ビヨンドバワの一人、ターナー・ウィクラマシンハ監修のサミットフラッツ
イタリア大使館の正面から延びるケッペッティポラロードの左右に、合計100戸の中所得者向け集合住宅「Summit Flats(サミットフラッツ)」があります。
ジェフリーバワの研究家であるデビットロブソン氏の著書『Beyond Bawa』にも掲載されている物件です。
本記事では簡単にサミットフラッツについて紹介する。
第5回非同盟運動首脳会議のために建設

サミットフラッツは、1976年8月16日から19日でBMICH(バンダーラナーヤカ記念国際会議場)にて開催された第5回非同盟運動首脳会議のために建設されました。
当日の非同盟運動の事務総長(第5代)はを務めたスリランカのシリマーウォー・バンダーラナーヤカ首相(当時)でした。
第5回非同盟運動首脳会議のコロンボでの開催を記念して、スリランカ中央銀行はバンダーラナーヤカ首相の肖像をあしらった記念の5ルピー硬貨を発行し、スリランカ郵便局は1.15ルピーと2ルピーの2種類の切手を発行。
セイロン・タバコ会社は「サミット」という特別なブランドのタバコを製造しています。
そして、国家エンジニアリング公社が、第5回非同盟運動首脳会議の取材に訪れる外国人ジャーナリストたちに一時的な宿泊施設を提供することを目的に建設したのが「サミットフラッツ」でした。
ターナー・ウィクラマシンハが監修

設計はビヨンドバワの一人、ターワー・ウィクラマシンハの指導の下、ウパリ・カルナラトゥナが行っています。
基本構造は、手頃な価格の中所得者向け住宅のプロトタイプ。25棟の4階建ての二世帯住宅(合計100戸)で構成されています。
各住戸へは、地上階または蛇行する2階の歩道から直接アクセスできます。
屋根瓦と大きな張り出しのあるレンガ積みの外装で、通風と日差し対策が十分に考慮されているといいます。
イギリス時代のバンガロー群に隣接した立地

サミットフラッツが建設された場所は、1920年代にイギリス植民地政府の公務員用のバンガロー群が並んでいる場所の隣接地です。
現在はバンガローを転用した空軍司令官公邸、国防省司令長官公邸、国防省事務次官邸、イタリア大使館や、シリマーウォー・バンダーラナーヤカ女子校などが周囲にあります。
参照

Wikipedia:5th Summit of the Non-Aligned Movement
ウィキペディア:非同盟運動
Wikipedia:Sirimavo Bandaranaike Vidyalaya
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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