タミル語1-1 母音字

タミル語について勉強していきます。
まずは、母音字から始めます。
母音はシンハラ語と似ていて、「あ・い・う・え・お」にそれぞれ短音と長音があります。
シンハラ語には「ae」と「ae-」がありましたが、タミル語にはありません。
シンハラ語にもある「ai」と「au」がタミル語にもあります。
シンハラ語では「ai」と「au」はあまり見かけませんので、見なかったことにしましたが、シンハラ語とタミル語を似ていますね!と言いたかったので、並べて書きました。
タミル文字とシンハラ文字の形と変化の仕方はなんとなく似ている気がします。
タミル文字は直線があるのが特徴的です。
そのため、スリランカ国内でタミル文字とシンハラ文字を比べる場合は、丸っこいのがシンハラ文字、カクカクしているのがタミル文字と言われます。
一方で、ヒンディー語やネパール語、マラーティー語に使われるデーヴァナーガリー文字は、上に直線を引き、一単語は上の直線が繋がるため、インドのタミル・ナードゥ州では、丸っこいのがタミル文字と言われます。
ちなみに、デーヴァとはシンハラ語のテーワと同じで「神」の意味です。
ナーガリーは、ヒンディー語で「都市」を意味するナガラのことで、「神の都市文字」と神々しい名前が冠されています。

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
歴史・地理・建築・語源が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の設立を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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