最高級ホテル「ITC Ratnadipa」とスリランカ一高いレジデンス「Sapphire Residences」がオープン!
2024年4月25日、ゴールフェイスにITC Ratnadipa(ITCラトゥナディーパ)が開業しました。
場所はゴールフェイスの中央、桟橋と国旗がホテルのエントランスの前から見える、絶好のロケーションにオープンしました。
レジデンス棟のサファイアレジデンシズは、これまでスリランカで最も高かったレジデンスであるAltair(240メートル)を抜いて、高さ224メートルでスリランカ一の高さを誇ります。
本記事ではITCラトゥナディープはついて紹介します。
目次
ITCとは?

ITCはコルカタに本社を置く、嗜好品および食料品製造販売会社です。
ITCの名は、Imperial Tobacco Company of India Limited(帝国タバコインド社)の略。
1910年にイギリスよって創業され、、1954年に国有化、1974年に民営化されています。
ITCはインド80都市以上130以上のホテルを展開しています。
LEEDゼロ・カーボン認証を取得した最初の12軒のホテル、LEEDゼロ・ウォーター認証を取得した最初の4軒のホテルを運営する、環境に優しいラグジュアリーホテルブランドとしても知られています。
ITCはその土地に根差したホテルを運営する方針をとっているそうで、ホテル名にもそれが表れています。
ITC Royal Bengal, Kolkata
ITC Grand Chola, Chennai
ITC Gardenia, Bengaluru
ITC Narmada, Ahmedabad
ITC Maurya, New Delhi
ITC Grand Bharat Retreat, Gurugram
など地域に関する名前を冠しています。
今回ゴールフェイスにオープンしたITC Ratnadipaは、ラトゥナがサンスクリット語で「宝石」、ディープは「島」を意味し、古代スリランカの呼び名の一つです。
ITC Ratnadipaの概要

ITC RatnadipaはITC Hotelsにとって初の海外投資となるホテルです。このプロジェクトに5億米ドルを投資したそうです。
One Galle Face Mall(シャングリラ)とTAJサムドラの間、ゴールフェイスの中央に位置する場所に建設されました。
北側の高さ140メートル(29階建て)の棟がホテル「ITC Ratnadipa」、南側の高さ224メートル(48階建て)の棟がサービスアパートメント「Sapphire Residences(サファイアレジデンシズ)」となっています。
この2棟は、高さ100メールの位置にある全長55メートルのスカイブリッジ「アハサ・ワン」で、19~21階が結ばれています。南アジア初のスカイブリッジだそうです。
客室数は152、レストラン・バー・カフェなどの店舗は8つ、宴会場・ミーティング会場が5つあります。
ホテルはインド洋とベイラ湖に挟まれた位置にあり、客室はシービューあるいはレイクビューとなっています。
ホテルの起工式は2014年11月19日に行われ、当初は2017年の開業を目指していましたが、2024年4月25日にラニル・ウィクラマシンハ大統領、ディネシュ・グネワルダナ首相、サントシュ・ジャ在スリランカインド高等弁務官、サンジブ・プリITC会長らが臨席して落成式が行われました。
ホテルの設計はYOO Inspired by Starck。
絶景が楽しめるSAGARA LOBBY

ホテルに入るには車で2階に向かうか、エレベーターもしくは階段で2階に上がります。
建物内に入ったら、さらにエレベーターで1つ上の3階に上がると、ライオンが置かれていて、その先にレセプションフロアーがあります。

広いレセプションには大きな池があり、その先にゴールフェイスグリーンの国旗が見え、さらに海と空が見える圧巻の景色が見られます。

サンセットタイムは綺麗な夕日が見られます。

客室
それぞれ9,300平方フィートを超える4つのペントハウスと、ワンフロアでそれぞれ19,000平方フィートという驚異的な広さを誇る2つの豪華なマスター・ペントハウスがあります。
ITC ONE
デラックスルームを見せて欲しいと伝えて、通してくれたのがこちら。


