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世界遺産ポロンナルワの回り方(有料エリア編)

2025年4月18日

世界遺産「古都ポロンナルワ」は、中世に栄えたポロンナルワ王国(1017年~1255年)の都の遺跡群であり、ポロンナルワの町に広く点在しています。

遺跡群は30ドルの有料チケットが必要な有料エリア内と、それ以外の大きく分けられます。

有料エリアだけでもかなり広く、カーチャーターやレンタサイクルで回るのが一般的です。

有料エリア内には一枚のチケットで一度しか入場することができず、エリア内にトイレ、飲み物の売店はありますが、食事をする場所はありませんので、計画を立てて見学する必要があります。

本記事では、世界遺産ポロンナルワの回り方を、有料エリアを中心にして解説します。

目次

ポロンナルワはどこにある?

ポロンナルワは、スリランカのドライゾーンに位置する北中部州ポロンナルワ県の県都です。

主な観光地からの距離は以下の通りです。

ミンネリヤ国立公園から23キロ
世界遺産シーギリヤロックから55キロ
世界遺産ダンブッラ石窟寺院から68キロ
東部州パーシクダービーチから72キロ
東部州バッティカロアから98キロ
世界遺産アヌラーダプラから100キロ
東部州州都トリンコマリーから110キロ
世界遺産キャンディ仏歯寺から130キロ
バンダーラナーヤカ国際空港から200キロ
最大都市コロンボから220キロ

北中部州にはアヌラーダプラ県とポロンナルワ県の2つの県があり、古代の都が世界遺産アヌラーダプラ、中世の都が世界遺産ポロンナルワです。

古代~中世のスリランカはドライゾーンに王国が栄えましたが、インドからの侵攻を受けてポロンナルワ王国は滅亡し、その後のシンハラ王国は南に遷都していき、都はウェットゾーンに移っていきます。

現代のポロンナルワは、スリランカ第6大統領のマイトリパーラ・シリセーナ(在任期間2015年1月9日 – 2019年11月18日)の出身地ということもあり、道路が整備され、新しい博物館が作られ、観光用にレンタサイクルも充実しています。

ポロンナルワについての詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

ポロンナルワ遺跡の回り方

カーチャーターで回る

カーチャーターで旅行されている方は、有料エリアに車で入ります。主な遺跡には駐車場があり、車を止めて周囲の遺跡を見て、また次のスポットに行くという流れで見学していきます。

現地ガイドさんと回る

チケット売り場近くには現地ガイドさんがいて、声を掛けられます。ガイドさんへのガイド料金と、ガイドさんがチャーターする車の料金を払って、一緒に遺跡を回ります。

主な遺跡を解説を聞きながら回りたい人にはお勧めですが、私のように遺跡を網羅的に見たい人、じっくりと遺跡を見たい人には向きません。

トゥクトゥクをチャーターして回る

チケット売り場近くや、有料エリアの入口にはトゥクトゥクが並んでいます。料金は個別交渉になります。

レンタサイクルで回る

自転車は水路や有料遺跡エリアの入口近くに並んでいて、1日300ルピーほどで借りられます(2019年取材時)。2019年時点では自転車は新しいものが大量に並んでいました。

また、遺跡を見た後に出口から入口付近に戻る際は国道11号線を通りますが、歩道と車道が綺麗に分けられています。これはシリセーナ政権時代にシリナーセ大統領の地元であるポロンナルワを整備したようです。

博物館でチケット購入

有料エリアの遺跡巡りはチケットを販売している博物館(Archaeological Museum)からスタートします。

貯水池から勢いよく水が流れ出ている水路と並行する道を行った先に博物館があります。

博物館の前にはガイドさんたちが待ち構えていますが、不要ならしっかりと断りましょう。

チケットブースは博物館の入口にあります。チケットには博物館の入場料も含まれていますので、博物館をざっと見て、予習してから遺跡を見に行くと良いでしょう。

1962年に建てられた公立スポーツクラブのホールに作られた博物館で、そこまで広くありませんが、消失してしまった木造の屋根や壁などを再現した模型などもあり、これから実際に見に行く石造部分のみが残っている遺跡が元々どんな遺跡だったのかを知るには最適です。

トイレが博物館の最後にあるので、トイレを済ませてから遺跡エリアに行くといいでしょう。

チケットは1人30ドルです。

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仏典堂エリア

主な遺跡は第一運河と国道11号線に挟まれたエリアにありますが、この仏典堂エリアの遺跡は貯水池の南側から延びる第二運河近くにあります。

チケットを購入した博物館から湖畔の道バンドロードを南に進んでいきます。バンドロードからは巨大な貯水池が見渡せる素晴らしい景色が楽しめます。

2019年に訪れた際は無料で入れましたが、2025年4月に訪れた際は「外国人はチケット持って入場」と入口の看板に書かれていました。ただし、入口に人はおらず、チケットは確認されませんでした。

