Spice Up 観光情報サイト スリランカ観光・情報サイト

スリランカ人も通う老舗アーユルヴェーダ「シッダレパクリニック」

2023年4月18日

スリランカのタイガーバーム、キンカンとも言われるシッダレパバームで知られるシッダレパが、コロンボの高級住宅街コロンボ7で運営するアーユルヴェーダ施設「シッダレパクリニック」は、コロナ禍で移転し、新しく綺麗になりました。

本記事では、シッダレパクリニックについて紹介します。

シッダレパとは?

シッダレパは、1971年にヴィクター・ヘッティゴダが創業したヘッティゴダインダスリーの主要ブランドです。

マータラ出身のヴィクター・ヘッティゴダは、スリランカ伝承医療の腎臓専門医で占星術師の父ヘンドリック・ヘッティゴダの元で12年間学び、父から代々伝わる鎮痛効果の高いシッダレパバーム(驚きのバーム、不思議なバーム)の製法を家訓として伝えます。

ヴィクター・ヘッティゴダは34歳の頃に、親戚より開業資金を提供してもらい、ヘッティゴダインダスリーを創業し、シッダレパバームを取り扱ってくれるよう、薬局や小売店を回り、徐々にシッダレパバームを広めていったのが、今日のシッダレパブランドの始まりだと言われています。

シッダレパの拠点は以下の通りです。

【本社オフィス】マウントラビニア
【製造工場】マウントラビニア
【アーユルヴェーダ病院】マウントラビニア
【アーユルヴェーダホテル(Anarva)】マウントラビニア
【アーユルヴェーダリゾート】ワッドゥワ
【アーユルヴェーダクリニック】コロンボ7
【アーユルヴェーダショップ】ワンゴールフェイスモール
【アーユルヴェーダスパ】シャングリラ・ハンバントータ、バンダーラナーヤカ国際空港ビジネスクラスラウンジ
【海外法人】ドイツ
【海外施設】ドイツ4軒、チェコ1軒、スロバキア1軒

民間のアーユルヴェーダ病院を始めた開設したのはシッダレパだと、シッダレパの公式サイトには記載されています。

コロンボ7のシッダレパクリニック

コロナ前はコロンボ7のWijerama Mawathaにありましたが、2021年12月に現在のホートンプレイスに移転オープンしています。

営業時間は9:30~17:30です。ポーヤデーやシンハラタミルニューイヤーなども休まず営業しています。

ホートンプレイスに看板がでていて、路地を入っていきます。

路地の行き止まりの手前にシッダレパクリニックがあります。白と茶色の2食に統一されていて、未だ新しさがあります。

中に入ると休憩スペースのようなところがあります。

壁側には池があり、鯉らしき魚が泳いでいます。

建物に入ると、待合室になっていて、シッダレパの商品が陳列された棚の間に、クリニックとショップへの扉があります。

日本語が話せる女性ドクター

アーユルヴェーダドクターのラサナーヤカ先生は日本語が話せます。

N5をお持ちだそうで、コンサルテーションも日本語で対応してください。

トリートメントの価格

ヘッドマッサージ30分:4,500ルピー(1,845円)
フットマッサージ60分:5,500ルピー(2,255円)
全身マッサージ60分:13,000ルピー(5,330円)
シロダーラ45分:13,500ルピー(5,535円)

3時間コース(9時~12時 or 13時~16時)
ディープティシューマッサージ、トニングボディーマスク、バランシングフェイシャル、スティームバス
20,000ルピー(8,200円)

6時間コース(9時~15時 or 10時~16時)
ジャグジーでのハーバルバス、ボディーポリッシュ、リファイニングボディーマスク、スティームバス、ファイシャルマッサージ、ヘッドマッサージ、フットマッサージ、アーユルヴェーダランチ
45,000ルピー(18,450円)

