2021年12月〜2022年3月の到着数がコロナ前の3-4割程度に回復

スリランカ観光開発局が毎月公表しているデータを見ると、2021年12月〜2022年3月はコロナ前の3-4割程度に観光客数が戻ってきています。
本記事では、スリランカの観光客数について見ていきます。
コロナ前の3-4割に回復
以下は2018-2022年の月別のスリランカへの観光客数を表にしたものです。(単位:人)
コロナ前とコロナ後の比較として、2018/2021年比、2022/2019年比を%で表しています。
2021年8月まで低迷していましたが、9月から上昇に転じ、2022年3月には43.6%まで回復しています。
2019年4月の連続爆弾テロからの回復は、前年同程度に戻ったのは2019年12月でした。
今回も12月にグッと回復率が伸びています。
2022年12月にはコロナ前の水準の7-8割程度まで戻ってきてほしいものです。
3月でハイシーズンが終わり、3月末日の深夜にデモが発生し、スリランカの経済危機のニュースが大きく取り上げられていますので、4月の数字は一歩下がってしまうかもしれません。
内戦終戦後の観光客数の推移
以下はスリランカへの観光客数の推移です。(単位:人)
2022年1-3月のみで、2021年を超えて、2020年の半数も超えています。
他国に比べて回復が遅い日本人観光客
以下、スリランカへの日本人観光客数の推移です。(単位:人)
2015年はスリランカを訪れる国の中で日本は10番目に多い国でしたが、連続爆弾テロがあった2019年に14位となり、コロナ禍で17位、38位、47位と順位を下げています。
2022年1-3月:47位
2021年:38位
2020年:17位
2019年:14位
2018年:12位
2017年:12位
2016年:11位
2015年:10位
2014年:10位
2013年:11位
2012年:11位
2011年:11位
2010年:10位
2009年:10位
以下、2004年-2022年3月の観光客数の表です。
コロナ禍で増えたのは、東ヨーロッパや中東からの渡航数で、これまでは報告書に出てこなかった国の数字が取り上げられるようになっています。
トッププライマリーに入っている日本人観光客
月別のトッププライマリーとして日本は各月に取り上げられています。
日本の順位は以下の通りです。
2021年1月は19位
2022年2月は18位
2022年3月は19位
参考)
スリランカ観光開発局(SLTDA):STATISTICS
>関連記事

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して人材系ネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2022年12月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
# 関連キーワード
新着記事
-
【賃貸】バッタラムッラ_3ベットルーム_家具付き_ヴィラ_月50万ルピ...
Overseas School of Colomboにほど近い、Pelawattaの閑静な住宅街にある一軒家。 アーティストであるオーナーが各部屋に合わせて自作したアートが飾られています。 会社経営者である旦那さんのご実…
2025年4月09日 -
【WAOJEコロンボ主催】経営者の“心と身体”を整えるアーユルヴェーダ...
WAOJEコロンボは、この4月より新支部長に就任したBKG航氏が運営する本格アーユルヴェーダリゾート「カルナカララ」にて、経営者向けリトリートツアー「経営者の“心と身体”を整えるアーユルヴェーダ リトリート in スリラ…
2025年4月09日 -
スリランカで事業を行う日本人起業家の集まり「WAOJEコロンボ」
海外を拠点とする日本人起業家のネットワーク「WAOJE」のコロンボ支部について紹介します。 目次1 WAOJEとは?1.1 沿革1.2 支部がある都市1.3 公式イベント2 WAOJEコロンボとは?2.1 組織概要2.2…
2025年4月08日