シンハラ語6-12 強調形「ンネー」を使うwhatこと「モカ」「モナワ」

本記事では強調形を使う「モカ」「モナワ」について学びます。
英語のwhatに当たり、疑問文で使われることが多いです。
疑問文には「ダ」をつけますので、今日学ぶものは、全て最後に「ダ」がついています。
動詞は強調形を使います。
モカダ:何を、どうして
例文:オヤー・モカダ・カランネー
意味:あなたは何をするの?(あなたは何をしているの?)
例文:モカダ・パラック・ウネー
意味:何が遅れるの?(どうして遅れたの?)
カラナワーは強調形の「カランネー」にします。
ウェナワーは強調形の「ウネー」にします。
英語では、What make you be late? もしくは What made you be late?で、何があなたを遅らせたの?(なぜ遅れたの?)とwhatを使って、なぜ?と聞いたりしますが、その用法が後半の例文に当たります。
日本語では「なに」と「なぜ」は分けますが、この点は英語とシンハラ語が近いように思います。
日本語では「遅れた」と過去形を使いますが、英語では現在形でも過去形でも両方使います。
遅れたのは今起きたことと考えれば現在形ですし、遅れが確定したのは過去なので、そこに視点を置くと過去形です。
シンハラ語は今起きた遅れた状態を示して現在形を使うのでしょう。
モカクダとモナワーダ:「何?」の単数形と複数形
例文:メタナ・ティエンネー・モカクダ?
意味:ここにあるのは何ですか?
例文:オヤーゲ・アンマー・ウヤンネー・モナワーダ?
意味:あなたのお母さんが料理するのは何?(あなたのお母さんが料理しているのは何ですか?)
ティエナワー(ある)は強調形の「ティエンネー」にします。
ウヤナワー(料理する)は強調形の「ウヤンネー」にします。
単数形には「モカクダ」
複数形には「モナワーダ」を使います。
モカタダ、モナワタ、モナモナワーダ
この他に辞書『シンハラ語・日本語辞典』やテキスト『ニューエクスプレス シンハラ語』に掲載されている似た表現を紹介します。
モカタダ:何のために
格変化の与格「タ(に)」が入っていますので、何のため「に」になるのでしょう。
モナワタ:何のために、一体どうして
モカクダが単数で、モナワーダが複数なのと似ています。
モカタダは間接詞、モナワタは副詞と辞書にあります。
モナモナワーダ:何と何が
これは2つなので、モカクダの複数形の「モナワーダ」にモナが前についているのでしょう。
この3つについては、辞書とテキストに例文が記載されていませんでしたので、間違ってはいけませんので、例文は記載しませんでした。
参考)
モカクハリ、モナワーハリ、モクッ
『ニューエクスプレス シンハラ語』に書いてあったことを整理する以下のようになっていました。
単数の肯定文:モカクハリ
複数の肯定文:モナワーハリ
疑問文・否定文:モクッ
私のシンハラ語学習は、シンハラ語オンラインスクール「Serendip」で始めましたが、そちらでは前述の単数の場合は「モカクダ」、複数の場合は「モナワーダ」で習いました。
シンハラ人の先生から習いましたので、口語的には「モナクダ」、「モナワーダ」で、文法的に見ると、「モクッ」なのかもしれません。
次回の記事「カー」Who・Whose・Whom、次々回で学ぶ「コ」Wherecでも、『ニューエクスプレス シンハラ語』を参照すると「疑問詞+ハリ」の形が出てきます。
私は勉強しながらシンハラ語の記事を書いていますので、理解が進んだら、内容をアップデートしますが、まだ分かっていませんので、このような内容で恐縮です。
お分かりの方がいましたら、教えていただけましたら幸いです。
上記の例文は、『ニューエクスプレス シンハラ語』のもので、日本語訳は私が書いたものです。『ニューエクスプレス シンハラ語』にはもっと自然な日本語で日本語訳が書いてありますが、私が書いたものはシンハラ語に合わせて書きました。
ここで、まだ未学習のものは以下の通りです。
・ティエナワー(ある)の「動詞の仮定形」ティブノーッ
・オーネェ(欲しい)
・エパー(いりません)
現在、強調形を使った表現を学んでいますが、その次は命令形を使った表現を学んでいきます。
命令形を使った表現で「オーネェ(欲しい)」「エパー(いりません)」が出てきますので、こういうのがあるのだな〜と思っておいてください。
現在、動詞を学ぶ単元6を学んでいますが、「動詞の仮定形」は後半で学びます。

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、ゲストハウス「スパイスアップ・ハウス」開設。
2020年8月、週刊「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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