チケットはいずれにしろ購入しますので、

仏典堂立像(Pothgul Vihara Statue)

チケットには4つの遺跡の写真が掲載されていますが、真ん中の上に掲載されているのが、この立像です。

スリランカの旧10ルピー紙幣にも採用されていたよく知られた立像です。

パラークラマバーフ1世の時代に作られたもので、大きな岩に掘り込まれています。

手に持っているのはヤシの葉でできた仏典ではないかと言われています。

この像はパラークラマバーフ1世自身の像という説と、ラーマーヤナのラヴァナ王の祖父プラスティヤの像という説があり、別名にパラークラマバーフ像、プラスティヤ像があります。

パラークラマバーフ1世が作った貯水池はいくつもの貯水池がつなげられて現在の巨大な貯水池になっていますが、最初に王が作ったのは南側の貯水池で、この立像の近くにちょうど貯水池の北側と南側を分けるテパン運河(Theppam Canal)があります。

仏典堂(Pothgul Vihara)

パラークラマバーフ1世によって建てれた仏典を保管した図書館。
Pothgulはシンハラ語で、本の保管場所を意味し、Viharaはお堂を意味するため、経堂と言える遺跡です。

9つの建物と4つの仏塔が残されています。
仏教僧が住み、王はここで仏典を聴いたのではないかと言われています。

貯水池の南側にある主な遺跡は以上の2つです。

パラークラマバーフ1世の宮殿エリア

第一運河や城壁に囲まれたポロンナルワ遺跡のメインゾーンは、「宮殿」「仏歯庭」「仏塔群」「巨岩の僧院」「北の遺跡群」の5つのエリアに分けらえます。

有料メインゾーンの入口は一つで、ゾーンの南側にあります。

遺跡を見ながら北上して、北側の出口から出る流れになります。

入口から近い最初の遺跡群が、パラークラマバーフ1世の宮殿跡を周辺に遺跡が集まる宮殿遺跡群です。

宮殿遺跡群の駐車場に車両(チャーターカー、トゥクトゥク、自転車)を止めて、3つの遺跡を歩いて回ります。

パラークラマバーフ1世の宮殿(The Royal Palace)

宮殿は7階建てで下の3階が煉瓦、その上からは木造だったそうです。
ガイドさんによれば、パーンディヤ朝がポロンナルワを攻めた際に、燃やされたとのことでした。
現在残っているのは煉瓦の3階部分のみです。
50以上も部屋があったと言われています。

宮殿内の階段

階段が残っており、実際に上まで建物があったことが想像できます。

王子の池(クマーラ・ポクナ)

スリランカの叙事詩「マハーワンサ」によれば、パラークラマバーフ1世が作ったとされる沐浴場。
パラークラマ・サムドラ貯水池から水を引き、川に使った水が排水されるように設計されています。


博物館でも展示されている龍の形をした入水口が左右に二つあり、真ん中にハスの花をかたどったレリーフがあります。


隣接している建物跡は着替えを行うための場所として建てられたのではないかと言われています。

パラークラマバーフ1世の閣議場(Council Chamber)

パラークラマバーフ1世が作ったとされる閣議場。

閣議場の側面

遺跡の側面にドワーフ、ライオン、ゾウの彫刻が施されています。


階段の入口と中段にムーンストーンがあります。
アヌラーダプラ時代とポロンナルワ時代でムーンストーンに描かれている動物が異なり、ポロンナルワのムーンストーンには牛が描かれていません。
これはチョーラ朝の支配によるヒンドゥー教の影響で、シヴァ神の神聖な乗り物である牛を描かなくなったと言われています。


閣議場には大臣の名前が刻まれた石柱が並んでいます。
大臣たちは自分の名前が書かれた石柱に座り、閣議を行ったそうです。

シヴァ神の寺院その1(Siva Devalaya No.1)

次のエリアであるクワドランドルに行く途中にある修復中のヒンドゥー寺院。
チョーラ朝のラージャラージャ1世あるいは、ラージェンドラ1世の時代のものとされています。

この寺院はぴったりと石が並べられた壁が特徴的で、ポロンナルワの他の遺跡では見られないそうです。
インド様式のデザインであることから、インドで作られたものが運ばれてきたか、あるいはインドの職人がスリランカにきて作られたのではないかと言われています。
取材時(2020年1月26日)は修復工事中で見ることができませんでした。