ラサナーヤカ先生によれば、夕方に訪れた私へのお勧めはヘッドマッサージ、フットマッサージだそうです。

3時間コースにも、6時間コースにもシロダーラが入っていません。

日本ではエステのイメージでアーユルヴェーダが宣伝される際にシロダーラの映像や画像がよく使われるため、シロダーラを受けてみたいという人が多いですが、シロダーラは2週間ほどアーユルヴェーダの治療を受けた後半に仕上げてして行われることが多いと聞きます。

また、アーユルヴェーダの施術は夕方以降は避け、午前中や午後に受けることが推奨されていますが、とくに頭部を刺激するシロダーラは午前中が推奨されます。

ラサナーヤカ先生によれば、シャワーも頭から浴びるのは午後3時頃までが望ましいそうです。肩から下を浴びる分には夕方以降でもいいそうです。

そんな私も、初めてスリランカにきた2016年は帰国する前日の夕方にシッダレパのコロンボ7のクリニックを訪れて、「シロダーラがやってみたい!」とシロダーラだけを受けたことがあります。

観光のオフシーズンである4月は外国人のお客さんよりも、スリランカ人のお客さんの方が多いそうですが、それもあって、3時間や6時間のパッケージにシロダーラを含めていないのかもしれません。

実際に私が訪れた日は、私の前に3人、私の後に2人が来ましたが、全員スリランカ人でした。

ドクターによるコンサルテーション

まずはじめに、問診票を記入します。

その後、コンサルテーションルームで診察を受けます。

私はシッダレパのトリートメントは、以前のコロンボ7のクリニック、マウントラビニアはアーユルヴェーダ病院、マウントラビニアのホテル「アナルヴァ」でそれぞれ受けたことがありますが、コンサルテーションは必ずあるものの、希望する施術内容を受けても問題ないかの確認をする血圧のチェックなど簡易なものでした。

今回は日本語が話せる先生だったからか、あるいは男性セラピストさんが先客の対応をされていて、待つ時間があったからか、私がコンサルテーションってしてもらえるのですか?と聞いたからなのか、10~15分ほどお話してくれました。

血圧を測り、脈を診てもらい、その後は生活習慣などについて聞かれます。

私は「ワータ・ピタ」タイプだそうです。

睡眠時間、1日に飲む水の量、運動習慣、好きな食べ物について聞かれました。

好きな食べ物を聞かれて、私の小さい頃からの5大好物は「蒸したトウモロコシ」「茹でた栗」「茹でたサツマイモ」「煮たかぼちゃ」「煮た小豆」なので、そう答えたら、「甘いもの、しょっぱいもの、酸っぱいもの、揚げものは好きではないですか?」と問われました。

うまく答えられませんでしたが、トウモロコシ、栗、サツマイモはそもそもがあまく、かぼちゃや小豆は煮るときに砂糖を加えているので、今思うと、私は甘いものが好きなのでしょう。

施術室の様子

フットマッサージ

こちらの椅子に座って受けます。

全身マッサージやヘッドマッサージ

全身マッサージはベッドの上で、ヘッドマッサージは奥の椅子に座って受けます。

全部で9部屋あり、1つはVIPルームだそうです。

スチームバス

ハーバルバス

足つぼ

休憩スペース

ヨガスペース

シャワールームとロッカー

実体験!

ヘッドマッサージ

1時間やってもらえるフットマッサージと悩みつつ、頭をマッサージしてもらいたかったので、今回はヘッドマッサージ(30分)を依頼しました。

ヘッドマッサージって気持ちいいですよね。後半は寝ていたと思います。

施術後にハーブルドリンクを持ってきてくれました。

甘ずっぱくて、体が目覚めそうで、体に良さそうです。

ショップ

トリートメントを申し込むカウンターがあるエリアにシッダレパの商品が陳列されていて、購入が可能です。

参考)
シッダレパ公式サイト
シッダレパリゾート公式サイト
シッダレパThink Hel Ayurveda
Wikipedia:Victor Hettigoda

# 関連キーワード