日本支援の国内最長のランボダトンネルとランボダ滝
ペラデニヤとヌワラエリヤを結ぶ国道A5号線上に、日本の支援で作られたスリランカ最長のトンネル「ランボダ・トンネル」があります。
スリランカ千ルピー紙幣にも描かれているこのトンネルをペラデニヤ側からヌワラエリヤ側に抜けたところにバス停があります。
そこには川「ランボダ・オヤ」が流れていて、滝「ランボダ・フォールズ」を見学することができます。
本記事ではランボダ・フォールズについて紹介します。
ランボダ・トンネルとは?
ランボダ・トンネルは、2006年に建設が始まり、2008年に開通した長さ225mのトンネルです。
2011年2月4日から発行されている1,000ルピー紙幣には、トンネル建設前の岩壁とランボダトンネルが描かれています。
トンネルの写真を撮り忘れ、手元に1,000ルピー紙幣がありませんが、以下の記事の緑色の1,000ルピー紙幣にトンネルが描かれています。
参考)
ウィキペディア:ランボダ
ランボダ滝とは?
ランボダ滝は落差109mで、スリランカで11番目に落差がある滝だそうです。
11番目って、ぎりトップ10に入ってないんかい!と思いますが、キャンディとヌワラエリヤを結ぶ観光の主要道路の途中にあるという立地の良さはあります。
A5の下をランボダ川(Ramboda Oya)は流れているため、道路からも川が見え、トンネル側の滝の入口から階段を登っていくと展望台があり、大きな滝が見られます。
20-30分ほどで一番上まで行けます。
入場料はローカル50ルピー、外国人200-300ルピーだったかと思います。
コロンボ証券取引場に上場しているRamboda Falls PLCが経営するホテル「Ramboda Falls」があり、そのChairmanは五十嵐 尚さんです。
五十嵐さんはThe Sushi Bar Samuraiをラージャギリヤ、ニゴンボに展開しているNWS Holdings も経営されています。
また、スリランカ各地にホテルやレストランを展開するOak RayグループのOak Ray Tea Bush – Rambodaが近くにあります。
こちらのホテルは地球の歩き方のヌワラエリヤのページに、ランボダ滝、プーナーワ滝、コットマレーダムなどが見られる展望台の写真とともに掲載されています。
グループのChairman 兼 Managing Directorは、キャンディを中心に店舗を展開するジュエリー会社Isini Gems & Jewellersも経営していますが、Linkedinの写真は、Oak Ray Tea Bush – Rambodaの展望台の写真ですので、景色が良いのだと思います。
紅茶工場と紅茶博物館も併設されているので、紅茶スポットとしてもお勧めかもしれません。
イギリス海軍の歴史上、ネルソン提督に次ぐ重要人物とウィキペディアに書かれているジョン・アーバスノット・フィッシャーは、ランボダの茶園「The Wavenden Estate」に生まれたそうですが、調べて出てきませんので、現在はOak Rayの茶園になっているのかもしれません。
ジョン・アーバスノット・フィッシャーの父はセイロン総督の副官のウィリアム・フィッシャー陸軍大尉で、コーヒー農園を経営していたそうです。
滝以外は未取材ですので、取材し次第アップデートしたいと思います。
参考)
Wikipedia:Ramboda Falls
Lakpura:Ramboda Falls
WSJ MARKETS:Ramboda Falls PLC
OAK RAYグループ公式サイト
OAK RAY Tea Bush Ramboda公式サイト
Isini Gems & Jewellery
ウィキペディア:ジョン・アーバスノット・フィッシャー
入口から展望台まで
入口からすぐに見えるのがこの滝です。水飛沫が気持ち良いです。
少し登ると、なだらかに流れている部分になり、その先は天然のプールになっていて、スリランカ人の若者たちが水浴びしていました。
ゴツゴツした大きな岩がたくさん見えます。
川から少し離れて階段を登っていきます。
木々があることで、日陰になっているのが助かります。
とはいえ、登っているので、汗が垂れてきます。
階段を登り切るとアッパーの大きな滝が見えます。
展望台への階段があるので、最後に頑張って登ります!
展望台の下から見上げていた滝を見下ろす位置に展望台があります。
山々の景色も素晴らしいです!
私はヌワラエリヤのバスターミナルからバスでラブケリーティーセンターで降りて見学。
ラブケリーティーセンターからバスに乗ってブルーフィールドティーで降りて再度、紅茶工場を見学。
そして、もう一度バスに乗ってランボダ滝前で降りました。
滝を見て、またバスに乗ってヌワラエリヤに戻りました。
ヌワラエリヤとキャンディを繋いでいますので、バスは頻繁に通っています。
旅人な人はバスで、そうでない人は車で訪れると良いでしょう!
動画も投稿しましたので、ご参考までに。
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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