気を付けるべき点まで

2023年1月01日

日本人にとってあまりなじみがないスリランカへの渡航を考えている方にとって治安はやはり気になるポイントですよね。

一口に「スリランカは比較的治安が良い」と言ってもイメージがわかない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

現地メディアのスパイスアップ編集部だからこそわかる、最新の治安情報をお届けします。

スリランカの治安情報①交通機関での注意点

せっかく休みをとってきたスリランカ、いろいろな場所に訪れてみたいですよね。

そんな時に欠かせない移動手段ですが、ここにも注意すべき点があります。

スリランカに何年も住んでいる人でも被害を受けることはありますので、注意して使用して下さい。

・トゥクトゥク

移動に便利な三輪自動車、トゥクトゥクドライバーによる外国人を狙ったぼったくりは日常茶飯事です。

トラブルに巻き込まれない為にも、ショッピングモールやホテルの前、カジノ、空港、鉄道の駅で客待ちをしているトゥクトゥクには乗らず、配車アプリを利用することを徹底しましょう。

・バス

バスの中でも、まれに外国人を狙ったスリが起こります。

空いているバスでも隣に人が座ったらある程度は警戒し、貴重品はしっかりとしまっておきましょう。

スリランカ治安情報②悪質な客引きに注意

行中の現地の人とのかかわりは、旅の醍醐味の1つですよね。

しかし、スリランカにはそういった人と人とのつながりを悪用する人もいます。

日本人からのコメントが書かれたノートを見せてきたり、古い日本の自動車免許やガイドのライセンスカードを見せて信頼できる人であることをアピールしてくる人もいます。

”親切そうだから” ”日本語が話せるから” と信用せずに一旦冷静になって考えましょう。

次に、旅行中に話しかけられても信用してはいけない人をパターン別に紹介します

要注意パターン1・家族が病気 (出没頻度★☆☆)

「Can you speak English?」と話しかけてきて「娘が病気でお金が必要なんだ!助けて!」と迫真の演技で訴えてきます。
困っているなら、私たち外国人ではなくスリランカ人に助けを求めるはずです。
お金は渡さないようにしましょう。

また、財布を無くして困っているので移動費用だけ貸してほしい!と話しかけてくる欧米人もいます。アクセンチュアなど大手企業に勤めていると言ってきて、連絡先も渡されますが、その連絡先はつながりません。

欧米人の場合は、本当に困っていれば、自分と同じ国の人を頼るか、大使館にいけばいいわけです。

要注意パターン2・宝石屋 (出没頻度★★☆)

「宝石屋を案内してあげる!」という誘いに乗ってお店についていくと、高額な値段で宝石を買うことになってしまいます。

実はこうした手口で宝石の購入があった 場合、その3割がドライバーにコミッションとして 支払われ、その金額は買 う人の金額に上乗せされます。

つまり、3割高い値段で買うこと になってしまいますので、宝石を買うときは自分の足でお店に入りましょう。

またカジノ、宝石屋に観光客連れて行くと得られる送客料を目当てに誘ってくる場合もありますので、 その場合はきっぱり断りましょう。

ジュエリー屋さんはたくさんありますし、焦ってその場で買う必要はありません。
今なら特別に値引きするといってきますが、そんなことは毎日言っているものです。
冷静になって翌日以降に買う方が良いでしょう。

要注意パターン3・スペシャルイベント (出没頻度★★★)

「お寺でイベントがやってる!」
「今日は特別に象が見られるよ!」とフレンドリーに誘ってくる人は要注意です。

スリランカに象はいつでもいます。

最後は金銭を要求されますので注意してください。

要注意パターン4・ツアー (出没頻度★★★)

「トゥクトゥクに乗ってシティツアーに連れて行ってあげる」といわれ、ツアー終了後、高額料金を請求されるのは一番よくある手口です。
ツアーに参加するときはあらかじめ正規のガイドに申し込むようにしましょう。

スリランカ治安情報③主要観光地別の治安

続いては、主要観光都市別の情報をご紹介します。

スリランカは観光資源が豊富ですが、各観光地には若干異なる軽犯罪の特徴があります。

コロンボ以外はトゥクトゥクはメーターがなく、交渉では外国人はローカルプライスの3倍程度の金額を請求されますので、配車アプリPick MeやUberを使うことをおすすめします。

地方の観光地へ行かれる方は参考にしてください。

主要観光都市の治安1・コロンボ

コロンボの中でも悪質なトゥクトゥクドライバーの出現率が高いのは、フォートです。

メーターを使うから乗りな!とも言われますが、本来は4ルピーずつ上がるものが6ルピーずつ上がったり、通常の2〜3倍程度の値段になることがほとんど。

フォートでトゥクトゥクに乗るときは絶対に配車アプリを使いましょう。

また、フォート以外では5つ星ホテル、ショッピングモール、カジノ、駅、レストラン街のパークストリートミューズなどの前で客待ちしているトゥクトゥクにも乗るのは避けましょう。

