シンハラ語1-3 破裂音、「ん」で始まる濁音
破裂音(濁音、半濁音)は日本語でもよく使われますが、シンハラ語でもよく使われます。
日本語と異なるのは、「ざ」行がないことです。
元々シンハラ語にはなかった音で、英語からの借用語で使われるようなったのが「ざ(Z)」行です。
「ん」+濁音の行があるのが特徴的です。
本記事では、破裂音と関連する文字について紹介します。
半濁音

半濁音は日本語と同じで「ぱ」行のみです。
濁音
濁音は冒頭にも書きましたが、「ざ」行がありません。
「だ」行の文字が二つあります。
「ん」+濁音
4つの濁音に、それぞれ「ん」が最初につく文字列がシンハラ語にはあります。
基本となる文字は、濁音の文字の左側に線を足します。
「んば」のみ、「ば」に線を足すのではなく、独自の文字になっています。
スリランカの最大都市「コランバ」
スリランカが原産の「タンビリ」
スリランカ産が上級品とされる「クルンドゥ」
チャイを飲まないスリランカ人でもミルクティーに入れる「イングル」
などは「ん」+濁音 の文字を使います。

キングココナッツはオレンジ色ですので、オレンジ色を指します。
オレンジが果物のオレンジと色を表しているのと同じですね!
「ん」行+濁音ではありませんが、「葉」と「緑」を意味する言葉も同じ「コラ」です。
スリランカ青汁こと「コラキャンダ」は青菜で作られる緑色の健康飲料のことです。
ちなみに、コランバ(Colombo)の由来は、「葉っぱ(コラ)ばかりのマンゴー(アンバ)の木」が生えていただとする説だ、大航海時代の船乗りロバートノックスが著書に書き記しています。
他にもコロンボの由来の説があります。
コロンボはポルトガルが占領した土地ですが、コロンブスのことをポルトガル語では「コロンボ」というため、コロンブスが由来とする説。
ポルトガルがやってきた時のシンハラ王朝の都「コーッテー」からコロンボにはコロンナ運河(現在もあります)があり、その河口の町であるコロンボに、河口を意味する「トタ」(ハンバントタ、アンバラントタ、ギントタなど地名によくなっています)を加えた「コロントタ」がコロンボの由来だとする説もあります。
英語由来の「Z」行と「F」行
シンハラ語には、「Z」行、つまり「ざ」行がありません。
そのため、日本語が話せるシンハラ人でも、「ざ」行をうまく発音できない人はいます。
水(みず)がうまく発音できず、「みす」となってしまう人が多いです。
英語の借用語で「Z」音が必要な場合は、「さ(ස)」行の横にZを書き足して表します。
「F」行もシンハラ語にはない音でしたが、「ෆ」の文字が新しく作られたそうです。
ちなみに、「V」行もシンハラ語にはないため、「わ(ච)」行で書かれます。
චを使う単語を英語表記にした場合に、「v」が当てられることが多いですが、シンハラ人はvで発音せずに、wで発音している場合が多いように思います。
参考)
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Director
スリランカ日本人会理事 兼 広報部長
WAOJEコロンボ理事
WAOJE本部ラーニング委員長
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
歴史・地理・建築が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2004年12月、人材業界就職支援サイト『SPIRITS』開設。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年8月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開業(2026年1月営業終了)。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部を立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
2026年5月、WAOJE本部ラーニング委員長に就任。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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