インターンシップのしおり3~現地で気を付けること、快適に過ごすコツ~
スリランカは東南アジア・南アジアの中でも衛生・治安状況が良く、 注意をしていれば、 犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。また、英語が通じることが多く意思の疎通も図れます。 気をつけるのはトゥクトゥク(スリーウィーラー、オート三輪)の誘いに安易に乗らないことと、バスなどに乗っている時のスリ・痴漢です。 バスや人混みで体を触れるなどのことがあったら、しっかり拒否反応を示しましょう。 また夜の人通りの少ないところ(海沿いなど)の一人歩きは避けてください。 夜9時以降の単身での外出は避けましょう。安全と言われている国・町でトラブルが起きるのはやはり夜です。9時以降に出かける場合は事前に相談してください。
よくある被害例
トゥクトゥクによるシティーツアーの誘い
1~2万ルピーほど請求されます。
ホテルやショッピングモールの前など、観光地で声をかけてくるトゥクトゥクには決して乗らないようにしましょう。
お寺で象が見られるスペシャルイベント
今日は特別にお寺で象が見られる、あと10分でヒンドゥー教寺院でのお祭りが始まるなどと説明されて寺を案内されて、案内人から5000~1万ルピーほど請求されます。
ジュエリー・宝石のエキシビジョン(高価な買い物は焦らずに)
ジュエリーショップにスリランカ人と入店すると、スリランカ人に対してお店は 30%ほどのコミッションを上乗せして観光客に値段を提示します。
ジュエリー、宝石の購入を勧められることがあります。スリランカにいる間にいつでも買えます。たくさんお店もあります。その日に買わずに、冷静になって、 やっぱり欲しければ買えばいいので、即決はしないようにしましょう。
カジノ、宝石屋に連れて行くと、トゥクトゥクドライ バーには数百ルピー のキックバッ クがあります。それを目当てに誘ってくる場合もあります。
行先が同じだからお金はいらないと言われてトゥ ク トゥクに乗せられる
同じ方向に歩きながら話しかけてきて、「私もそちらに向かうので、一緒にトゥクトゥクに乗ろう」といってくる人は少ししか走っていないのに下車時に1000~5000ルピーをドライバーに渡して、「あなたも払え!」と言います。トゥクトゥクドライバーと組んだ詐欺なので乗ってはいけません。「そのお店は休みだよ」「そのATM・銀行は閉まっているから、僕が案内してあげよう」といった説明も同様。
日本語を話してきた人に誘われて、トゥクトゥクにのって法外な値段を請求される
コロンボ市内の移動で500ルピーを超えることは稀です。5000ルピー札が必要な状況は基本的にありません。お釣りがないことが多いので、5000ルピー札を払おうとしたときは冷静になってください。
娘が病気でお金を貸してほしいという声がけ
娘や家族が病気なので治療代がほしいとと声をかけられることがあります。スリランカでは公立病院は無料です。仮に高額の費用が必要だとしても相談先は病院やスリランカ政府機関です。
欧米人からお金を貸して欲しいと相談される
欧米人からトラブルで帰るお金がないのでお金を貸してほしいと声をかけられることがあります。その人を保護するのはその人の出身国の大使館の役割です。大使館に行くように伝えてください。
欧米人やスリランカ人から日本円を見せてほしいと頼まれる
今度日本に行くので日本円を見せてほしい!とスーパーや道で声をかけられることがありますが、お金を見せてはいけまん。
主な注意点
日本語で話しかけてくる人を信用しない
日本語ができる人は結構います。良い人もいますが、日本人を狙っている人もいます。話しかけられて良い反応をしてあげることはいいことですが、どこ かに行きましょう!と誘われたら、信用できそうかをしっかり判断しましょう。仮に誘われて出かける際は事前に相談してください。話しかけてくる人は何か狙いがある場合がありますので、話しかけてきた人のトゥクトゥクにその場で乗るのは避けた方が安心です。連絡先も簡単には交換しないように。困ったら神谷に連絡してください。
スリ対策、貴重品の管理
バス乗車時や人混みが 多いペターなどを歩く時はスリに気をつけましょう。海外旅行保険に加入している場合、盗まれた携帯電話は、携帯品保険にて保証されますが、盗まれないように所持品の管理はしっかりしましょう。
ホテルの部屋は掃除などスタッフであれば誰でも入ることができます。貴重品(財布、パスポート、PC、スマホなど)は鍵のかかるスーツケースに入れるか、部屋には置かず身に着けておきましょう。
交通状況について
