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トヨタランカ(豊田通商)現役インターン生インタビュー!~ゆい編~

2025年3月05日

由惟さんのプロフィール

【質問1】トヨタランカのインターンシップに参加した経緯を教えてください。

私の将来には、さまざまな選択肢があります。大企業や観光業、国際協力の分野での公的機関や民間企業、さらには起業やフリーランスなど、どれも魅力的で、正直迷っています。そんな中で、このまま大学を卒業して就職し、その後仕事が合わずに辞めてしまうのは勿体ないと考えました。そのため、卒業後に後悔しないためにも、今の休学期間を活用して、さまざまな業界のインターンシップに参加し、自分との相性を確かめたいと思いました。そこで今回は、大企業かつ国際的なつながりを持つトヨタランカのインターンシップに参加することに決めました。

【質問2】由惟さんの具体的な業務内容を教えてください。

私の主な業務は、営業活動の業務改善です。現在、トヨタランカでは、自動車販売プラットフォーム「Auto Stream」を新規事業として立ち上げており、私はその中で営業活動の成果を向上させるための改善に取り組んでいます。具体的には、営業の数字をどのように伸ばすか、また、ディーラーとの関係をどのように強化するかについて、プロセスの見直しや施策の提案、実行を行っています。営業チームのパフォーマンス向上に向けたデータ分析や、ディーラーとの協力体制をより効果的にするための改善などを行っています。

【質問3】このインターンシップでの目的を教えてください。

私の主な目的は、現地駐在員がどのようなライフスタイルで働いているのかを実際に確かめることです。また、発展途上国で一定期間生活することによって、その環境が自分にとってどのようなものなのか、どれほど適応出来るのかを実際に体験し、感じることです。業務における成果や目標というよりは、「発展途上国での生活」を深く理解し、自分自身がその環境に合うのかどうかを見極めることが目的です。インターンシップをしながら実際に住んでみることで、予想以上に多くのことを学び、感じることが出来ました。この経験を通じて、今後のキャリア選択において、自分にとってどのような環境や生活スタイルが合っているのかを判断し、帰国後にその成果を活かすことが目的です。

【質問4】業務中にやりがいを感じる瞬間や出来事を教えてください。

私は、スリランカ人の上司や現地のインターン生と協力をしながら、状況の解像度が徐々に上がっていく過程にやりがいを感じます。異なるバックグラウンドを持つメンバーと意見を交わし、共に課題を解決していく中で、少しずつ物事がクリアになっていく瞬間に充実感があります。また、上司から頼まれた仕事を遂行し、その結果が実際に業務の役立っていると実感できる時にも、大きなやりがいを感じます。自分の取り組みが、チームやプロジェクトに貢献していることを感じられる瞬間は、仕事をしている中でも、かなりの満足感を得られる瞬間です。

【質問5】業務中の困難な状況と、乗り越え方を教えてください。

日本人上司とスリランカ人上司が異なる意見を述べる場面に遭遇し、どちらの話を優先すべきか分からなくなったことがありました。日本人上司からは「分からないことがあったら、スリランカ人上司に聞くように」と指示されていたため、迷いが生じました。しかし、その状況を困惑として終わらせるのではなく、まずは自分で考えてみることに決めました。自分なりに考えをまとめ、問題の本質を理解した上で、スリランカ人上司に質問をすることで、より具体的で納得のいく答えを得ることが出来ました。

【質問6】インターンシップでの、自身の成長を教えてください。

アルバイトを除けば、このインターンシップが社会に出る初めての経験だったため、社会の見方が大きく変わりました。まず、社会人としてのマナーを身に付けることが出来ました。また、実際の業務を通じて、社会がどのように循環しているのか、そして会社がどのように運営されているのかを深く学ぶことが出来たと思います。特に、サービスがどのように生み出され、提供される過程に触れることで、より良いサービスを提供するためにはどのような考え方が重要なのかについて、実践的な知識を得ることが出来たと感じています。さらに、業務の中では常に業務改善の提案をしているため、論理的な思考が鍛えられました。毎日の業務の中で、ロジカルシンキングが身に付いたと思います。MBTI診断においても、感情的な部分よりも、物事を論理的に考え、分析する傾向に近づいたと思います。

【質問7】インターンシップ参加前後の心情の変化を教えてください。

インターンシップ参加前は、スリランカに渡航すること自体には特に不安は感じていませんでした。しかし、外国人と働くということに全く想像がつかず、どのような仕事環境になるのかに対しての不安がありました。また、スリランカ人がどのような人々なのかについても、具体的なイメージが湧かず、少し不安でした。実際にインターンシップが始まってみると、スリランカ人の方々は非常に温厚かつ親切で、予想以上に素晴らしい人たちばかりでした。そのため、外国人と働くことに対する不安はすぐに解消されました。生活面に関しては、特に大きな不安は感じていませんでしたが、改めて海外での生活を経験してみると、自分にはこの環境が合っていることを実感しました。海外での生活や異文化交流に対する興味や適応力が高いと確信することが出来ました。

【質問8】インターンシップ後のビジョンについて教えてください。

私には興味のある分野が多岐にわたり、将来のビジョンをひとつに絞りきることが出来ていません。さまざまな選択肢がある中で、どの道を選択すべきなのかということに悩むこともありますが、最終的には自分の直感を信じ、その時々で自分が興味を持った分野に挑戦していきたいと考えています。新しい分野に挑戦することで、自分の可能性を広げ、様々な経験を積むことが出来ると信じています。その中で、本当に自分に合った道を見つけ出して、進んでいきたいと考えています。

~最後に、このインターンを考えている方々に向けて一言お願いします~

私の座右の銘である「やらないで後悔より、やって後悔」の言葉通り、私自身もトヨタランカのインターンシップを通じて、困難な状況や悩む時期を経験しました。しかし、それらすべての経験を含めて、今振り返ってもこのインターンシップに参加して後悔したことは一度もありません。心から「参加して良かった」と思っています。インターンシップに参加してみて、この仕事が自分に合わないと感じたとしても、それは大きなプラスです。一方で、この仕事が自分にとって合っていると感じられたなら、それもまた大きなプラスです。どんな経験に対しても、私は「やらないで後悔より、やって後悔」する方が何倍も価値があると思います。もし迷っているなら、是非参加してみてください。そして、その中で多くのことを吸収し、成長するチャンスを手に入れてください。その結果として、自分自身を成長させる糧になるはずです。

由惟さんのインタビューを終えて

まずは、お忙しい中、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。由惟さんとお話をさせていただいて、興味を持つ分野が多岐にわたり、将来のビジョンが明確に定まってないからこそ挑戦し続ける姿勢に感銘を受けました。現時点でははっきりとした目標が見えていないかもしれませんが、最終的には由惟さんが、自身の直感を信じて、心から楽しいと思えることと出会っているに違いありません。由惟さんのこれからの歩みとご活躍を、心より応援しています。この度は本当にありがとうございました。

この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。読んでくださった皆さんも、由惟さんへの温かい応援をどうぞよろしくお願いします。

撮影:庄司健人

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