シンハラ語6-15 強調形「ンネー」を使う「キー(いくら?)」
本記事では、英語のhow manyに当たる「キー」について学びます。
動詞の強調形を使う表現を続けて学んでいますが、今回も強調形を使いますが、合わせて数を問う表現を学びます。
「キー」=いくらかの
「キー」単体では”いくらかの・幾人かの・若干の”という意味があります。
「キーヤ」=何時
格変化で与格(間接目的格)の「に」は「タ」を加えました。
時間についても同じで、「何時に」は「キーヤタ」です。
疑問文なので、最後に「ダ」を加えて、「キーヤタ・ダ?」で何時ですか?となります。
動詞の「まで形」で学んだ「〜時まで」は「ウェナカン」でした。
「何時まで」は「キーウェナカン」です。
疑問文なので、最後に「ダ」を加えて、「キーヤ・ウェナカン・ダ?」で何時までですか?となります。
動詞の「まで形」で合わせて学んだ「〜時から」は「インダラ」でした。
「インダラ」は前の単語の語尾をエ列の長音に変化させます。
なので、「何時まで」は「キーイェー・ウェナカン」になります。
疑問文なので、最後に「ダ」を加えて、「キーイェー・ウェナカン・ダ?」で何時からですか?となります。
例文1:オヤー・ヤンネーキーヤタ・ダ?
意味:あなたが行くのは何時にですか?→あなたは何時に行きますか?
※ヤナワー(行く)を強調形「ヤンネー」に変えます。
例文2:オヤーゲー・ウェダ・ティイェンネー・キーヤ・ウェナカン・ダ?
意味:あなたの仕事があるのは何時になるまでですか?→あなたの仕事は何時まですか?
※ティイェナワー(ある)を強調形「ティイェンネー」に変えます。
例文3:キーイェー・インダラ・ダ・パタン・ガンンネー?
意味:何時から始まりますか?
※パタン・ガンナワー(始まる)を強調形「パタン・ガンンネー」に変えます。
※インダラは前の単語の語尾をエー列の長音に変えるので、キーヤ(何時)を「キーイェー」に変えます。
「キーヤダ」=いくら?
「キーヤダ」で”いくら?”と尋ねる表現になります。
これまで学んだように文末の「ダ」は疑問形を表し、日本語の「ですか?」に当たります。
ウェラーワ(時間)を尋ねるときは、
ウェラーワ・キーヤダ(時間はいくらですか?→何時ですか?)
ワヤサ(年齢)を尋ねるときは、
ワヤサ・キーヤダ(年齢はいくらですか?→何歳ですか?)
メーカ(近くにあるもの)の値段を尋ねるときは、
メーカ・キーヤダ(これはいくらですか?)
ウサ(身長)を尋ねるときは、
ウサ・キーヤダ(身長はいくらですか?→身長はどのくらいですか?)
バラ(体重)を尋ねるときは、
バラ・キーヤダ(体重はいくらですか?→体重はどのくらいですか?)
日本語は尋ねるものによって表現が変わりますが、シンハラ語は「キーヤダ」で統一されていて簡単ですね!
「キー・ウェニ」=何番目
キーの後に「ウェニ(番目)」を加えた「キー・ウェニ」は何番目の?という意味になります。
キー・ウェニ・ヤー・ダ?
何番目の人ですか?
キー・ウェニ・ダー・ダ?
何番目の日ですか?→何日ですか?
キー・ウェニ・タットゥワ・ダ?
何番目の階ですか?→何階ですか?
「キー・◯◯・ク」=何◯◯
「キー」と「ク」の間に数えるものを入れると、その数を尋ねることができます。
「キー・ヤ・ク」=何個
「キー・パーラ・ク」=何回・何度
「キー・セラヤ・ク」=何回・何度
「キー・デネ・ク」=何人・何匹
「キー・ダワサ・ク」=何日間
「キー・グナヤ・ク」=何倍
例文4:キー・ヤ・ク・ティイェナワー・ダ?
意味:いくつありますか?
例文5:ダワス・キー・ヤ・ク・ヤナワー・ダ?
意味:日にちはいくら行きますか?→何日かかりますか?
例文6:ダワサ・カタ・キー・セラヤク・テー・ボナワー・ダ?
意味:1日に何回お茶を飲みますか?
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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