日本と比較して運転が荒いため、交通事故に合わないように気をつけてください。道を渡る際は手を出せば、 歩行者優先で車は止まってくれますが、 スピードが出ていますので、気をつけて渡る必要 があります。 鉄道からの景色は絶景ですが、窓やドアから体を出すと危険です。過去に怪我したインターン生もいます。
衛生状況(水道水、生野菜、屋台のコットゥに気を付ける)
水道水は避けミネラルウォーターを飲みましょう。かき氷も避ける方が良いです。サラダなど生のものは手洗いが徹底されていないことから食中毒になる可能性があります。コロナ以降は手洗いが推奨され、手袋をつけて調理することが増えて野菜による食中毒は減っていますが、気を付けましょう。コットゥはその日の残り物を使って料理するため、ローカルレストランでは傷んでいる食材を使うこともあり、 お腹を壊すことがあります。 ちゃんとしたレストランでコットゥを食べるのは問題ありま せん。きちんとしているレストランでも、お客さんが少なく回転が悪いと食材が新鮮でないことがありますのでサラダは避けましょう。
デング熱
心配すべきはデング熱です、デング熱になると入院が必要です。1~2週間で退院できますが、高熱が出てかなりつらいです。退院後も1カ月ほどは体力が落ち活動量を抑えなければなりません。
デング熱は通常の免 疫力があれば発症しません。しっかり寝て、しっかり食べること。疲れを感じたら無理せず休むことが大切 です。また蚊に刺され ないよう、長袖・長ズボン・靴下・靴を履いていれば、蚊に刺されることは減ります。インターンシップ中で出かける際はもちろん、 怪我の防止にもなるので、基本的に サンダルやTシャツなどではなく、服装は長袖・ 長ズボ ン・靴下・靴を推奨しています!と言いた いですが、やはり暑いので、神谷はサンダル、半袖でいることが多いです。虫除けスプレーを必ず持ち歩きましょう。気温が高いため、熱中症にも注意が必要です。こまめな水分補強が大切です。
狂犬病
野良犬が多く、噛まれることはまれですが、もし噛まれた場合は狂犬病のワクチンを24時間以内に受けることが必須です。狂犬 病は発症前にワクチン を打てば助かりますが、もし発症してしまうと死亡してしまうので、 噛まれ たら迷わず病院に行く必要があるので、すぐに連絡をしてください。
旅行・生活のコツ
クレジットカード払い
スーパー、レストラン、カフェ、ホテル、ショップなどは基本的にクレジットカードが使えます。
かなりローカルなお店の場合は現金払い(スリランカルピー)のみとなります。
現金が必要になるのは鉄道・バスなど公共交通機関を利用するとき、世界遺産や国立公園の入場料、
配車アプリでトゥクトゥクや車を呼ぶときも現金払いの方が早く捕まり
クレジットカードを紛失した場合に備えて、アプリやオンラインでカード利用を制限・停止できるように設定しておくと安心です。
ドル払いとルピー払い
スリランカは基本的にスリランカルピー払いですが、
高級ホテル、高級レストラン、世界遺産シーギリヤロック入場料などはクレジットカード払いが可能です。
ビザ料金はクレジットカード払いに対応していることになっていますが、使えないことがあるため、現金がある方が安心です。ドルをお持ちであればドル払いが良いです。
ジープサファリはジープ費用と国立公園入場料と合わせて払いますが、一人当たりの金額がドルで伝えらえます。ジープ会社のレートは悪いのでドル払いがお得です。
世界遺産ダンブッラ石窟寺院の入場料はスリランカルピーの現金払いのみ対応です。
小銭を確保
先進国以外の国ではよくあることですが、お釣りをもらえないことやお釣りがなくて、他のお店に お釣りをもらいに行くため、待たされることがあります。日本では小銭を持たないように支払うか と思いますが、新興国に来たら大きなお金はなるべくくずして使 いましょう。銀行のカウンターで少額紙幣に両替ができます。
トイレ事情
下水は整備されており、インターンで行くエリアのトイレはほぼ全て水洗です。ただ、場所によってはトイレットペーパーがなく、水ホースのところもありますので、流せるポケットティッシュをご持参ください。水ホースは東南アジアや南アジアで よく見かける、水でお尻を洗い流すためのものです。トイレに入ると水浸しのことがありますが、これは自分がトイレを使った後に水で洗うのがマナーでもあるからです。汚い水ではありませんが、座面を拭く方が利用しやすいでしょう。その際、トイレットペーパーがないトイレだと困ります。高級ホテルやレストラン、おしゃれカフェであればペーパーはありますが、ローカル店、田舎に行くときは紙を持っていく方が安心です。
月1一回以上禁酒日がある
