南国フルーツの宝庫・スリランカ オススメのフルーツ5選と、楽しみ方
目次
スリランカは南国フルーツの宝庫
バナナやマンゴーは言わずと知れた南国フルーツですが、その中にも複数の種類があるのをご存知でしょうか。観光ガイドブック「aruco」にも掲載されているスリランカの南国フルーツ特集では、なんとバナナは6種類、マンゴーは4種類紹介されています。そこで今回は、スリランカに来たらぜひ挑戦して頂きたい南国フルーツ5選と、その楽しみ方をご紹介します!
バナナ
スリランカのバナナは全部で20種類とも言われています。一年中、旬の果物として食べられるのでマーケットには必ず数種類あり、ロングバナナ・レッドバナナ・シュガーバナナなどから気になるものを試してみるのがいいかもしれません。レッドバナナやエレファントバナナは少し高め。お腹にたまるので、旅中の軽食としてもおすすめできます。
マンゴー
日本でもおなじみのマンゴーですが、安価で食べられるのが嬉しいポイントです。バナナと同様で種類が多い。ものによって異なりますが、5月から6月、12月から1月が旬とされていて、マンゴーを選ぶ際には注意が必要。ブラッドマンゴーやロングマンゴー、マルワーニ、ジャフナマンゴーなどがあります。その場で食べる場合は、半分に切ってもらい、贅沢にそのままかぶりつくのがおすすめ。(写真はジャフナマンゴー)
キングココナッツ
日本のスーパーでは見ることがないココナッツですが、南国スリランカでは一年中、旬の果物。特に通常のココナッツよりも身が大きく、オレンジ色のものがキングココナッツと呼ばれています。その場で飲む場合は、ココナッツの上の部分をカットして渡してくれます。まさに南国っぽいビジュアルに加え、脱水症状を防ぐ効果があるココナッツジュースは水分補給に最適。
パッションフルーツ
南国特有のパッションフルーツの旬は3月から8月とされています。赤と黄色のパッションフルーツがあり、果物売り場の方によると、赤い方は甘く、黄色いものは酸っぱいんだそう。熟すと皮にシワができるのが特徴で、フルーツジュースやジャムとして売られていることも多い。(写真は黄色く酸味がつよい方のパッションフルーツ)
ランブータン
ビビットな赤い色とトゲトゲした見た目がいかにも南国っぽいランブータンは、甘くライチのような味がします。旬は5月から8月とされていますが、それ以外の季節でも買うことが可能。硬い皮に爪を立ててはがすと、白く弾力のある中身が見えますので、中心にある苦い皮を食べないよう注意すれば美味しくいただけます。(写真手前)
マーケットで買ったバナナ6種類を実食!違いは分かるのか…?
一年中、旬の果物であるバナナを6種類買ってみました。果たして味の違いはわかるのでしょうか・・・一つあたり、ロングバナナは35ルピー、バターバナナは40ルピー、シュガーバナナは13ルピー、レッドバナナは55ルピー、レモンバナナは20ルピー、エレファントバナナは150ルピーでした(これだけなぜか高い)。
こちらの6種類のマンゴーを、四人で味見してみました。味にそこまで大差はなく(笑)、若干の香りや風味の違いが感じられました。ロングバナナはフルーティーな香りが強かったと感じる人が多かったです。エレファントバナナは食感が硬めで身が黄色く、バターバナナは日本で食べるバナナの味と似ていました。その他、レモンバナナは酸味が強めで、シュガーバナナは他のものよりも甘かったなどの感想がありました。
マーケットでの買い方と流れ
上記でご紹介した5種類のフルーツを含め、南国スリランカの果物を安価で手に入れられるのがマーケット。大方、どこのお店も同じような外観です。何を買おうかと店内を見回していると、売り場の方が すぐ”What do you want?” などと声をかけてくれます。そこで食べたいフルーツと、どれくらい欲しいのかを伝えましょう。迷っていると、こちらから何も言わずとも味見をさせてくれることもあります。(写真はランブータン)何か気になるものがあれば、”Can I try this ?”と声をかけてみましょう。
欲しい果物が決まったら、具体的にいくつ欲しいか伝えましょう。バナナやマンゴーは、ひとふさ丸ごと、もしくは三つほどまとめて量りに置かれることもありますが、一つや二つで十分な場合は、その旨を伝えれば個数や重さに応じてきちんと精算してもらえるので、心配ありません。
また、果物によっては“Today?”と聞かれることがあります。これは、食べるタイミングを聞かれていて、それによって完全に熟したものを渡してくれたり、まだ熟れかけのものを渡してくれたりします。すぐに食べたいという場合は、“Yes”と答えて問題ありません!
フルーツジュース屋さんで南国フルーツを楽しもう!
フルーツジュースチェーン店 ROOTS
コロンボには、ROOTSというチェーン店のフルーツジュース屋さんがあります。ジュースだけではなく、アイスやパフェを食べられるので、見つけたらぜひ立ち寄ってみてください。コロンボシティーセンターには、ROOTS系列のジェラート屋さんのgelato ITALIANOと、FRESH INTENTIONSというジュース屋が二店舗入っています。
ROOTSのフレッシュジュースは300mlと500mlのものがあり、果物によって値段は異なりますが300mlのジュースの価格帯はおおよそ、180ルピーから500ルピーです。180ルピーから220ルピーほどの低価格のものは、グァバやマンゴーやスイカ、ライムなど南国のフルーツが多いです。350ルピーから500ルピーの高価格な商品は、リンゴやぶどう、いちごなど日本では親しみがあるものの、南国のフルーツではないものが多いです。砂糖を入れるかどうかはお好みで、注文時にお伝えください。
ローカルのジュース屋さん
スリランカのフルーツジュースを安く飲むなら、ローカルのジュースやさんに限ります。こちらのジュースやさんでは、300mlの量で価格帯は100ルピーから200ルピー。果物によって価格帯が違うのは、こちらでも同じようです。私はパイナップルジュースをいただきましたが、果肉たっぷりで美味しかったです。
庶民の台所、コロンボのおすすめマーケット
Pettah (ペター)
Kollupitiya Super Market (コッルピティヤ)
ここまで、南国フルーツの魅力とその楽しみ方をお伝えしました。マーケットに足を運んでみるもよし、ジュース屋さんで好きなフレーバーを選んでみるもよし、楽しみ方はそれぞれなのでぜひご自身に合った方法で、スリランカのフルーツを堪能してみてください!
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上智大学文学部に在学中。コロンボ市内を歩き回っているうちに、カオスで独特な雰囲気がすごく好きになりました。いつかまたスリランカを訪れた時には、シーギリヤにあるヘリタンスカンダラマに宿泊したいです。
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