大統領が参加した日本ばしのポートシティへの移転オープニング!
ダルシャン・ムニダーサ氏が1995年に開業した「日本ばし」が、ポートシティの入口に立つショッピングモール内に移転しました。
2024年4月24日にオープニングが行われ、ラニル・ウィクラマシンハ大統領、水越大使ご夫妻、獺祭の山根さん、中国のポートシティーの方などが参加されました。
目次
オープニングの様子
通行止めと土砂降りの雨

4月24日はイラン大統領がパキスタンからスリランカに到着し、夕方の大統領官邸周辺は通行止めになっていました。
17:30過ぎにシャングリラホテル前の広場で祝砲が何発も発射されていたようです。その様子をシャングリラにお住まいに方に動画を見せていただきました。
日本ばしのメディア会社向けの説明が18:00から、オープニングが18:30からという予定でしたが、通行止めで来場者が送られていることから開始が遅れ、18:40過ぎに屋外バーでダルシャンさんが刀でワインのコルクを飛ばしてワインをあけて振舞われました。
ところが18:50頃に雨が降り始め、19時には土砂降りの雨に。
通行止めで歩いて向かおうとしたものの、雨で歩けずに待機していた方々もいたとか。
テープカット

19:10過ぎに大統領が到着し、テープカットが行われました。
新しい日本ばしの店舗はポートシティーの入口に立つショッピングモールの建物に入っていて、ショッピングモールの車寄せから入る入口と、鳥居が並んでいる道路側の入口の二つがあります。

ショッピングモール側の入口
ショッピングモール側の入口の左右にはアーティストの作品が飾られています。(写真を撮り忘れました。)こちらのお店を工事中に見学した際はダルシャンさんから「日本人で誰かやりたい人はいない?」と聞かれましたが、あいにく私にはそのような知り合いは思い当たりませんでした。

鳥居の入口から入ると、1000本の竹を並べた個室「竹林」の竹が目に入るためインパクトがあります。

鏡割りは鳥居の入口から入った竹の壁の前で行われました。
獺祭の鏡割り

獺祭の提供はスリランカ初となるそうです。

樽にあけた獺祭がなくなってからは瓶から獺祭が振舞われました。

日本ばしはアジアベストレストラン50(Asia’s Best 50 Restaurants)に2013年から2018年までランクインし、ムニダーサ氏のミニストリーオブクラブは2015年から2022年までランクインしていましたが、獺祭で知られる旭酒造は2022年から唯一の日本スポンサーになっています。
参考)
水越大使ご夫妻もご到着

スリランカ日本商工会の皆さん

個室と屋外バーを中心とした店舗
新しい日本ばしは1階席、2階席、屋外席の3つに分かれています。
新しい日本ばしは、旧日本ばし同様にスリランカ産の新鮮な食材を中心に利用するとともに、新店舗に使われている竹、岩、石、砂利などもスリランカ産にこだわり、ムニダーサ氏が採石場や竹林を回って調達したそうです。
1階には個室ではないスペースが若干ありますが、1階・2階ともに個室を中心とした作りになっています。
1階は日本文化をテーマにした個室、2階はお酒をテーマにした個室となっていて、お座敷スタイルの和室、洋室、立ち飲みと利用シーンに合わせた選べるようになっています。
盆栽(最大4名、お座敷、1階)

スリランカ盆栽協会による盆栽が飾られている最大4名まで利用可能のお座敷タイプの個室です。
家族連れやお子様連れのお客様にお勧めだそうです。
生花(最大8名、お座敷、1階)

小原流師範であるダルシャンさんのお母さんからインスピレーションを得た個室「生花」。
1958年にダルシャンさんのお母さんが受賞された賞状が飾られています。
最大8名まで利用可能なお座敷タイプの個室です。

ダルシャンさんのお母さんが生花をされていました。
竹林(最大8名、洋室、1階)

京都嵐山の竹林をイメージした1000本の竹を配した個室です。
スリランカ産の竹を職人が手で色を塗ったそうです。
最初に構想したのがこの個室「竹林」だそうで、お勧めの個室とのことです。
最大8名まで利用可能。

侍(最大12名、洋室、1階)

ムニダーサ家の家宝という侍の絵が飾られたこの個室は、最大12名まで利用できる洋室です。
個室には専用のトイレが備え付けられています。
ウイスキールーム(最大4名、洋室、2階)
厳選されたプレミアムウイスキーを楽しめる洋風ダイニングルーム。
最大4名まで利用可能。
日本酒ルーム(最大4名、和室、2階)

スリランカ最大の日本酒コレクションを眺めながら、日本酒を楽しめる最大4名まで利用できる個室。
ワインルーム(2階)
旧日本ばし本店に2005年から設置されていたワインルームを新店舗にも設置。
ブルゴーニュ色をテーマにしたこの素晴らしい部屋には、最高のワインとお客様の最高のワインの思い出が保管されています!
立ち飲みバー(2階)
こちらも旧日本ばしにもあった立ち飲みで楽しむ椅子のない部屋。
日本のヴィンテージ・ポスターを飾り、日本の路地や街角にある飲酒スペースを模しているそうです。
食事は寿司、刺身、小皿料理などから立ち飲みスタイルに合わせた厳選メニューから選んで注文します。
屋外バー(1階)

おそらく世界最大ではないか?という焼き鳥グリルが設置された屋外バー。
お勧めメニュー
プレスリリースにはA5和牛、寿司、刺身、天ぷら、照り焼き、鍋、焼き鳥、オリーブオイルかけ鯛茶、フォアグラの照り焼き、カラピンチャの天ぷら、テンサビの手巻きがメニューとしてピックアップされていました。
オープニング当日は鉄火巻き、炙りサーモン握り、天ぷら巻き、焼き鳥などで振る舞われたそうですが、食事が出る前にスリランカ日本商工会の皆さんに誘われて、食事に出掛けてしまい、残念ながら食事は味わいませんでした。
営業時間
しばらく予約のみのディナー営業でスタートするとのことでした。
4月24日に伺った際は「翌日から営業」と聞きましたが、4月28日にポートシティーに行った際はお店はやっておらず工事中でした。
入居しているショッピングモールは日本ばし以外はまでできておらず工事中で、日本ばしも2階の部屋はまだ工事中ですので、ご利用の際は事前に予約・確認して行かれてください。
※ゴールフェイステラスにあった旧店舗は2024年3月末日に閉店しています。
営業時間は毎日午後5時から午後10時のラストオーダーまで。
ご予約は+94 77 936 0250またはEメール reservations@nihonbashi.lk まで。
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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