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1食100円⁉スリランカでカレー弁当をいろいろ食べてみた!

2024年6月23日

こんにちは!

今回の記事は、「スリランカといえば」のスリランカカレーについてです!

しかし、スリランカカレーといってもレストランなどできちんとお皿に盛られて食べるカレーではなく、スリランカの道端などで売られている、ランチパック(パーセル)について紹介していこうと思います。

基本はローカルのおじさんが多く買っている印象で、ガイドブックなどにもあまり載っておらず、私はスリランカに来るまでこのようなスタイルのカレーがあることを知りませんでした。しかし、普通に道を歩いていると、お昼ごろにパラソルの下やフードトラックで紙に包んだカレーが販売されているのをよく見かけます。

しかも、値段が私が見つけた範囲では200ルピーから(約104円)と、たいへんお手頃であり、スリランカに長期滞在中の私は、ランチとしてよくお世話になっています!

今回は、そんなスリランカのカレーパック弁当について調査していきたいと思います。

調査方法

街中で売られているパックランチカレーを、4種類の異なるお店で購入し、値段、量、中身について5段階で評価し、私の独断と偏見で比較させていただきます!

調査開始!

エントリーNo.1:道端のパラソル

まず始めは、道端でお昼になるとパラソルを広げてランチパックを販売しているお店です。

おじさんが2人で座って販売しています。スリランカのあまりの暑さに私が汗をダラダラたらしていると、「めっちゃ汗かいてるけど大丈夫?」と言われました。

今回は250ルピーでチキンのライス&カリーを購入しました。

紙に包まれています。

外側の紙をとると、中にもう一枚薄いビニールのようなものにカレーがくるまっています。

私にはカレーを紙で包むという発想がなかったので、紙で包めるんだ!という驚きと、プラスチック容器を使わないのはエコだなあと思いました。

中身はこんな感じです。下にお米があり、その上に5種類ほどの異なる具材のカレーが乗せられています。真ん中にチキンがあり、左下は芋系のペースト、右下がラディッシュ、右上はマンゴーのようなものでした。

チキンはあまり大きくなく、パサパサとしていました。

スリランカカレー初心者の私は、どれがどのような食材なのかしっかりと判別できませんでしたが、とりあえずスパイシーな何かを食べている!という感じがしました。

スリランカカレーは具材を「混ぜて楽しむ」というのが一般的な食べ方のようですが、確かにいくつかの具が混ざり合うと味が複雑になりおいしかったです。

そして、安いのにしっかり具があって全体の量も多いということにびっくりしました。日本でいう大盛くらいはあると思います。私は一度では食べきれませんでした。

また、別の日に同じお店に行くと魚のカレーがあったので、こちらも試してみました。

売っているおじさんが何か説明してくれたものの、よく分かりませんでした。見たところ、メインの具材がチキンの変わりに魚の煮干しのようなもので、その他の具材は芋のペーストやポルサンボルでした。

ポルサンボルは鮭フレークのような見た目をしていますが、ココナッツに鰹節などを混ぜたスリランカのふりかけのようなものです。

そして、なんとこちらのフィッシュカレーは200ルピーで日本円にして約104円という安さでした。

【パラソルのチキンカレー】

値段:★★★★☆(250ルピー)

味:★★★☆☆

量の多さ:★★★★☆(ライスが多く8割ほど食べてかなりお腹がいっぱいになりました)

【パラソルのフィッシュカレー】

値段:★★★★★(200ルピー)

味:★☆☆☆☆(私は煮干しがあまり得意ではないので、個人的な嗜好です)

量の多さ:★★★★☆(ライスが多く8割ほどでかなりお腹がいっぱいになりました)

エントリーNo.2:フードトラック

続いてご紹介するのは、道端で見つけたフードトラックのランチパックです。

よく通る道にあり、お昼どきにはいつも人が集まっていたので、気になって試してみることにしました。

トラックの机の上にボックスタイプや、紙で包まれたタイプのお弁当が並べられています。男性の方が多いですが、女性の方も時々いらっしゃいました。

前に立っていたお店のおじさんらしき人が教えてくれた、チキンのライス&カリーを購入します。値段は220ルピー(約114円)でした。

写真を撮ってもいいかと聞くと、もちろん!と言ってくれ、フレンドリーなおじさんでした。

↑いつもの紙包みスタイルです。

↑包みを開けてみました。

食べてみると、左下がのペーストのようなもの、左上がポルサンボル、真ん中にチキンがあり、サンボルの横にある黄緑色のものはラディッシュでしょうか?そして右端のものは甘酸っぱい感じだったのでマンゴーではないかと思います。

食べてみた感想としては、かなりスパイシーでしたが、おいしかったです。値段が安いということもあって具が少し少なめで最後にお米が余ってしまったというのと、チキンの身が骨を除くとあまりなかったというところがありましたが、しっかりと5種類のカレーがのっていて全体の量としては満足することができました!

