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ペターのフローティングマーケット

2025年5月17日

ペターの私営バスターミナルの運河を挟んだ向かいに、レストラン、カフェ、ショップなど92のショッピングスペースがあるフローティングマーケットがあります。

本記事ではフローティングマーケットについて紹介します。

フローティングマーケットとは?

運河沿いに廃墟となった倉庫と工場が並んでいたという現在のフローティングマーケットの土地は、1990年代後半は治安の悪い場所だったそうです。

その一方で、ペターのいくつかの通りでは露天商が歩道を埋め尽くし、歩行者と車両による事故が増えていました。

そこで、都市開発庁(UDA)が1億5千万ルピーの費用をかけて、陸軍の工兵隊が倉庫と工場を取り壊し、海軍が運河を浚渫。

ランドスケープアーキテクトのトゥシャリ・カリヤワサムが設計を担当し、2014年8月25日にフローティングマーケットとして開業しています。

無許可の露天商たちに優先的にショッピングスペースが割り当てられたものの、賃料を払っていないかった露天商にとって賃料が必要なフローティングマーケットでのビジネスの継続は難しく、開業当時は来場者がそれなりにいたものの、その後、あまり人は入らず、利用者は限られた状態になっています。

2021年のリノベーション

2020年のコロナ禍でほとんど空いている店舗がない状態になりましたが、2021年4月にリノベーションされて、フローティングマーケットは再オープンしました。

日本人投資家による日本人街化計画

2024年3月に日本人投資家がUDAとMoUを結び、3億ルピーを投じてフローティングマーケットを日本人街にする計画だとニュースメディアで報じられています。

入居店舗

Caroma Elite Speciality Coffee

ペターで唯一と思われるエスプレッソマシーンを使ったコーヒーが飲めるカフェです。

運河に浮かべた船にも席があります。

すぐ近くにコーヒー豆を販売しているショップがあり、豆は2種類あり、グラインドされた粉も売っています。

左側のパッケージは日本語が書かれていて、店員さん曰く「日本にも輸出している」とのこと。袋が日本製の間違えかもしれませんが、左側は200グラムで1980ルピー、右側は250グラムで1500ルピーでした。

左側の豆を買いましたが、スリランカで買える豆の中では深煎りでした。

Testa Bake House

フローティングマーケットで一番大きい店舗がテスタ・ベイク・ハウス(Testa Bake House)です。

同社は1982年にアウィッサーウェッラの郊外の町コスガマに創業したケータリング会社で、シーターワカ輸出加工区(Seethawaka Export Processing Zone)やビヤガマ輸出加工区(Biyagama Export Processing Zone)にケータリングをしている他、フローティングマーケット、ゼネラルホスピタル近く、ジャエラ、ガンパハ、空港屋外のフードトラックなどに店舗があります。

2016年に一度食事をしたときは、特に記憶に残りませんでしたが、2023年に元インターン生がコロンボ乗り換えでインドと日本を往復するというので空港に会いに行った際に、駐車場の建物に入っているパン屋と食べ比べたときに、Testaの方がパンが断然美味しくて驚いたことがあります。

関連記事・参照

The UDA Public Facilities:Floating Market Pettah
Lakpura:Pettah Floating Market
Wikipedia:Pettah Floating Market
DAILY MIRROR ONLINE:Pettah Floating Market deserted
Daily FT:Renovated Pettah Floating Market opens
Daily FT:Japanese investor to revamp Pettah floating market
Daily FT:Testa Bake House celebrates over 30 years of quality catering

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