スリランカでは満月の日(ポーヤ・デイ)や国の祭日はお酒が飲めません。その日はバーや酒屋は閉まります。また、スリランカでは屋外で飲むことが禁止されていますので、スーパーや酒屋で買ったお酒を公園やビーチ、歩きながら飲むことはやめましょう。安全面や体調面を考慮して、インターン中の飲酒は控えた方が無難です。飲みたい場合は翌日に体を休められる 週末や祝日前が良いでしょう。 スリランカではお酒の購入が21時以降はできません。(店内飲酒は可能)。ポーヤデーの前日21時までに買い損ねると、その日の夜もポーヤデー当日も飲めません。
文化面の配慮
スリランカは敬けんな仏教国です。お寺に行く際は派手な服装や肌の露出を避け、門や入 り口などで靴を脱ぎ、マナーを守って訪れましょう。また、モスクや教会、ヒンドゥー寺 院もあります。入る場合は周りを見て、敬意を持って入りましょう。 また、スリランカ ではカレーなどを手で食べます。外国人にはスプーン、 フォークなどを出してくれること が多いですが、ない場合は右手で食べます。 たいていのお店には手を洗うところが店の奥 にありますので、食前食後に手を洗いましょう。
バスの乗り方
初乗り35ルピーでその後距離に応じて値段が上がっていきます。 バスに 乗ったら集金係りが近づいてきますので、行き先を伝えて料金を聞いて支払う、あるいは少し多め に渡してお釣りを持ってください。お 釣りはだいたい返ってきますが、返ってことないこともある ので、その際は確認しましょう。いえば返ってくることが多いです。 10ルピー以下のお釣りはもらえないことが多いです。逆に多少金額が足らなくても許してくれます。
バスの乗り降りに、急に発車することがあり ますので、集金係りやドライバーに降りる(乗る)ことをしっかり伝える必 要があります。ドライバーや集金係に「メタナ・バヒナワー(ここでおります!)」と言えば、止めてくれるでしょう。
トゥクトゥクの乗り方
UberやPickMeなど配車サービスを利用しましょう。UberやPickMeはクレジットカード払いもできますが、現金払いでないと乗車拒否するドライバーもいます。カード払いだとお釣りのことを考える必要がないので楽ですが、急いでいるときは現金払いが無難です。
夕方のラッシュ時や雨の時は配車アプリでなかなかつかまらないこともあります。
その場合、停まって待機しているトゥクトゥクではなく、走っているトゥクトゥクを手を挙げて止めましょう。待機しているトゥクトゥクだと値段交渉が必要になり、頑張っても高くなります。止まったら行き先を伝えます。行き先は目的地 名(ホテル 名やショッピングモール名など)、道の名前、地区 (コロンボ1、コンロボ3など) を伝えます。目的地 名は分かりやすいもの を選びましょう。道の名前も大きな通りであれば通じます。地区の名前は基 本、通じます。地図が読めない人が多いので、地図は見せるのではなく、自分がその場所を知っている旨を伝え、グーグルマップを見ながら、道の 案内 (まっすぐ、右、左などを随時伝える)をしま しょう。 乗る前、また走り出したらすぐにメーターを使ってもらうよう確認しましょう。使ってくれないようであれば、そのトゥクトゥクは降りて、次のトゥク トゥクを待ちましょう。 またすぐ トゥクトゥクは見つかります。トゥクトゥ クはメーターを使うように言えば、ぼったくりに合うことは稀です。コロンボ市内であれば500ルピーを超えることはありません。それ以上の金額を言 われた場合は避けましょう。 降りたら支払いです。お釣りは嫌がられたり、返ってこないこともあるので、 ぴったり払うのが良いです。106ルピーなど、中途半端場合は100ルピーで十 分です。6ルピーは払う 必要がありません。逆に、115ルピーで120ルピーで支払った場合もお釣りは返ってこないことが多いです。10ルピー以下あるいは20ルピー未満 の場合はお釣りをもらうことは期待 しないようにしましょう。
フォート地区、カジノやナイトスポットの前に止まっているトゥクトゥクは 高額な費用を 言ってくることが多く、メーターにも細工がしてあり、4ルピーずつ上がるので はなく、6ルピーや8ルピーずつ上がるものだったりしますの で、メーター とドライバーが言っていて も、トゥクトゥクの利用は避け、またトゥク トゥクドライバーは宝石 屋やカジノに案内するだけでコミッションがもらえるため、誘いを受けますがきっぱりと 断わりましょう。
サバイバルシンハラ語
How are you?:コホマダ
良い:ホンダイ
綺麗・かっこいい:ラッサナイ
美味しい:ラサイ
辛い:サライ
お腹いっぱい:バダ・ピリラ
嬉しい:サトゥトゥイ
楽しい:ウィノーダイ
OK!:ハリ
はい!:オウ
Oh my God!:アイヨー
1、2、3:エカ、デカ、ツナ
私の名前は◎◎です:マゲ ナマ ◎◎
ここ:メタナ
降ります:バヒナワー
だめ!(しつこく誘われた時や痴漢に対して):エパー
暑い:ラスネイ
寒い:シータライ
いくら?:キーヤダ
高い:ガナン
また会いましょう!:パッセー・ハンバウェム