ちなみに別日には、このお店の違うお弁当を試してみました。

350ルピー(約181円)で、お米の上にスパイシーな玉ねぎ、じゃがいもコロッケのようなもの、揚げた卵とチキンが乗っていておいしかったです。

【フードトラックのチキンカレー】

値段:★★★★★(220ルピー)

味:★★☆☆☆

量の多さ:★★☆☆☆(完食!)

【フードトラックの2つ目のお弁当(名称不明)】

値段:★★★☆☆(350ルピー)

味:★★★★☆(卵、チキン、玉ねぎ、じゃがいもと食べやすかったです)

量の多さ:★★☆☆☆(完食!)

エントリーNo.3:ローカル食堂のテイクアウト

3番目のランチパックは、道端で売るスタイルではなく、店舗をしっかりと構えたローカルカレー食堂のテイクアウトでライス&カリーを試してみます。

お昼の13時半ごろに訪ねましたが、大人気でお店の奥の方から15人ほどは並んでいるようでした。イートインもできますが、テイクアウトの方が人気の印象です。

並んでいる間はお店の方が軽やかな手捌きでカレーを次々とよそっているのを見れて面白かったです。

10分ほど並んで、やっとカレーを買うことができました。フィッシュ、チキン、ポーク、ビーフのカレーがあり、今回はポークを選択しました。

ここではカレーを包んだあとに、袋のなかにパパダン(豆のせんべい)と唐辛子も入れてくれました。

ほとんどがローカルの男性の方だったので若干入るのに勇気が入りましたが、意外と普通に買うことができました!

ちなみに価格は400ルピー(約210円)でした。

家に帰って、包みを広げてみます。

具材はメインがポークで、その他には人参、オクラ、芋のペーストのようなもの、そして緑のものがサンボルでしょうか?

やはり道端で売っているものより値段が高いからなのか、具がたくさん乗っていて、途中でライスだけ余るということがなさそうです。

実際に食べてみると、すごくおいしかったです!作り立てということでまだ温かかったのと、辛さもそこまで強くなく、個人的には今までで一番おいしいカレーでした。

ポークの量もかなり多かったのですが、7割ほどが脂身だったので、もう少し身の部分も入っていると嬉しいなと感じました。

【ローカル食堂のポークカレー】

値段:★★☆☆☆(400ルピー)

味:★★★★☆(おいしい!)

量の多さ:★★★★★(2人で分けてもいいくらいの多さです)

エントリーNo.4:パン屋さん

さて、最後にご紹介するのはベーカリーが販売するライス&カレーです。何とスリランカでは、パン屋さんでもお昼にカレーを販売しているところがあるようで、今回はコロンボ市内にいくつかお店を構えるチェーンベーカリーのSen-Saalでランチパックを購入してきました!

実は別の日にここにカレーを買いに来たときは、売り切れてしまっていたのですが、今回は早めに来てしっかりと買うことができました!

お店に入ると、ショーウインドーのなかにパンやケーキが並べられており、少し離れたところでカレーやフライドライスも販売されていました。

きれいなベーカリーということもあってか、お値段は他と比べると少し高めの520ルピー(約270円)です。

紙箱に包まれていました。

今回の具材は、芋のペースト、ねぎ、玉ねぎ、マンゴーなど+メインのチキンです。ローカル食堂と同様、具材がたくさんのっていて、お米との比率もちょうどよかったです。

また、他店との一番大きな違いは、チキンが大きくて柔らかくしっとりしているという点で、とてもおいしかったです。

【パン屋さんのチキンカレー】

値段:★★☆☆☆(520ルピー)

味:★★★★☆(おいしい!)

量の多さ:★★★★☆(8割ほどでかなりお腹がいっぱいになりました)

まとめ

今回は、異なる4種類のお店でカレーのランチパックを試してみました。どこもそれなりにきちんとおいしいのですが、やはり値段が高いところの方が、

・具材がたくさんのっている

・メインのチキンやポークの味がおいしい

という印象でした。

特に、3番目にご紹介したローカル食堂のカレーはコスパ、量、味の全てをとって一番だと感じました。

旅行者の方だとレストランに行く機会の方が多いかもしれませんが、時にはこのようなローカルスタイルのランチパックを試してみてはいかがでしょうか。

きっと、レストランとはまた違うおいしさや面白さが見つかりますよ!

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