MOTHERHOUSEファンが行く、『裸でも生きる3』コロンボ編聖地巡礼!
こんにちは!インターン生の結菜です。MOTHERHOUSEの鞄とジュエリーが好きで、MOTHERHOUSEの台湾の店舗でアルバイトをしています。ジュエリーが作られているスリランカという国に興味が湧き、実際に来てみました!
みなさんはMOTHERHOUSEというブランドをご存知ですか?
MOTHERHOUSEとは
代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子さんが2006年に設立した、バックやストール、衣服、そしてジュエリーを販売しているブランドです。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念の下で、発展途上国の素材や文化、人材に光を当ててものづくりを行っています。2024年7月現在は、バングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、ミャンマーの6か国で生産を行うと同時に、日本、台湾、シンガポールの3か国で店舗を展開しています。
『裸でも生きる』
山口さんは本も出版されています。山口さん著作『裸でも生きる』シリーズは全3作出版されていて、第一弾と第二弾は山口さん自身の生い立ちから、バングラデシュでのジュート(麻)との出会い、起業秘話、信じていた現地スタッフの裏切り、失敗、挫折…波乱万丈な人生を山口さんご本人が綴った自伝エッセイです。そんな感動のベストセラー『裸でも生きる』シリーズ第3弾の舞台はインドネシアとスリランカ!ジュエリー販売に挑戦する物語です。気になる方はぜひ読んでみてください!
出会い
山口さんがジュエリー事業を始めようとしたきっかけは、お客さんからの「石が入ったジュエリーがあればもっと楽しいかも」というひと
聖地巡礼!?
いよいよ本題、『裸でも生きる』に登場する、MOTHERHOUSEと提携しているコロンボのジュエリー工房にお邪魔しました!
こちらが『裸でも生きる』でスポーツマンみたいにスラッとした背格好だったと紹介されている大槻さん。私がお会いしたのは2024年、出版から8年経っていますが、確かにスラッとして爽やかな印象でした。
お話を伺ってみると、大槻さんは今年でスリランカ在住歴31年、トライアスロンが趣味だそう。
「修行させてくれませんか?」山口さんが石の可能性をジュエリーで表現するために勉強させてほしいとお願いするシーン。当時のことを大槻さんにどんな心境だったか聞いたところ、
「まず修行とはどんな修行なのか。一日体験のジュエリー教室に参加したいのか、長期にわたるジュエリー職人を目指す修行なのか、山口さんとお話して大槻さんが弟子をとるときのように指導してほしいということだったから、僕は厳しいですよ、大丈夫?って言ったよ。それでも勉強したいとのことだったので、どこまでできるかわからないけどやってみようと返事をしたよ!」
と教えてくれました。もっと寡黙な方なのかと思っていましたが、実際にお会いしてみると、とても気さくな方でお話ししているとこちらまでエネルギーをもらえる、元気いっぱいの素敵な方でした。
「山口さんだったから一緒に仕事をしようと思えた」「波長が合うし感覚が似ている」出会うべくして出会ったお二人なんだな~と感じました。
大槻さんのジュエリー工房は原型製作から鋳造、石留め、研磨までを一貫して製作されていて、一階は職人さんたちがご飯を食べたりお客さんとやり取りする為の大きなダイニングテーブルと、いくつかの作業台、奥には会計室のようなお部屋がありました。
二階に上がると職人さん方が作業するお部屋に分かれていて、皆さんそれぞれ担当の作業をしていました。
私のネックレスの生みの親…?
ここで『裸でも生きる』に出てくる職人さんを発見!!ファンとしては写真でしか見たことのなかった職人さんに直接お会いできて胸がいっぱいでした…(´;ω;`)
クマーラさんがちょうど席を立ったところだったので、恐る恐る写真をとっても良いですかと声をかけてみたらもちろん!と満面の笑みで応じてくださいました。
しっかりポーズを決めてパシャリ!
ありがとう!と伝えたら何やらポッケをゴソゴソ… スマホを出して内カメラでツーショット写真を撮ってまたニコニコ
なんて可愛らしい職人さんなんでしょう!
その後は私が一目ぼれして大切にしているItoshiネックレスを見て、これは彼が作ったんだよ~と向かい側に座る赤い服を着た職人さんを指差すクマーラさん。
これはレアだね~なんて話しながら、またまた写真をお願いしたらこちらも快く応じてくださり、宝物が増えました!スニールさん、ありがとう。
実際にジュエリーを製作している様子を見て、自分の持っているジュエリーに対してもっと愛着が湧いたし、何よりもこの場所でこの職人さんたちによってつくられたんだと改めて知り、とても感動しました。
最後に『裸でも生きる』や山口さんのインスタグラムなどでよく登場しているカスンさんとヌワンさんはいらっしゃいますかとお尋ねしたところ、ミーティングルームにいるから少し待ってねとスタッフの方が教えてくださり、紅茶をいただきながら待っているとイスルさん(大槻さんのビジネスパートナー)がお二人を連れてきてくださり、お話を伺うことができました!
どのフォームで、どの形でどのサイズで…
鋳造で完成させるのが難しいパーツはひとつひとつ手作りなんだよ
また、山口さんは本当にタフで凄い、彼女がやっていることは決してみんなができることじゃない、ともおっしゃっていました。
最後にお二人にも写真をお願いしてお暇しました。
左からヌワンさん、カスンさん
胸がいっぱい
イスルさんが、私がMOTHERHOUSEの店舗でアルバイトをしていることを知り、「店舗で商品を売ってくれてありがとう」と声をかけてくださって、とても胸が熱くなりました。私からしたら身に着けるだけで笑顔になれて心がときめく素敵なジュエリーを作ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
大槻さんとの楽しいお話の中で、「頑張らなくていい、一生懸命やることが大切」「石橋を叩いて渡るより、つくってしまおう!」など、ここでは書ききれない、一度きりの人生を楽しく生きる術を伝授していただきました。
「シンプル」ということを大事にされている大槻さんと、
ランクが高い、いわゆる輝きが強い石を選ぶのではなく、「さりげなくていい。身につける人が主役なんだから。」と『裸でも生きる』で語る山口さん。
MOTHERHOUSEのジュエリーは確かにどれもシンプルだけど、だからこそ美しく作り上げるには相当な技術が必要なのだと改めて感じました。お話を伺ってから商品を見ると、また違った感情が押し寄せてきます。
ひとりのファンとして、とても貴重な経験をさせていただきました。
大槻さん、イスルさん、そして工房の職人さん方には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
コロンボを訪れる際には、ぜひ大槻さんのジュエリー教室に参加してみてください。面白いお話が聞けるかもしれませんよ!
↓ジュエリー教室について詳しく説明されているのでこちらもどうぞ!
台湾の大学でフランス語を学ぶ日本人。MOTHERHOUSEの鞄とジュエリーが好き。趣味は旅行とライブ参戦、特技はスノーボード。
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