在住日本人女性たちが選ぶアフタヌーンティー「Uga Residence」
スリランカ駐在をされている旦那さんに帯同されている奥さんたちに「コロンボでアフタヌーンティーで評判が良いところはどこですか?」と聞いて、教えていただいたのが、ウガレジデンス(Uga Residence)でした。
本記事では、ウガレジデンスのアフタヌーンティーについて紹介します。
目次
ウガレジデンスとは?
ウガレジデンスは、スリランカに5つの高級リゾートホテルを経営するウガエスケープスが2億ルピーを投じて、180年の歴史を持つ邸宅に改装したブティックホテルです。
1360m2もの広さがあるレジデンススイートが1室、スイートルーム(673m2)が10室と、全てスイートルームという構成です。
19世紀に法廷弁護士であったシェイク・サレーボーイ・ムーサジーによって建てられたこのビクトリア調のタウンハウスは、イギリス領セイロンの上流階級の人々の社交場として賑わったと言われています。
ウガエスケープスの4番目のリゾートとして2015年3月にプレオープン(グランドオープン2015年5月)しています。
rare BAR + KITCHEN
ウガレジデンスでのアフタヌーンティーは、ホテル内のレストラン「rare BAR + KITCHEN」で楽します。
rare BAR + KITCHENは、フーディーの間では美味しい食事と豊富なウイスキー・ワインのラインナップで知られています。
ウガエスケープスは、アヌラーダプラ郊外に「Uga ULAGALLA」、トリンコマリー郊外に「Uga Jungle Beach」、パーシクダーに「Uga Bay」を経営していますが、アヌラーダプラと東海岸に自社の有機農場を所有しており、野菜や果物は農園から届いた新鮮なものを使っています。
アフタヌーンティー
アフタヌーンティーは、3段のお皿で提供されることが多いですが、二人分で注文した場合は大きなボックスで提供されます。
スタッフさんがボックスをテーブルに運んできて、左右の棚を開いて、「中央・左・右」と3つに分かれます。
中央段にセイボリー
私はアフタヌーンティーを目で楽しむのは好きですが、小麦類が多すぎて、食べると気持ち悪くなってしまうことがあります。
ただ、こちらのアフタヌーンティーは、バーベキューチキンサテ(左上)、マンゴーサルサが添えられたエビのガーリック焼き(右下)など、小麦粉なしのメニューがあるので、美味しくいただけました。
カレー味のワンタン(中央・上)もアクセントになって美味しいです。
以下のパン類も大きすぎず、食べやすくて美味しいです。
・クリームチーズとキュウリのサンドウィッチ(左下)
・スモークサーモンとサワークリームのベーグル(中央下)
・ガーリッククリームのシーフードケーキ(中央下)
・キハダマグロのサンドウィッチ(右)
・牛肉とキノコのコロッケ(左)
左段にスコーンとマカロン
私は右側に座ったため、スコーンを後半に食べましたが、スコーンは温かいうちに食べた方が美味しいですので、最初の方に食べた方が良かったかもしれません。スコーンについては、TAJ Samudraのアフタヌーンティーのスコーンの方が美味しいと思いました。
スコーンのサイズが小さいのは、食べやすくていいです。アフタヌーンティーは基本、食べきれない分量がでてきて、後半つらくなりますので、ミニサイズのものの方が個人的に好きです。
右段にスイーツ
バタースコッチのキャラメルエクレア、ドーナツ、チョコレートケーキなど、それぞれスリランカスイーツのような甘さではなく、美味しいケーキでした。
ご同席いただいた方は、スイーツまで辿り着かずお腹いっぱいになり、スイーツについては「甘い!」と言っていましたが、他のスリランカのスイーツに比べたら、かなり食べやすい方だと思います。
私は全部制覇しようかと思いましたが、「残ったものはボックスに入れて持ち帰りできます」とスタッフさんが言ってくれたので、毎日顔を合わせるアパートメントのセキュリティースタッフさんたちへのお土産に持ち帰りました。
紅茶
アフタヌーンティー開始時に、ホットティー、アイスティー、ホットコーヒー、アイスコーヒーから選ぶことができます。
紅茶はウガエスケープスが独自に紅茶職人に依頼してセレクションしているそうです。
今回出してくれたのは、イングリッシュ・ブレックファーストで、香りも味も良い紅茶でした。
コーヒー
同じものをお代わりする場合は、おそらく追加料金はかからないと思います。
別のものを頼む場合は追加料金がかかりました。コーヒーは1杯800ルピーでした。
エスプレッソマシーンで淹れたコーヒーですので、安定した味です。
ホットウォーター
個人的に嬉しかったのは、ホットウォーターをそっと持ってきてくれたことです。
食べ過ぎの時は、温かい飲み物、特に白湯に限る!と私は思っているので、すっと持ってきてくれて、助かりました。
ホットウォーターはお願いすると、もう一杯入れてくれます。
価格と営業時間
アフタヌーンティーの営業時間は15:00~18:00です。
日中と夕方の中庭の様子を見たかったので、今回は16時に予約しました。
価格は一人3200ルピーです。
アフタヌーンティーは二人から注文のところもありますが、こちらは一人から注文が可能です。
一人の場合は、ボックスではなく、黒い平なお皿を三段並べて提供してくれるのだと思います。
レストランの公式サイトには、アフタヌーンティーは、3段の写真が使われています。グルメレビューサイトにも3段の写真が掲載されています。
私はこれまでコロンボ首都圏内では、シャングリコロンボ、ゴールフェイスホテル、タージサムドラ、シナモングランド、マウントラビニアでアフタヌーンティーを楽しんだことがありますが、ウガレジデンスはフードの美味しさが印象に残りました。
参考)
Uga Residence公式ページ
rare BAR + KITCHEN公式サイト
Daily FT:Residence by Uga Escapes
LMD:Uga Escapes
TRAVEL for FOOD:High Tea Rare (Uga residence)
Tatler:Checking In: Residence by Uga Escapes, Colombo
Signature Luxury Travel & Style:Seeing the best of Sri Lanka without sacrificing style
ARCADIA:Tale of Sri Lanka
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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