仏歯庭(ダラダー・マルワ)

英語ではクワドラングルといい、その名の通り、高台の土地が四角形に壁に囲まれています。
シンハラ語ではダラダ・マルワといい、ダラダはブッタの歯、マルワは庭という意味です。

仏歯を祀る場所で、歴代の王が建てた仏歯寺を初め、壁に囲まれた高台の上に遺跡が密集しています。
ダラダ・マルワへの階段の向かいの広場には、飲みものやお土産を売る屋台が数軒並んでいます。

円形の仏塔堂「ワタターゲ」

ダラダ・マルワで一番大きい遺跡でです。

ワタは「丸い」、ゲは「家」を意味し、ワタダーゲは小さな仏塔の保護するために周囲を円で囲むように作られるスリランカ建築のことです。

スリランカには10のワタダーゲが残っているとされていますが、その中でも代表的なのが、このポロンナルワのワタダーゲです。

最も有力な説はパラークラマバーフ1世がブッタが托鉢で使った鉢を保存するために建設したというものです。
建設したのはニッサンカ・マーラであるとする説や、仏歯を保管するために建てたとされるものもあります。
パラークラマバーフ1世が建設して、ニッサンカ・マーラは修復を行ったのではないかとも言われています。

ワタダーゲには一般的に四方(東西南北)に入口があります。

入口の左右には守護神としてガードストーンが立っていて、階段の手前にはムーンストーンがあり、それぞれ見所です。


各四方の入口の先に一体ずつ仏像が、つまり全部で四体の仏像が安置されていました。

八聖堂(アタダーゲ)

アタダーゲ(Atadage)

ポロンナルワ時代の初代の王ウィジャヤバーフ1世が建てた仏歯寺。
54本の柱が立っています。
シンハラ語でataは8、dageは遺物で、8日間で建てれたと言われています。

碑文(Inscription)

ヴィジャヤバーフ1世がタミル人傭兵たちに仏歯寺を守ることを命じた碑文で、タミル語で書かれています。

チョーラ朝の王Kulottunga I(ラージャラージャ1世の曽孫、ラージェーンドラ1世の孫)が宣戦布告をしたことに対して、ヴィジャヤバーフ1世のタミル人傭兵たち「Velakkara(Velamはタミル語で宮廷内という意味)」が同胞のタミル人王朝と戦うことを拒み蜂起します。

遠征から戻ったヴィジャヤバーフ1世はタミル人傭兵のリーダーたちを処刑し、この碑文を建てました。
アタダーゲの脇に立っています。

六十聖堂(Hatadage)

ニッサンカ・マーラが建てた仏歯寺。
シンハラ語でhataは60という意味で、60時間で建てられたと言われています。
2階建てだったそうですが、現在は1階部分のみが残されています。

石の本(ガル・ポタ)

六十聖堂(ハタダーゲ)の脇にあるニッサンカ・マーラについて書かれた石の本。
ガルは「石」、ポタは「本」という意味です。

3つに線で分かれていて、43,000文字が72行に渡って彫り込まれています。
1/3がニッサンカ・マーラの政治について、1/3がニッサンカ・マーラと仏教僧との対話について、1/3がニッサンカ・マーラが見て回ったスリランカについて、書かれているそうです。
手前の側面にはヒンドゥー教の女神ラクシュミーとそれを囲む2頭の象の彫刻が見られます。

サトゥマハル・プラサーダ(Satmahal Prasada)

タイのハリプンチャイ王国の首都であったランプーンにあるワット・チャーマテーウィーに似ているという7階建ての塔。
タイあるいはカンボジアから来た建築士が建てたと言われています。
ピラミットのような形で、四角形に積み上げられていて、スリランカでは珍しい形です。

ラター・マンダパヤ(Nissanka Latha Mandapaya

ニッサンカ・マーラが仏教の経典を吟じるのを聴くために作ったとされています。
中央の柱は真っ直ぐではなくカーブを描いており、彫刻が施されています。
真ん中には仏塔があったとされています。
ニッサンカ・マーラの建築物の中でも代表的なものとされています。

仏堂(Thuparama:トゥーパーラーマ)

ガイドさんによれば、壁の厚さが2mもあり、中に入ると涼しいそうで、ここで王は瞑想をしていたそうです。
たしかに中に入ると少しひんやりしています。
内部には仏像が安置されており、壁画を見ることができます。
壁の彫刻はインドの影響が見られるといいます。

