シンハラ語6-31 語尾ナワーの前の音を繰り返す進行形〜している

本記事では、動詞の語尾ナワーの前を2回繰り返す、擬音語っぽい進行形「〜している」を学びます。
共通しているのは、最後に「インナワー(いる)」を加えることです。
走る→走って「いる」
歩く→歩いて「いる」
と日本語も動詞の形を変化させて「いる」を加えてますが、シンハラ語も同じです。
ただ、動詞の変化が、動詞の語尾「ナワー」の前の音によってパターンがいくつかあります。
そこで、本記事では、音の変化のパターンごとに学んでいきます。
目次
1音+ナワーの動詞はナワーをとって短音+長音
そのまま長音を加えるパターン
長音を後に加えます。
カナワー(食べる)→カカー・インナワー(食べている)
2音目の母音をイに変えるパターン
ウェナワー(なる)→ウェウィー・インナワー(なっている)
1音目と2音目の母音をイに変えるパターン
デナワー(与える/あげる)→ディディー・インナワー(与えている/あげている)
ボナワー(飲む)→ビビー・インナワー(飲んでいる)
「1長音+ナワー」の動詞の場合
上記の動詞は全て「1短音+ナワー」の動詞でした。
「1長音+ナワー」の動詞の場合も、「短音+長音」という形に
ダーナワー(入れる)→ダダー・インナワー(入れている)
ナーナワー(浴びる)→ナナー・インナワー(浴びている)
2音+ナワーの動詞は短音で繰り返す
そのまま繰り返すパターン
カラナワー(する)→カラカラ・インナワー(している)
バラナワー(見る)→バラバラ・インナワー(見ている)
アハナワー(聞く)→アハアハ・インナワー(聞いている)
2音目の母音をイに変えて繰り返すパターン
アヘナワー(聞こえる)→アヒアヒ・インナワー(聞こえている)
ワテナワー(落ちる)→ワティワティ・インナワー(落ちている)
テメナワー(濡れる)→テミテミ・インナワー(濡れている)
1音目の母音をaeに変えて、2音目の母音をアに変えて繰り返すパターン
ナギナワー(登る)→ネガネガ・インナワー(登っている)
3音+ナワーの動詞も短音で繰り返す
3音目の母音をアに変えて繰り返すパターン
アェウィディナワー(歩く)→アウィダアウィダ・インナワー(歩いている)
ながら形としても使える
この動詞の進行形の形は、ながら形として使うこともできます。
例1)
食べる(カナワー)
→ながら形:カナガマン(食べながら)
→進行形:カカー(食べて)
キャーマ・カナガマン・TVエカ・バラナワー(ご飯を食べながらテレビを見る)
キャーマ・カカー・TVエカ・バラナワー(ご飯を食べながらテレビを見る)
例2)
アハナワー(聴く)
→ながら形:アハナガマン(聴きながら)
→進行形:アハアハ(聴いて)
サンギータ・アハナガマン・ワェダ・カラナワー(音楽を聴きながら仕事する)
サンギータ・アハアハ・ワェダ・カラナワー(音楽を聴いながら仕事する)

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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