【自分の体質が分かる!】オンラインで受けるアーユルヴェーダ診察
アーユルヴェーダに興味を持つ人の多くが気になるのが、自分がどの体質(ヴァータ、ピッタ、カパ)に当てはまるのかということではないでしょうか。
日本語で出版されているアーユルヴェーダ関連本の多くが、生まれ持った体質「プラクルティ」を知るための診断シートが付いています。
ただ、自分でチェックシートをやってみただけでは、分からないこともあれば、間違った結果になってしまうと警鐘を鳴らすアーユルヴェーダ医師もいます。
また、アーユルヴェーダ病院の医者は、「本来の体質」と「現在の体調」を診察して、治療や生活習慣のアドバイスを行いますが、多くの本に掲載されているチェックシートは本来の体質のみをチェックするだけで、現在の体調のチェックをする項目はありません。
そんな中、オンラインでスリランカのアーユルヴェーダ医師の診察がオンラインで受けられるサービスがリリースされました。
そこで本記事では、実際に診察を受けた流れに沿って、その内容をご紹介します。
目次
まずは日本語の問診フォームから
ウェブサイトのフォームで、20以上の項目に回答していきます。
体形・肌質・髪質など体の特徴についての設問から始まります。
続いて、食生活・発汗・睡眠などの生活習慣についての設問に答えていきます。
後半は、話し方・意思決定・お金の使い方など、そんなことも聞かれるのか!と思うような、考え方や特性に関する設問も出てきます。
直感的に答えていくもののため、所要時間はそう掛かりません。
ウェブサイトで回答しますので、24時間、いつでも好きな時に回答できます。
当日の診察時に、日本語でのサポートを無料で付けることもできます。
無料ですので、サポートを付けた方が安心でしょう。
診察日時を選択
ウェブサイトのカレンダーから診察希望日時を選択します。
平日・土日の日本時間の午後1〜8時の間で、1時間単位で予約することができます。
時間を選んで決済を行うと、予約が完了します。
その後、予約完了のお知らせメールが届き、当日使うZOOMのURLが届きます。
無料のアーユルヴェーダ講座視聴
嬉しいのが、アーユルヴェーダの基本を学べる動画が閲覧できることです。
エクセレンディブ・アーユルヴェーダが通常行っているアーユルヴェーダ講座を元にした特別編集版だそうです。
サインアップして、ログインする必要がありますが、医師の診察を受ける前に、アーユルヴェーダへの理解を深めることができます。
講座の内容は以下の通り。
・アーユルヴェーダの基本
・アーユルヴェーダと西洋医学の違い
・アーユルヴェーダの歴史
・アーユルヴェーダの原典
・スリランカにおけるアーユルヴェーダの歴史
・アーユルヴェーダにおけるスリランカとインドの違い
・アーユルヴェーダの医師制度
それぞれ2〜6分ほどの動画ですので、診察日の前日や当日などに視聴するといいでしょう。
私は診察日の当日に見ました。
この動画は1か月間見ることができるので、診察後にもう一度見直すこともできます。
オンラインで医師と直接行う問診
ZOOMに入ると、スリランカにいる医師と繋がります。
まずは、問診からスタートします。
通常の直接訪れて受ける診察でも、顔や話し方・舌などを見て、医師はドーシャを判断していきますが、オンラインでも同様に行なっていきます。
日本語のサポートを付けた場合は、医師の質問は日本語に通訳して説明されるので、日本語で考えて、日本語で答えることができます。
日本語で答えると、その回答を通訳して、医師に伝えてくれます。
日本語のサポートは音声だけですので、医師とのやりとりに集中することができます。
医師からの質問に答え、気になる体の不調や症状を伝えていきます。
画面越しに舌も確認してもらいました。
医師からのアドバイス
事前にウェブフォームで答えた問診票と、今行った問診結果から、医師から自分の体質・ドーシャについて伝えてもらいました。
私はヴァータ・ピッタタイプでした。
それに基づいて、オススメの食べ物、控えたい食べ物、オススメの習慣、控えたい習慣、オススメの環境、控えたい環境とアドバイスを受けます。
医師から具体的で気になるアドバイスがどんどん出されますので、慌ててメモを取りました。
医師の英語の説明で概ね理解して、その後に日本語での説明もあるため、焦らなくてもいいのですが、ここはつい慌ててしまいました。
最後に質問がないかを医師から問われますので、気になることを聞いていきます。
診察票がメールで届く
多くのアーユルヴェーダ病院では、診察結果は西洋病院のドイツ語で書かれるカルテのように、患者が見ることは少なく、患者が見ても何が書いてあるか分からないものがほとんどです。
そんな中、エクセレンディブ・アーユルヴェーダは患者に分かりやすい診察票(カルテ)を渡しているのが特徴の一つですが、オンライン診察でも診察票がメールで届きます。
医師の診察で分かることは、以下の2つですが、それが数字とグラフで記載されています。
・プラクルティ(理想的な3つのドーシャのバランス)
・ヴィクルティ(現在の3つのドーシャのバランス)
その結果に基づいて、以下の10点がまとめられています。
・ドーシャを戻す施術
・ドーシャを戻すオイル
・ドーシャを戻す薬
・ドーシャを戻すハーブティー
・良い食べ物(ドーシャを戻す)
・控えたい食べ物(ドーシャを増やす)
・良い習慣(ドーシャを戻す)
・控えたい習慣(ドーシャを増やす)
・良い環境(ドーシャを戻す)
・控えたい環境(ドーシャを増やす)
診察を受けていたときに、一生懸命メモを取っていましたが、バッチリ診察票に書いてありました!
綺麗に1枚にまとめられていて、今後の食生活、生活習慣の改善に役立てられます。
ちなみに、私へのアドバイスは以下のような内容でした。
■お勧めの食べ物
苦いもの、緑の野菜、スープ、おかゆ、にんにく
■控えたい食べ物
インスタント食品、コーヒー、冷たい飲み物、パン、パスタ
■お勧めの習慣
ヨガ、瞑想、ズンバ、水泳(10時〜14時)
■控えたい習慣
食事を抜く、夜更かし、考え過ぎる、働き過ぎる
■お勧めの環境
暖かい気候、幸せと自由
■控えたい環境
寒い気候
来店時に施術料が20%割引!
このオンライン診察を受けた人は、スリランカの実店舗での施術を20%割引で受けることができます。
私は何度かエクセレンディブ・アーユルヴェーダで施術を受けていますが、診察票が保管されていますので、2回目以降はそれまでの診察結果も踏まえて診察、施術をしてもらえます。
一度オンラインで受けた診察を元に、スリランカで再度診察を受けて、割引価格で施術が受けられるのはお得だなと思います。
まとめ
オンライン診断に興味を持った方は以下のページをご覧ください。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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