仏塔エリア

クワドラングルからガル・ヴィハーラまでは巨大な仏塔をはじめ遺跡が点在しているエリアです。一つ一つが少し離れているため、自転車で見て回ります。ランカティラカ、キリ・ヴィハーラの周辺は遺跡が密集していますので、周囲を歩いて楽しんでください。

真珠の仏塔(Pabalu Vihara)

パラークラマ・バーフ王妃Rupawathiが建てたとされる仏塔。
鏡餅のように丸みを帯びた円錐台が2段重なっています。
かつては最上部に塔があったそうです。
Pabaluは真珠、Viharaは仏塔という意味で、真珠の仏塔の言われは、発掘作業時に周囲に真珠が見つかったことから。

宝石の仏塔(メニク・ウェハーラ)

ポロンナルワで最も古いとされる仏塔です。
メニクは宝石、ウェハーラは仏塔を意味します。
仏堂、菩提樹、大食堂、調剤室、独房があります。

シヴァ神寺院その2(Siva Devalaya No.2)

チョーラ王朝がポロンナルワを支配した時代のもので、一つの岩から作られています。
シヴァ神の乗り物で牛(ナンディン)が祀られています。

黄金尖塔の仏塔(Rankoth Vehera)

ニッサンカ・マーラが建てた直径170m、高さ33mのポロンナルワで最大の仏塔。
かつては61mの高さがあったとも言われていますが、現存の仏塔でもその大きさに圧倒されます。
ranは金、kothは与えられたという意味で、かつては尖塔が金で覆われていたそうです。

太古の石窟寺院(Gopala Pabbatha)

紀元前2世紀頃からブラフマンが使っていたとされる石窟寺院。

古代の仏教修行僧病院(Ancient Bhikku Hospital)

人型に象られた浴槽があり、ハーバルオイルを入れたそうです。
周辺では外科手術の道具なども発掘されているとのこと。
古代のアーユルヴェーダ病院と言えるものです。

クダ・ガル石窟寺院(Kuda Gal Vihayara)

2つの洞窟からなる石窟寺院。
1つの洞窟には四体の仏像が掘り出されています。

アラハナ・プリヴェナ(Alahana Privena)

僧院の裏の沐浴場

パラークラマバーフ1世によって建てられた巨大な僧院。
満月の日と新月の日と、2週間ごとに祈りが捧げられたそうです。

バッダ・シマ・パラサダヤ(Badda Sima Prasadaya)

バッダ・シマ・パラサダヤの隣の遺跡(バッダ・シマ・パラサダヤはもっと柱が多く、真ん中に基台があります)

石柱が並び建つ遺跡。

ランカティラカ仏堂(Lankatilaka Image House)

巨大な柱、巨大な仏立像がある仏堂。
蛇の神ナーガが入口に掘られていることはよくありますが、この仏堂の入口の階段には蛇の女神ナーギニが掘り出されています。


ポロンナルワがパーンディヤ王朝に支配され、シンハラ王朝が新しく建国したダンバデニア王国の5代目の王パラクラマ・バーフ3世が建造したもの。
パラクラマ・バーフ3世はポロンナルワに住み、ダンバデニア王国を統治しています。

ミルク仏塔(Kiri Vihara)

パラークラマ・バーフ1世の妻の一人Subhadraが建てたもの。
キリとはシンハラ語でミルクを意味し、石灰で真っ白に塗られた姿が印象的です。

巨岩の僧院(Gal Vihara)

遺跡の入口の駐車場・広場には飲み物やお土産を売るお店が並んでいます。
そこからしばらく歩くと、巨大な一つの花崗岩から坐像2体、立像1体、涅槃像1体の4体もの仏像を切り出したガル・ヴィハーラが見えてきます。

横から見ると、一つの岩から切り出されたことがよく分かります。
巨大すぎて4体を同時に綺麗に写真に収めることは難しいです。

かつてはUttararama(北の僧院)という名前だったそうです。

アヌラーダプラ時代に仏教は3つの宗派(アバヤギリヤ・ヴィハラ派、ジェタヴァナラマヤ派、マハヴィハラ派)に分かれていますが、それを統合・融合させようとしたパラークラマバーフ1世が建設したものと言われています。

小仏坐像(Vidyhadhara Guha

蓮の花の上に座っている1.4mの仏坐像。
右にブラフマー神、左にビシュヌ神がいます。

大仏坐像(Seated Image)

蓮の花の上に座ってムドラー(手印)を見せている4.636mの仏坐像。
大乗仏教の影響が見られるそうです。

仏立像(Standing Image)

