老舗ケーキ&ペイストリーThe Fabとおしゃれカフェ「U & I」
コロンボを中心に26店舗を展開する老舗The Fabは、パンが1つ60~80円程度と激安ローカル価格ですが、旗艦店であるコッルピティヤには、今風のおしゃれカフェが新しくできています。
サブウェイのように注文するサンドウィッチや、ハンバーガー、イタリアン、鉄板にアイスクリームを乗せたデザート、ジュースやコーヒー、紅茶など、メニューはかなり豊富です。
席に余裕があれば、The Fabの手頃なパンやケーキを注文して、おしゃれなカフェスペースで食べることもできます。
本記事では、The Fabと、新しいカフェのU&Iについて紹介します。
目次
The Fabとは?

コッルピティヤ店
The Fabはコロンボの老舗ケーキ&ペイストリー店です。
創業は1979年5月2日で、スリランカ人女性のチャンドラ・マダナヤケさんが、ゴールロード沿いの自宅の庭で菓子店を始めています。現在はコロンボを中心に26店舗を展開しています。
旗艦店はコッルピティヤ店(写真上)とボレッラ店(写真下)の2店舗ですが、今回紹介するU&Iはコッルピティヤ店内に作られたカフェです。

ボレッラ店
ガトーショコラ(Black Forest Gateau)が有名な商品の一つです。
The Fabコッルピティヤ店
まずはケーキ&ペイストリーのThe Fabから紹介します。

代表的な商品であるケーキ
ゴールロードに面した入口から入ると、正面にペイストリー、左手と右手にケーキが並ぶショーケースがあります。

The Fabのヒット商品は、ガトーショコラだったそうで、ケーキコーナーにはチョコレート味が多めです。

創業者チャンドラさんのお父さんは、スリランカの大手菓子メーカーのMalibanの創業メンバーの一人です。Malibanはゴール出身の兄弟3人がペターのMaliban Streetで紅茶キオスクを立ち上げたのが始まりです。
チャンドラさんのお母さんは、Malibanの店舗でお菓子を作り、Sundelというブランド名で販売していたそうです。

1977年に誕生したジャヤワルダナ政権が市場開放経済の政策を推し進め、国際的なホテルチェーンがスリランカに進出し、高級なケーキやペイストリーが浸透し始めた頃、The Fabは高品質低価格でケーキやパイストリーを提供することで人気を得て、現在に至っています。
ペイストリーへの進出

The Fabは庭でのケーキ販売の後に、家族向けのレストランをオープン。チャンドラさんが子育てで忙しくなり、レストランでをやめて販売店に転換した際に、ケーキに加えてペイストリーを始めたのが、創業から5年目ぐらいだったそうです。

Egg & Cheese Patty は190ルピー(76円)
Chicken Sausage Pastry Rs.150(60円)
Vegetable Quiche Rs.160(64円)
日本からきた大学生たちの朝ご飯として、それぞれ7つ購入。3つ食べるとかなりお腹いっぱいで、2つで十分でした。

The Fabだと、150円ほどで朝ご飯が済んでしまいます。

サンドウィッチもあります。
ランプライス

スリランカのベーカリーやペイストリーショップでは、ランプライスが販売されていることが多いですが、The Fabでもライプライスが販売されています。

値段は1000ルピー(400円)です。
店内の様子
The Fabには窓側にイートインコーナーがあり、購入したペイストリーやケーキをこちらで食べることができます。
ネスカフェなど安い飲み物も合わせて注文することができます。

カフェ「U&I」
The Fabの奥にあるのが、カフェのU&Iです。

メニュー
入口にサンドウィッチのメニューが置かれています。

フードメニュー
その他のメニューは、QRコードをスキャンして見ることができます。

ペイストリーとは1桁違う値段になっています。メニューの内容やデザインから全くThe Fabらしさがなく、なんか今風です。

スープやサラダもあります。


ハンバーガーやサンドウィッチはかなりお腹いっぱいになりそうです。

なんと、イタリアンまで!

パンではないライスや揚げ物のメニューまであります。

まさかのヘルシーメニュー。

ヘルシーメニューは種類が多く、3ページもあります。

キッズメニューもあります。

デザートメニューもあります。

熱々の鉄板に、アイスをオンしちゃうメニュー。
ドリンクメニューも豊富です。

フレッシュジュースまでは想像の範囲でした。

なんとモヒートです。

段々と糖分が増してくる感じがします。

甘くて目が見開きそうなフラッペやシェイク。

アイスティーはリーズナブルで、良さそうです。

コーヒーメニューも充実しています。

もはや、なんでもあるようなメニューの充実ぶりです。

ホットティーはやはりリーズナブル!

ハイティーもあります。

店内の様子

真ん中に注文カウンターがあり、囲むように席が配置されています。

奥にはテラス先があります。

テラス席は明るくて、開放的です。

実食!
タンドリーチキンサンドウィッチ

サンドウィッチの注文は、まず最初に、ホワイトブレッド、バケットブレット、マルチグレインブレッドの3つから選びます。

続いて、パンに塗るものを選びます。バターかマヨネーズの2択ですが、「両方にしますか?」と店員さんに聞かれたので、YES!と答えたら、一枚にバターを、もう一枚にマヨネーズを塗っていました。

挟む野菜は選べるようですが、「全部OK?」と聞かれてので、OK!と答えました。

その後、焼いてサンドウィッチを出してくれます。

パリパリに焼けていて、美味しいです。マルチグレインブレッドを選んで正解でした。
グリルチキンサンドウィッチの値段は1050ルピー(420円)です。
ジャバニーズライス

Javanese Rice:1950ルピー(780円)
ご飯メニューも普通に美味しかったです。ナシゴレン的なインドネシアなご飯。
参考)
The Fab公式サイト
SUNDAY TIMES:A ‘Fab’ celebration
VERNON COREA:Maliban Biscuits, the Maliban Show on Radio Ceylon and Vernon Corea
Wikipedia:Maliban
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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