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シンハラ語4-5 無生物名詞の格変化、数字の格変化

2022年3月11日

本記事では、無生物名詞の格変化を学びます。

前回は記事では、生物名詞の格変化を学びました。

生物名詞の格変化は5つありましたが、無生物名詞の格変化は1つ少なくなって4つです!

変化のルールもほぼ一緒です。

格変化の基本ルール

生物名詞から無生物名詞への格変化のルールの違いは、以下の3つです。

1)語尾に「ワ」を足す対格が無生物名詞にはない
2)語尾に「ゲー」を足す属格は、無生物名詞では最後の文字をエ列に変える
3)語尾に「ゲン」を足す奪格は、無生物名詞では最後の文字をエ列に変えて「ン」を足す(具格という)

店「カデー」のように、単語の最後が元々エ列のものは変化しないので、直格も属格も同じ形になります。

魔法の言葉「エカ」

日本語では英語を記載する時はカタカナを用いて、口語ではカタカナ通りに発音(本来の正しい発音ではなく日本語発音)で話しますよね。

シンハラ語では、英語の単語に数字の”1”を意味する「エカ」を足して、英語をそのまま使うことができ、シンハラ語化されます。

以下の格変化表では、英語の「bus」をシンハラ文字に置き換えて記載していますが、「busඑක」と英語のまま書いてもOKです。

実は、外来語をそのまま使う場合は、格変化のルールがシンハラ語とは異なるのですが、魔法の言葉「エカ」を足せば、シンハラ語になるのでシンハラ語の格変化で対応できます。

「エカ」は1ですが、1も格変化させることができます。

直格(が・は)は、そのまま「エカ」
属格(の)は、最後の文字をえ列に変えて「エケー」
与格(に)は、最後にタを加えて「エカタ」
具格(から・で)は、最後の文字をえ列に変えて「ン」を加えて「エケン」

一緒に2と3も覚えてしまいましょう。

直格(が・は)は、そのまま「デカ」「トゥナ」
属格(の)は、最後の文字をえ列に変えて「デケー」「トゥネー」
与格(に)は、最後にタを加えて「デカタ」「トゥナタ」
具格(から・で)は、最後の文字をえ列に変えて「ン」を加えて「デケン」「トゥテン」

家(ゲダラ)は、少し変わった変化をします。

属格が店(カデー)のように変化せずにそのままです。
具格は最後の文字をエ列ではなくイ列に変えて「ン」を加えて「ゲダリン」です。

今回の記事では魔法の言葉「エカ」で外来語をシンハラ語することを学びましたが、次回の記事では「エカ」を使わない外来語の格変化を学びます。

そして、次々回は魔法の言葉「エカ」をはじめ、数字を学ぶ単元4「数詞」に入ります。

参考)

今回の格変化の事例については、以下の本を参考にしました。

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