100g115円の激安コーヒー!Island Coffee直営ショップ
スリランカ各地のスーパーで販売されているIsland Coffeeは、安価でスリランカ産コーヒーが楽しめる代表的なブランドです。
Island Coffeeはコロンボに直営の量り売りのコーヒーショップを経営していますが激安価格です。
本記事では、Island Coffee、そして直営のコーヒーショップについて紹介します。
Island Coffeeとは?
スリランカには、普及価格帯のローカルコーヒーを販売する代表的な会社が2つあります。その一つがIsland Coffeeです。
Island Coffeeは1964年に創業した会社で、バンパラピティヤのゴールロード沿いに小さなコーヒーショップを運営しています。
もう一つのHarischandraは1943年に米・クラッカン・唐辛子の製粉事業を始めた会社です。米粉やクラッカン粉、ウルンドゥ豆粉、ストリングホッパー粉など、Harischandraの製品を見たことがある人も多いかと思います。
Harischandraは1958年にコーヒーとスパイスの製造販売を開始。直営店はボレッラにあります。
今回紹介するのは、コーヒー事業でスタートしたIsland Coffeeの直営コーヒーショップです。
参考)
Island Coffee フェイスブックページ
Harischandra公式サイト
コーヒー量り売りの直営ショップ
Island Coffeeの直営コーヒーショップはバンバラピティヤのゴールロード沿いにあります。
↓ゴールロード側に入口があります。

お店に入ると右手にコーヒーが並べられています。

上は2022年12月20日訪問時の写真です。
この時のレートは1ルピー=0.36円でした。(2023年1月15日現在は1ルピー=0.35円です。)

こちらはアラビカ種を使ったエスプレッソ・ロースティッド。
ロブスタ種に比べて、少し値段が高めです。
量り売りコーヒーの価格
ノーマルコーヒーの価格を12月20日時点のレートで換算すると以下の通りです。
◆ノーマル(ロブスタ種)
50g:160ルピー(57円)
100g:320ルピー(115円)
200g:640ルピー(230円)
500g:1,600ルピー(575円)
1キロ:3,200ルピー(1,150円)
◆バニラ(ロブスタ種)
50g:165ルピー(59円)
100g:330ルピー(119円)
200g:660ルピー(237円)
500g:1,650ルピー(594円)
1キロ:3,300ルピー(1,188円)
◆エスプレッソブレンド(アラビカ種)
50g:190ルピー(68円)
100g:380ルピー(137円)
200g:760ルピー(273円)
500g:1,900ルピー(684円)
1キロ:3,800ルピー(1,368円)
東京のコーヒー屋さんで買う値段と1桁違います。(品質は別として)
ボリュームディスカウントがない価格表なので、店頭の量り売りで販売していた3種類(ノーマル、バニラ、エスプレッソ)の3つを50グラムずつ購入しました。

50グラムの小さな紙袋に入っていて、可愛いです。
左の袋にアラビカと書かれていますので、これがエスプレッソです。
右がノーマル(ロブスタ種)で、真ん中がノーマル(ロブスタ種)にバニラフレーバーをつけたものです。

左のアラビカ種は日本でも見慣れたコーヒー豆です。
真ん中と右は豆が小さくて丸みがあり、これがロブスタ種なのか!と新鮮な体験ができます。
ロブスタ種はなんだか可愛い見た目です。

私は2017年3月〜2019年2月にバンパラピティヤに住んでいたため、こちらでたまにコーヒーを買っていましたが、その時はエスプレッソ(アラビカ)はなく、量り売りしていたのはノーマルとバニラの2種類でした。
量り売りのコーヒーは買う時に豆のままか、粉にするかを聞かれました。私は自分で豆を引く派(生豆があれば自分で焙煎する派)なので、豆のまま購入しました。
以下の動画は3種類を50gずつ注文して、紙の袋にコーヒー豆を入れてくれている様子です。
家に3つのコーヒー豆を置いておくと、バニラの良い香りがして、バニラに惹かれました。
フレーバードコーヒーの種類
スーパーでも購入できるパッケージに入っているものは、価格表が写っている下の写真(再掲)の右下側に写っていますが、以下のようにフレーバーがいくつかあります。

パッケージングされたコーヒーには以下の種類があります。
・ノーマル
・バニラ
・ジンジャー
・カルダモン
・アーモンド
・ペルシャンブランド(ジンジャー、カルダモン、クローブ、コリアンダー、シナモン)
コロナ前にスーパーで買い物した目にしていたのは、ノーマルとバニラの二つでした。コロナ禍で種類を増やしたのは、元々あったものの大手スーパーでよく取り扱われいたのがノーマルとバニラの二つだったのかもしれませんが、一般にロブスタ種よりもアラビカ種の方が香り・味が優れていると言われます。
安価なロブスタ種にフレーバーを付加することで、良い香りのコーヒーを作っているのかもしれません。
パッケージングされたコーヒーはネットでも購入が可能です。
激安のジャガリー

店頭ではジャガリーも売っていました。
1キロで550ルピー(198円)と、これまた激安です。
コロナ前はアイスコーヒーも売っていて、グラスにアイスコーヒーを注いで渡してくれました。それも激安でしたが、スリランカらしく激甘コーヒーでした。今回の訪問時にはアイスコーヒーは販売されていませんでした。
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SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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