ベイラ湖側に面しています。全客室にバルコニーがあり、鍵を開ければ外に出られるようになっています。

窓からはユニークな形をしたシナモンライフが見えます。

バスルームにはトイレ、シャワーブース、バスタブがありました。
TOWERS
続いて案内してもらった部屋がタワーズ。

ベットの手前にデスクがあります。

窓側にはソファー。

クローク側にバーカウンターがあります。

ベットとバスルームはガラスでそれぞれから見えるようになっています。

バスタブがITC ONEより広々としています。

このクラス以上はバスルームとトイレが別になっています。

このクラス以上は半個室のクローゼットがあります。
TOWERS SUITE

タワーズスイートのリビングからはゴールフェイスグリーン、ゴールフェイスホテル、海が見えました!

広けた景色を見ながら、ゆったりくつろげそうです。

ベットルームからはポートシティーも見えました。

壁のタイルがピカピカしています。
One Bed Room APARTMENT

サファイアレジデンスに移動し、ワンベットルームのアパートメントを見学しました。

入口を入るとキッチン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機などがあり、その先がリビングとなっています。(1枚目の写真がリビング)。

棚を開けると冷蔵庫、冷凍庫があります。

電子レンジ、オーブン、調理器具、トースター、コーヒーマシーン、ポットなど一通り揃っています。

右が洗濯機、左が食洗機です。

奥に行くとベットルームがあります。

ベットルームからはゴールフェイスグリーンとインド洋が見えます。

さらに奥に行くとバスルームがあります。
Two Bed Room APARTMENT

こちらは2つのベットルームとバスルームがあるアパートメントです。

真ん中にリビングがあります。

北側にもう一つソファーがあります。座るところを迷ってしまいそうです 笑

リビングから左に行くと一つ目のベットルームがありました。

一つ目のベットルームに備え付けられているバスルーム。

もう一つのベットルームに行く途中にキッチンがありました。

もう一つのベットルームです。

窓からポートシティーが見えます。

2つ目のベットルームに備え付いているバスルーム。
8つのレストラン・バー
オールデイダイニングレストラン「Indian Ocean Pavilion」

色んなスペースがある、とても広いメインレストラン。

海が見える景色もあります。
営業時間:オールデイダイニング(通し営業なのだと思います)
北西インドレストラン「Peshawri」

北西インドのプログレッシブ料理を提供するシグネチャーレストラン。

個室が3つあります。1つは海が見えるテーブルの10人掛けテーブル。左右に1席ずつプラスして12名まで利用可能。

もう一つ同じ形式の個室があります。こちらには窓がありません。

こちらは8人掛けテーブルをソファー席がぐるっと囲っています。ソファーは荷物置きとして使い、食事するのは8人になるでしょう。
営業時間12:00-15:00、18:30-23:00
中華レストラン「Yi Jing」
営業時間12:00-15:00、18:30-23:00

かなり広いレストランです。

個室は10人掛けでした。

螺旋階段に2階に上がるとワインセラーとバーカウンターがあります。
南インドレストラン「Avartana」

営業時間18:30-23:00
オイスターバー「Oyster Bar」

営業時間18:30-23:00
カフェ&バー「Silvertips Bar」

アフタヌーンティーをいただくのはこちら。

真ん中にはバーカウンターがあります。
営業時間08:00-01:00
プールバー「Jala Anganaya」
営業時間9:00-18:00
スカイブリッジ「Ahasa」
営業時間17:00-02:00
SANGAM BANQUET HALL

海が見える広大なバンケットホール。
ミーティングルーム・ビジネスセンター

バンケットホールの上の階にはミーティングルームが複数あります。
参考)
ITC HOTELS GROUP公式サイト
Wikipedia:List of tallest structures in Sri Lanka
NEWSWIRE:‘ITC Ratnadipa’: New luxury hotel declared open in Colombo
ADA derana:Super-luxury hotel ‘ITC Ratnadipa Colombo’ declared open
YOO Inspired by Starck
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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