ブッタの死を悲しむアーナンダ像、人々の悲しみを悲しむブッタ像、悟りを開いた後の2週間目のブッタ像など諸説がああります。
珍しいポーズをしている6.93mの立像。

涅槃像(Reclining Image)

14.12mの涅槃像。
涅槃像は目を開けて右手で頭を支えているものと、目を閉じて右手を枕にしているものがあります。
目を開けてる方は最後の説法をしている時のブッタを表し、目を閉じている方は入滅したブッタを表しています。
この涅槃像は入滅した後者のパターンです。

北の遺跡群

ガル・ヴィハーラを見て、そのまま出口に向かう人もいるそうですが、せっかくなので北側にある遺跡もご覧になることをお勧めします。一番北にあるティヴァンカ・ハウスまで少し坂道を登ります。

ダミラ・マハー・サーヤ(Damila Maha Seya)

パラークラマバーフ1世が建設を途中でやめた仏塔。
完成していた場合、最大の仏塔になっていたと言います。

パラークラマバーフ1世はパーディヤ朝に遠征し、連れ帰ったタミル人戦争捕虜を労働者として使い、まず、アヌラーダプラのルワンウェリサーヤ大塔を修復した後、この仏塔に取り組ませたそうですが、2段を意味するdemahalが変化して、damilaとなったと言われています。

蓮池(Nelum Pokuna)

かつて僧の沐浴場として使われていたもの。
ネルンは「蓮」、ポクナは「池」を意味します。

名前は蓮の花が開いたような形をしていることから。
コロンボにある劇場のNelum Pokuna Mahinda Rajapaksa Theaterはこの蓮池に由来しているそうです。

ティヴァンカ仏堂(Tivanka Image House)

ティヴァンカ(三曲法)とは体を3つに曲げたポーズのことで、堂内の仏像はそのポーズをしています。
壁画はダンバデニア王国のパラクラマ・バーフ3世がポロンナルワの再興のために描かせたものです。

まとめ

初めての取材なので、ガイドさんの話を聞いてみよう!とガイドさんに案内してもらいましたが、仏塔エリアと北部の遺跡群は素通りでした。
ランチの後に自分で見たらいいよ!と有料エリアから出て、再度入場しようと入口に行ったら拒否されました。
出口に行ってみたら、最初は拒否されましたが、OKしてくれました。

北部の遺跡を見て、帰りながら仏塔エリアを見学しようとしたら、仏塔エリアを入口方面に向かって走っていたら、警備員に出口に向かうように注意されたので、途中で諦めてしまいました。

遺跡好きの方はこちらの記事をご覧になりながら、ご自分で好きなように遺跡を見学されることをお勧めいたします。

ポロンナルワ有料エリアの観光マップ

ポロンナルワへの旅行をアレンジする

ポロンナルワは世界文化遺産が集まる文化参画地帯に位置しています。
バンダラナイケ国際空港やコロンボとの間に観光スポットが多くありますので、各地を見て回る場合には車をチャーターするのが便利です。
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    参照

    YAMU「Royala Palace Vijayotpaya/Vijayanta」
    Lonley Planet「Royal Palace」
    Attractions in Sri Lanka「Council
    Chamber」
    Lanka Travel Directory「Kumara Pokuna」
    Attractions in Sri Lanka「Shiva Devalaya No.1」
    Lankadeepa「Siva Devale No.1」
    Serendipity「The Polonnaruwa Quadrangle」
    Wikipedia「Vatadage」
    Wikipedia「Sandakada Pahana」
    Wikipedia「Atadage」
    LANKA PRADEEPA「Velaikkara Slab Inscription」
    Wikipedia「Polonnaruwa Agreement」
    Wikipedia「Kulottungai I」
    Wikipedia「Velakkara revolt」
    Wikipedia「Velakkara」

    Wikipedia「Hatadage」
    Attractions in Sri Lanka「Gal Potha」
    Wikipedia「Satmahal Prasada」
    Wikipedia「Nissanka Latha Mandapaya」
    goo辞書「Pabalu Vihara」
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    Lonely Planet「Kiri Vihara」

    Wikipedia「Lawkananda Pagoda」
    地球の歩き方スリランカ
    Attractions in Sri Lanka「Pabalu Vehera」
    Lonley Planet「Kiri Vihara」
    Wikipedia「Gal Vihara」
    ウィキペディア「涅槃像」
    Amazing Lanka「Damila Maha Seya」
    Lanka Travel Directory「Lotus Pond」
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