主要観光都市の治安2・シーギリヤ

世界遺産のシーギリヤで多いのは、入口で声をかけてくるガイドさんです。

入口にいるのは登録制のナショナルガイドですので、怪しい人たちではありませんが、しっかり値段は確認しましょう。

自分たちでは気づかないことを案内して説明してくれますし、写真撮影スポットをいくつも知っており、記念撮影をサポートしてくれます。

ただ、2019年のテロや2020年のコロナウィルスの影響で観光客が減っているので、助けてほしいと言われることがありますが、そこはきっぱり断りましょう。

丁寧に親切に案内してくれますので、シーギリヤロックを登り終わる頃にはつい感情も湧いてしまいますが、ガイドさんとして案内してもらうのは料金を払っています。

そのサービスはサービスとして受け、その後のことについては関与しないようにしましょう。

特に女性一人旅の場合は、連絡先を交換してしまうと、連絡がひつこくきてしまうなので、面倒なこと・怖いこともありますので気をつけてください。

また、自分のペースで見たいという人はきっぱり断りましょう。

世界遺産のあるシーギリヤでもUberは範囲外ですが、配車アプリのPickMeはありますので現地で移動手段を確保する場合はPickMeの利用がオススメです。

シーギリヤの観光情報に≪こちら≫

主要観光都市の治安3・キャンディ

駅の出口でトゥクトゥクドライバーに話しかけられることがありますが、使わないほうが良いでしょう。

安いホテルを知っている、友人や親戚がホテルをやっているから特別に安くできるなどと話しかけてくることもありますが、相手にしない方がよいでしょう。

キャンディはコロンボほどPickMeが普及していませんが、トゥクトゥクを路上で捕まえると値段を自分で交渉しなければなりません。

高額を要求されることも多いので、時間に余裕がある場合はPickMeを利用するとよいでしょう。

また、現金払いを希望するドライバーも多く、配車時に断られることや、支払い時に揉めることもありますの。

細かなお金がある場合は現金支払いにした方がスムーズです。

細かなお金がない場合はクレジットカード払いが良いでしょう。

キャンディの観光情報は≪こちら≫

主要観光都市の治安4・ゴール

旧市街地が世界遺産に登録されているゴールは、駅とバスターミナルから世界遺産のフォートまで徒歩5〜10分ほどですが、駅の出口でトゥクトゥクの勧誘にあいます。

重い荷物があれば別ですが、フォートの壁を外から見るのも風情がありますので、歩いていく方が良いでしょう。

また、ゴールに向かう電車の中で「ウミガメが見えるところ、ストルトフィッシングなどに連れて行ってあげる」と声をかけられるが多くありますが、最後に高額な金額を請求されます。

それらの場所も配車アプリを使って自分で行った方が安く、安全に行けます。

行き先を明確に知らないところに連れて行かれたら、向こうのペースでいいように扱われます。

きっぱりと断りましょう。

ゴールの観光情報については≪こちら≫

主要観光都市の治安5・ヒッカドゥワ

美しいビーチが有名なヒッカドゥワは、タバコと言われて違法ドラッグをすすめられることがあります。

飲み物に睡眠薬を入れられるなどの可能性もあるので、席を立つタイミングは注意しましょう。

怪しいものを進められたら断る、また夜遅くのパーティーは特に危険なので行かないことをおすすめします。

ヒッカドゥワの観光情報については≪こちら≫

主要観光都市の治安6・エッラ

一面に広がる茶畑と高地の地形を生かしたアウトドアが人気のエッラ。

「観光名所のエッラロックに登る方は近道だよ!」と言ってわざと道に迷わせ、高額のガイド料を請求するガイドが多数いますので、事前に道を調べてから行きましょう。

また他の都市に比べ、エッラは野良犬の数が異様に多いです。

スリランカの野良犬は致死率100%の狂犬病にかかっていますので ”触らない” ”餌をやらないこと” を徹底してください。

エッラの観光情報は≪こちら≫

スリランカの治安情報④女性が旅するときの注意点

上記の点は男女共通で注意すべきポイントですが、女性の方が特に注意すべきなのは痴漢です。

特にバスや電車に乗車中の痴漢はとても多いです。

一方で、スリランカ人の痴漢は日本の痴漢のように巧妙な手口のものはありません。

自分の気のせいかな?と思わずに、体を触られたと感じたらきっぱりと拒否反応を示しましょう。

まとめ

以上がスリランカを旅行する際の注意点です。

凶悪犯罪が横行している、夜道は絶対で歩けない、というわけではないので治安は良いと言えるのかもしれませんが、外国人観光客を狙ったぼったくりは基本的にあるものです。

  • 人についていくときは疑いの目を持つこと
  • 高額な買い物をするときは一旦冷静になって考えること

この2つを常に意識していればトラブルに巻き込まれる可能性はぐんと減ります。

きちんと対策して楽しい旅行にしましょう。

より安全で快適な旅行をしたいという方に、Spice Upではスリランカ旅行の相談を受け付けています。

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